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自分の人生だけ前に進まない感覚。



27歳。周りは結婚ラッシュ。仕事も忙しそうで順風満帆に見える。

かく言う自分は新卒で入った会社を辞め、海外留学から帰国。求職中。恋人もいない。

今はすごく楽しい。時間もお金もある。
でもどこか虚しい。

月並みな言葉だけど「幸せ」は人それぞれ。
頭では分かっているし、自分の思う幸せを追求してきた。
在職中は仕事量、責任共に多く、人生の若い貴重な時間を会社に費やしてる場合じゃないと思って辞めた。
まずはやりたい事をやるべきだと思った。

行きたいと願っていた留学では英語力を伸ばせたし、初の海外ということもあり新しい世界を見ることができ、知見も広がった。

足るを知れば間違いなく自分は幸せ者だろう。


でも、家庭・仕事を両立させることが"幸せ"という
社会通念上の価値観も確実に自分の中に存在する。
「社会通念上の幸せ」という大きすぎるモノサシが自分を苦しめる。
そして、その幸せを身近にいた人たちが掴み始めている。

そこに猛烈に劣等感を覚えている。

劣等感は時に自分を突き動かすエネルギーにもなるが、基本的には魔物だ。
最近では親友の朗報が疎ましくさえ思える。
喜ぶことはおろか、その逆の感情さえチラつく。

本当に情けない。

自分軸で生きるって結構難しい。

思えば、高校生から現在までの10年くらい、定期的に他人と比べて気後れしている。
趣味も勉強も仕事も自己実現の為と言い聞かせてきたが、もしかすると他人にマウントをとるためのツールだったのかもしれない。
弱くてプライドの高い自分を守るために。

だけど、どれほど自分を武装してもライフステージは中々変わらない。

人間、同じステージにいる者同士でしか共感し合えないことが沢山あるだろう。
同じような環境で育ち、同じようなことで笑い合ってた人たちが自分のいるステージを離れていく感覚が毎度寂しい。

自分はいつまで燻り続けるのか。
見栄とプライドにいつまで支配されるのか。
いつ大人になれるのか。


感情がアップダウンすることには慣れている。
現状も自分がわざわざ選択したことの結果に過ぎないし予想もしていた。

これからも遠回りの人生だろう。
遠回りのその先に何かを見つけるのか、それとも彷徨い続けるのか。
自分の性質とうまく向き合いながら、納得のいく人生を送りたい。

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