さて、テキサスのSozo Church から来てくれたチームとの出来事を少しシェアしよう。
その日は駅の近くのシェアキッチンを借りてカフェをして、チームをから3人カフェを手伝って、残りはストリートミニストリーに行く事になった。
僕らは必然的にカフェチームで、地元の人との出会いや関係作りを楽しんでいたのだが、お昼ごろにストリートチームが興奮しながら帰ってくるではないか。
なんでも、一度は駅でギターを弾いたりして道行く人と話すきっかけを作ろうとしていたが(我が家からギターを2本持って行っていた)、実際、駅は皆んな忙しそうに歩き去って行くので、話にならず、遠巻きに見えた上田城に行ってみる事にしたそうだ。
そして、こっからが面白い。
ふらりと入った上田城、そこに出くわしたのがラグビーチーム。
1人はニュージーランドからの選手で英語が出来た。
それをチームが見逃すはずもなく、ジョイとアーロンが声をかけて話し始めたそうだ。
残りのチームはというと、少し離れた所で、一緒いたチームメイト集団と話し始めた。会話の中でわかったのは彼らが試合に負けたばかりだったという事。
すかさず、
「怪我したりしなかったんですか?からだに痛いところは?」
誰も反応せず。
ほどなくして、リーダーっぽい人が、「そういえばおまえ手首痛めたよな?」と1人を引っ張り出す。
「手首のために祈って良いですか?」
と、アレックが短く祈って、そして、聞いてみる。
「手首はどう?」
恐る恐る手首を動かして、「あれ?痛くない…。」
するとこれは不思議とリーダーも、
「実は俺も足を痛めてて」と。
また祈ろうとしたテキサスチーム。
でも、リーダーのジャスティンは思いついて、さっきの手首の人に
「彼のため祈ってみて下さい」と言い出した。
治った手首の方の手を、リーダーの足の痛いところに置いて、ジャスティンと同じように祈る手首の人。すると、あら不思議、その場で足踏みしたり走ったり確かめてみると、痛みが全く消えて、彼も治ってしまったそうだ。
するともう1人、これはチャンスいう感じで、肩が痛いという選手も出てきて、彼も癒やされたそうだ。
そんな事が起こっているとも知らないジョイとアーロン。まだニュージーランドのその人と話していた。
ジョイは神さまからインプレッションを受けて、彼に「神さまがあなたとお父さんの関係を修復したいと願っているよ。」と彼に伝えると、彼は自分の事をなぜ見透かされているのかと、ビックリした顔になった。
その2秒後に、さっきまで離れたところにいたジャスティンがやってきて、ジャスティンも彼に神さまから示された事を彼に伝えた。
「神さまがあなたとお父さんの関係を修復したいと願っているよ。」
2人の全く同じ言葉。
これには、ニュージーランドの彼も唖然。ジョイもアーロンもびっくり、もちろんジャスティンも。
当惑する彼に、神さまがどんなに彼の事を愛しているかを伝えたそうだ。
さらに彼が言うには、彼のルームメイトもクリスチャンで、いつも彼に福音を語っているとのこと。
しかし、残念ながらそこでタイムアップ。
ラグビーチームは行かなければならず、それ以上深い話は出来なかったが、ルームメイトを通して彼がキリストに出会う事を信じて期待して祈ることにした。
2023年、夏の忘備録