町の広報誌をアップデートせよ! 東京から新富町役場に飛びこんだ編集女子の挑戦
★共にチャレンジする仲間を募集しています!
世界一チャレンジしやすいまち、宮崎県新富町。
この町で、自分のやりたいことにチャレンジしてみませんか?
宮崎県新富町が2017年4月に設立した地域商社こゆ財団は、新富町でチャレンジを始める新たな仲間を募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。
ここでは、私たちこゆ財団をはじめとして、いまどんな仲間がいるのか、町ではどんなチャレンジが起こっているのかを紹介しています。
今回は、町の広報改革に飛びこんだ編集女子、二川智南美さんのチャレンジです。
2020年4月、宮崎県新富町の広報紙「広報しんとみ」がリニューアルされました。
業務としての広報ではなく、本当に町民が必要としている情報がわかりやすく掲載され、さらには町民が町民であることに誇りを持てるような、次号の到着を待ち遠しく思うような、そんな広報紙にしたい。
そう話す小嶋町長のたっての願いに応えたい!と、2019年9月に東京から新富町に飛びこんできたのが二川智南美さんです。
「広報しんとみ」は、智南美さんが地域おこし協力隊として着任後、所属の総務課の皆さんとああでもない、こうでもないと企画検討を繰り返しながら構成が練り上げられること約半年。
同じく地域おこし協力隊として活躍中のデザイナー、増田悠太朗さんがデザインを仕上げ、ついに完成しました。
その中に新たに設けられたコーナー。ん?俳句と川柳…?
卒業制作で300句を詠んだ生粋の俳句女子
実は智南美さん、大学の専攻が俳句で、卒業制作でなんと300句を詠み、現在も俳諧無心の会、都心連句会に所属しているという、生粋の俳句女子なのです。
群馬県出身の智南美さんは、新富町に移住する前、東京の編集プロダクションに5間在籍していました。編集者として歴史系の書籍を中心に制作に携わっていて、宮崎県にも趣味の一人旅で史跡や寺社などを巡りに何度も来たことがあったといいます。
その智南美さんが新富町に移住を決めたのはなぜなのか。
「初めて新富町に来た時、直感でここに住みたいと思ったんです。人口やアクセスはもちろんですが、人が温かいこと、移住者に対して壁がないことなど、私が憧れていた地方での生活にピッタリ一致したのです。そして、俳句を詠みたくなったというのも理由です」
智南美さんは、2018年に開催された移住イベントに参加した際に新富町とかかわりができ、2018年11月に初訪問。以来、何度も新富町に足を運んでいるのですが、「なぜか俳句を詠みたくなるポイントが多くてテンションが上がる」のだそうです。
そんな得意分野は、新しい広報紙のコーナーにまで発展! 移住直後の2019年9月には、町制60周年記念イベントとして町内で開かれたNHK「俳句王国がゆく」の収録に参加。主宰の夏井いつきさん、女優の壇蜜さん、歌手の米良美一さんとともに出演を果たしています。
町内では高齢者の方を中心に句会が開かれており、智南美さんは俳句の経験を生かして地域の交流にも役立つ活動をしていきたいと語っています。
「新富町は魅力溢れる町であることに加え、こゆ財団の活動や行政の取り組みなど、強固な土台があると思います。しかし、それが町民の方々まで伝わっていないような感覚を持っています。町民と行政、そしてこゆ財団。3つの歯車を噛み合わせる軸として、広報誌がいい影響を与えてくれるようになることが最初の目標です。その後は、それらの情報をもとに町外へも発信していきたいと考えています」と話す智南美さん。
実は、新富町初訪問の際に同行していたパートナーもいっしょに移住し、移住後すぐに新富町で入籍しました! その話はまた、改めて。
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