23. 肉食系女子・セクシー先輩の矜持

現場でキス寸止め事件が起きた後も、まだルンバは続いていた。

よく見ると周りのカップルも似たような事をしているではないか。

部長によるとルンバでは結構ポピュラーな表現らしい。

「ストーリーも男女のキャラクターもカップルによって全然違うからね、やり方は自由なんだけど基本的には愛や葛藤を表現するのがルンバなんだ。」

へぇ〜、やり方は決まってないんすね。

「表現でこうじゃなきゃイケないってのは基本的には無いね。技術的にはあるけど。」

自由度が高いんすね〜。

そんな話しをしているといつの間にかルンバが終わり、次のパソドブレがもう始まっていた。

しかし私はこの時、非常に大切な場面を見逃していることにまだ気付いてはいなかった!

(これは次回)


準決勝も終わり、少しの休憩時間の間にセクシー先輩が水分補給にこちらに戻って来た。

あのビキニ衣装のままである。(当たり前だ)

黒光りする肌に汗が滲み、さらにエロスを醸し出している。


わがままボディーに釘付けになっている私にセクシー先輩が聞いた。

「どうだった、坊や? アタシの踊り。」

えっ? あっ、そうっすね〜、

・・・すっごくセクシーです! (カラダが)

「そう、ありがと❤️」

ところでルンバの最初のあのパフォーマンスは恥ずかしくないんすか?

「う〜ん、踊ってる時は恥ずかしくないわね。」

プライベートでもあんな感じなんすか?

「やだ、そんなワケないでしょ。アタシだって一応女の子なんだからね!」

失礼しました。

先輩が遠い目をして言う。

「踊ってる時は何か違う自分になれるの・・・。」


いや〜、あんまり違わないような・・・。

「プライベートで男をコッチから誘うなんてしないわよ〜。」

かなり肉食系に見えますけど。


続けて先輩が言う。

「オンナはいつだって待っている生き物よ。」


ホンマかいな。説得力に欠けるわ。

そうこうしている内に結果がでたらしい。

セクシー先輩の組が全種目、ミッチー先輩の組が2種目、決勝に残っているらしい。

先輩、決勝も頑張って下さい!

「ありがと❤️ 

決勝はアタシ史上最高の踊りを観せてア・ゲ・ル💋」


はい! 楽しみです!

(わがままボディーがまた見れるのが) 


次回、はたして見逃していた場面とは!?


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