夫婦Vision Retreat~夏をふりかえって~
8月のニュースレターで、忙しかった夏を夫婦でふりかえって、次につなげるために、「ビジョンリトリートに行ってきます!」と書いたが、私たち行ってまいりました。
「リトリート」についてちょっと補足しておくと、"Re-treat"つまり直訳的に解釈すると"もっかい、取り扱う"という事だ。そして、リトリートという言葉は軍隊用語の一つみたいで、「一旦後退して整える」みたいな意味らしく、そんな感じで、「ちょっと前線から離れて、勇気ある撤退をして、全体を俯瞰的に見ながら、精神統一しながら、祈りと熟考の中で次の一手を神さまに伺い求める侍」を思い浮かべる感じで私はとらえている。
だから決して、「今年は結婚10周年目だから、キャンプ場に行ってバーベキューしておいしいものを食べたりしてパーティーしようぜ~」というわけでは毛頭ないのだ。いやいや、本当に、もちろんだ。
その辺をきっちり誤解されないように防衛ラインをはっておいてから話しをすすめよう。
夏をふりかえって、反省したこと、その1
ずばり、
「畑管理の失敗」(とほほ)
まず、しっかりと言い訳から説明しよう。
私たちが畑を借りることができたのはもう4月になろうとしていた3月だ。
しかも、そこは、まあいいように耕作放棄されていたジャングル状態の畑。
草を刈り、地を起こす、それだけでもかなりの時間と労力が必要で。しかも、僕らは農耕機も持っていなかったので、機械を借りられる範囲でどうにかやりくりするという状況だった。
しっかりと私の言い訳が心に響いたただろうか?
それでも何とかジャガイモやら、ネギやら植えることができたが、その間、生活のために電気工事の仕事もしていて、東京や埼玉などに泊りがけで仕事に行っていたので、ちょっと畑から離れている間に草はボーボーはえてくる。
それに加えて、イノシシにジャガイモを根こそぎ喰われる大事件も勃発。
そんな、畑初心者のけなげなヒューマンドラマさながら状態と同時並行で、天倉ハウス(自分たちの家を天倉ハウスと呼んでいる)に興味をもって来てくれる素敵な方たちがわりとコンスタントに来てくださる。
あ、もちろん、仕事も、お客も本当にありがたくて、誤解のないように、みんな大好きである事をここに明記しておきたいが、
つまり、この状況を私の正当な言い訳と知っておいて頂いて、ご傾聴願いたいのだが、
つまり、それは、
「畑管理の失敗」なのだ。(同じこと二回言ったなか?)
今回、夫婦ビジョンリトリートで私たち言わずとも痛感している畑事情のその辺を振り返りながら、
「スケジュール管理」
「体力管理」
「必要器具を揃えること」
「耕作放棄地を畑にする計画の立て方の見直し」
「こころ持ち管理(焦りとかやる気とか)」など、
盲点、反省点てんこ盛り。
本当は、私たちのために祈ってくれたり、実際に我が家に来て畑を手伝ってくださったそんな皆さんに、天倉ファームで収穫したジャガイモやらトマトやらを"サプライズ発送"して、皆さんが玄関先で僕らの野菜とご対面して涙する、そんな友達や家族の顔を思い浮かべて妄想していたのだが…。
現実とは思い通りにいかないものでして、今回僕らはリトリート(勇気ある撤退)する事になりました。ま、それでも、ちょこちょこトマトやきゅうりはすずめの涙ほどにはとれたのだけど、正直、イノシシじゃがいも事件で心折られた感じがする。いつか、あのイノシシを獲ってきて、ベーコンポテトパイを皆さんに贈りたい。(笑)
でも、やっぱり一番はスケジュール管理だなあ。でもやってみないと分からんかった。
なので、今年は畑を3枚も借りれて、下手でもなんでも挑戦したという事で良しとして、次につなげようと思う。
しかし、皆さん、朗報です。
僕らの畑3枚ある内の1枚はいい感じで、大豆と落花生がすくすく育ってます。
このままイノシシに食べられなければちゃんと収穫できる気がする。(ガッツポーズ)
収穫手伝いに来てくれる方いたら大歓迎です。
という事で、「夫婦Vision Retreat~夏をふりかえって~その1」に選ばれたのは畑の管理でした。
今は考えられる万全の「2024年度たけちえ畑管理体制」を話し合い、「冬季の土づくりからの豊作で食べ物がありすぎて困っちゃうね、これじゃあ逆食糧危機じゃん計画」を立てておるところです。
転んだら起きる、失敗したら改善するのであります。
というか、農家で働いた時期に、圃場(畑とか田んぼの相称)は本当に良いミニストリーの場所になるという実感だったので、うまくいくかどうかより、野菜も人もヘルシーに育つ一石二鳥のミニストリーという感覚で、神さまが作った自然という贈り物の中で、気長にコツコツ楽しく前進をモットーにやっていこうという次第です。
ということで、ここまで読んでくださってありがとう。
また、シェアできたら「夫婦Vision Retreat~夏をふりかえって~」シリーズ更新していきますのでよろしくお願いいたします。
皆さんの人生というミニストリーがさらに祝福されますように!
2023年、夏の忘備録