(MQL4)グリッドトレードのコードを書いてみるよ(準備編前半)
設計について
例を挙げて説明していきます。
説明をわかりやすくするため、具体的な数字を設定しながら最終的に「動く」コードまで公開するのが準備編です。
説明に用いるチャートはUSD/CADの日足です
「売り」「買い」エリアを決めます
以後、「売り」エリアをSELLエリア、「買い」エリアをBUYエリアと呼ぶことにします。
SELLエリアとBUYエリアをどう設定するかが正直キモです。とりあえず、そうとりあえずですが、上記のように設定します(実稼働までにはしっかり決めていきます)。
あと、SELLエリアとBUYエリアを離して設定しています。これは一緒でもいいです(説明も楽になる)が、リスクコントロールの観点、および実稼働させる際のエリア決めの際に「自然に」分かれますので、今回は最初から離しておきます。
SELLエリア
上限レート:1.3825
下限レート:1.3581
BUYエリア
上限レート:1.3497
下限レート:1.3255
グリッド幅と利確幅をイメージする
初めのエントリーレートをオレンジ色の線、グリッド幅を示す線を黄色の線、利確幅を示す線を灰色で表してみます。
今回は以下のように設定します。
グリッド幅:250point = 25pips
利確幅: 200point = 20pips
数値がレートそのものではなく「ポイント」「ピップス」と幅で表現しているので注意。
各々のエントリーポイントについて
概略はこんな感じになるかと思います(BUY側)。
初めてのエントリー: 現在のレート=ASK(買い気配値)
2つ目のエントリー: 1つ目のレート(ASK)- グリッド幅 × 1 × 価格の小数点値※
3つ目のエントリー: 1つ目のレート(ASK)- グリッド幅 × 2 × 価格の小数点値※
4つ目のエントリー: 1つ目のレート(ASK)- グリッド幅 × 3 × 価格の小数点値※
5つ目のエントリー: 1つ目のレート(ASK)- グリッド幅 × 4 × 価格の小数点値※
・・・
※「価格の小数点値」とは、MQL4での_Point変数にあたります。現在開いているチャートの通貨ペアの価格の小数点以下の値です。
例)レートが138.245なら小数点以下が3桁なので0.001、レートが0.89886なら小数点以下が5桁なので0.00001となります。
グリッドの組み立て方に決まりはありませんが、おそらくどのように組み立てても結果的には同じようなかたちになると思います。
ちなみにSELL側はこんな感じ。
初めてのエントリー: 現在のレート=BID(売り気配値)
2つ目のエントリー: 1つ目のレート(BID)+ グリッド幅 × 1 × 価格の小数点値
3つ目のエントリー: 1つ目のレート(BID)+ グリッド幅 × 2 × 価格の小数点値
4つ目のエントリー: 1つ目のレート(BID)+ グリッド幅 × 3 × 価格の小数点値
5つ目のエントリー: 1つ目のレート(BID)+ グリッド幅 × 4 × 価格の小数点値
・・・
イメージわきますか?
BUY側はレートが下がると買い下がっていくイメージ。
SELL側はレートが上がると売り上がっていくイメージと捉えると理解しやすいかも。
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