42. サンバのバウンスはアッ❤️で揺れる

クイックの後はサンバの時間だ。

「次はサンバだ! サンバはどこが発祥か覚えてる?」

リオのカーニバルだから、ブラジルですかね。

「そう! もともとはアフリカから連れて来られた黒人奴隷の間で生まれたリズムがルーツなんだ。」

そうなんすね。

「2拍子でバウンス・アクションが特徴のダンスだよ。」

バウンス・アクション?


「簡単に言うと弾むような動きのことだよ。」

へぇ〜。(よくわかんないけど)

「まずは踊ってみるからしっかり見るように!」

今度は部長とセクシー先輩が踊ってくれるらしい。

2人はボディ・コンタクトが離れた、いわゆるラテン・ホールドと呼ばれる組み方をする。

リズミカルでノリの良い陽気な音楽が流れ始め、2人が動き出す。

2人は向かい合ったり横並びになったりしながら移動していく。

その間ヒザや足首が伸縮することで2人の身体が弾むように上下している。

おぉ〜、これがバウンス・アクションか!


すっげえ弾んでるな〜。楽しそうだな〜。

・・・ん? 何か動きが異様に目立つ箇所があるな。


私の目はセクシー先輩のお腹の上辺りに引き寄せらる。

ボヨンボヨン💓 ボヨンボヨン💓


先輩の豊満なモノがサンバのリズムに合わせてバウンスしている。

はっ! もしやこれがバウンス・アクションなのかっ!? (違う)


もはや私の目はそこに釘付けである。

しかしよく見ていると揺れない所もあることに気が付く。

・・・大きく移動する所は揺れないな。

フロアを1周して来たところでデモンストレーションは終了した。

結局途中からそこしか見ていなかった・・・。

「どう、わかった?」

もの凄く揺れてました!


「はっ?」

あっ、いや、弾んでました!

「あれがバウンス・アクションだよ。」

でも何か揺れてない、いや、弾んでない所もあったような・・・。

「おっ、よく気が付いたな。」

「ちょっとは見る眼が出来てきたようね、坊や。」

デヴィ先輩に続き、セクシー先輩にもお褒めに預かる。

そんなことないっすよ〜、デヘヘ🤤


「サンバには色んなリズムの取り方があるの。代表的なもので言うと《1a2》《SQQ》《123》といった所かしら。」

ワン・ア・ツー?

「アじゃないわ、アッ❤️よ💋」


ん?

「だから、ワン・アッ❤️・ツーだってば💋」

《アッ❤️》だけ異様に響きが悩ましい。


それぞれどう違うんすか?

「そうね、簡単に言えば《1a2》で取るステップにはバウンス・アクションがあるけど、《SSQ》や《123》で取るステップには無いのよ。」

へぇ〜。じゃあ《a》がないとバウンス・アクションはないんすね。

「そういうこと。アッ❤️が大切なの💋」

そもそも《a》ってどういう意味なんすか?

「アッ❤️はね、1拍の4分の1の長さってことよ。」

???

「音の長さの配分のことよ。ビートバリュー、習ったでしょ?」

あっ、そ、そうっすね。(ヤベェ、全然覚えてない)

「ま、それはいいわ。だからバウンス・アクションが続くステップの時はずっと

アッ❤️、アッ❤️、アッ❤️、アッ❤️、

って続くのよ💋」

うぉ〜、早く先輩とバウンスしてぇ〜!


「じゃあ早くステップ覚えてアタシとバウンスしましょ💋」

はい! 

セクシー先輩は去って行った。

あれ?

そういえばバウンス・アクションってどうやるんだ?


次回、クイックはどうなったのか!?


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