顔つきが若いと言われたこと
顔が若い、ということを以前言われたことがある。
うむ、なんとなく言わんとすることがわかる。
若々しくていいねとか、若く見えるとか、美容の観点から顔の若さを論じられたのではない。
たぶん、人生経験の少なさから来る未熟さが、顔に出ていたのだろう。
今の仕事柄、たくさんの人に出会う。
だからだろうか、自然と、人の顔には、その人の歩んできたストーリーが全て現れるということがよくわかるのだ。
困難を乗り越えて、そして光へと至った人は、とってもあたたかい顔つきをしている。
経済的に成功していても、心がつめたくなってしまっている人は、どこか顔付きが冷たい。
普段はぜんぜん普通に見える。
けれど、ふとした時に見せる微表情がとっても暗いのだ。
そして、その微表情を敏感に察知されるから、いいパートナーに恵まれなかったりする。
表情筋とかの話ではない。
言わば、その人の本心から来る顔つきの話である。
自分にウソをつき続けてしまうと、だんだんと顔つきがゆがんでくるものなのだ・・・。
反面、ほんとうにあたたかい顔つきをしている人は、周りに安心感を与えてくれる。
なんとなく見せる表情までもが、ほんとうにあたたかい。
そんな人がいれば、自然と周りの運気も大いに上がるだろう。
そんな人に、僕はなりたい。
自然と見せる表情がとってもあたたかくて、周りに安心感を与えられて
「また明日もあなたに会いたい」
そう言ってもらえるような、あたたかい人に。
ちなみに、一流とは、ホンモノとは
「また明日も・・・」
がつくものだと個人的に思っている。
ガツンと刺激を与えて、快楽を与えることはそんなに難しくない。
そして、悲しいかな、そっちの方がウケるのである。
けれども、なんだかんだ
「また明日も・・・」
が1番だと思ってる。
また明日も食べたいご飯、また明日も見たい写真、また明日も会いたい人・・・。
世の中で長く愛されるのは、結局そういったホンモノだけなんだろう。
顔が若く見えようが、老けてようが、どちらでもいい。
けれど
「また明日もあなたに会いたい」
って思ってもらえるような人で在りたいなぁと、切実に願うのだ。
あなたの周りで
「また明日も・・・」
はあるだろうか。
もしそういったものに出会えているのなら、それを大切にして欲しい。
あなたが人生の道に迷ってしまった時、それらがあなたの道を切り開いてくれることがあるから。