【コレ1択!】USバンクでお得にUSドル口座から日本円を引き出す方法!
こんにちは。TAKAです。
今回はアメリカの地銀、ユニオンバンクがUSバンクに吸収合併された事によって銀行システムが変わったことで、ATMカードの使用方法が分からなくなってしまった方がいると思い、実際にATMで現金引き出しをやってみました。
検索すれば割とUSバンク関連の記事は見つかりますが、ATMを実際使ってみたという記事が見当たらなかったので、自分で実際にセブンイレブンや郵便局に行ってみました。
実際やってみると、こうした方がよりお得にドルから日本円に両替え出来るのではないかというカイゼン案が出てきたので、その事も併せて書いてます。
【この記事を読んで得するポイント】
USバンクのATMカードが使える場所が分かる。
USバンクのドル預金をATMで引き出した結果がわかる。
USバンクのドル預金をお得に日本に送金する方法が分かる。
ユニオンバンクからUSバンクへ
三菱UFJ銀行のカルフォルニアアカウントプログラムという主に米国留学や米国赴任者向けのサービスがかつてありました。
そのサービスはアメリカの地方銀行、ユニオンバンクに米ドルの普通預金口座(セービングアカウント)やチェッキングアカウントを日本にいながらにして開設できる日本で唯一のサービスでした。
しかし、去年(2022年)の12月に正式にユニオンバンクはアメリカの大手地銀、USバンコープ(以下、USバンク)に全株式を譲渡されることになり、ユニオンバンクはUSバンクに吸収合併されることになりました。
その後、銀行システムをユニオンバンクからUSバンクに移行する移行期があって、様々なアナウンスを顧客向けに行っていたのですが、先頃、アメリカの地方銀行の一つであるシリコンバレーバンクに端を発する銀行破綻が相次いで起こり信用不安がアメリカのみならず世界中に巻き起こりました。
その一連の騒動はアメリカ当局の全額預金保護政策により一旦は収まったのですが、そんな最中、ユニオンバンクはUSバンクへと移行するということでかなりの問い合わせがあったと言います。
ぼくも少ないながらも預金があったので心配していたのですが、アメリカには日本と同様の預金保護制度がある事を知っていたので、夜も眠れないほどではありませんでした。
そして、2023年の7月15日までに新しいUSバンクのATMカードが無事届き、ユニオンバンクのカードはそれと置き換わるというアナウンスがあり、ぼくの元には6月半ばにATMカードが届きました。
USバンクのATMカードのアクティベーションを行う
USバンクのATMカードはアクティベーションを行わないと使用できません。
いくつかアクティベーションの方法はあるのですが、ぼくはオンラインでアクティベーションを行い、無事、ユニオンバンクからUSバンクにカードが置き換わりました。
(※アクティベーションの方法については別のサイトを参考にしてください。)
どうやら、説明書に書いてあったモバイルバンキングアプリは日本では使えないようで、オンラインバンキングを使用するにはUSバンクのWEBサイトにスマホやPCから直接アクセスする必要があります。
また、カードをATMで使用する際に必要だったPINコードはユニオンバンクのものをそのまま使用できます。
セブンイレブンにあるセブン銀行のATMで日本円を5万円引き出してみた。
セブンイレブンのATMのロケーションはこちらから。
USバンクのATMカード(デビットカード)はマークこそ何も書いてないですが、VISA PLUSの機能が付いてます。
VISA PLUSが使えるということは、ファミリーマートのイーネットやローソンのローソン銀行でもPLUSのカードは使用出来るとWEBサイトに載ってあったのでUSバンクのATMカードを使って日本円を引き出すことが出来ます。
今回はセブンイレブンのATMで現金を引き出してみました。
セブン銀行のATMはカードを入れた時に自動認識でインターナショナルサービスに繋がるので操作は簡単です。
まず、ATMを利用するのに利用料が220円かかります。
これは平日のゆうちょ銀行で引き出そうとした時も220円かかると画面に表示されたので、USバンクのATMカードをATMで使用する場合は現時点では必ずかかるようです。
セブン銀行では最初、10万円を引き出そうとしましたがリミットに達していると表示され引き出せませんでした。
次には5万円を試しに現金引き出ししてみました。
PINコードを入力し現金引き出しは無事成功したのですが、手数料についてはセブン銀行の220円の手数料以外は何も表示されなかったので、USバンクの方の手数料はどうなっているのか、と思いUSバンクのオンラインバンキングで見てみました。
”PENDING(保留中)”とありますが、現金を引き出したのが日曜日で月曜日はアメリカで『Juneteenth』(ジューンティーンス)という、アフリカから現在の米国に連れてこられて奴隷にされた人々が解放された日で銀行が休業日だったので火曜日になってから再びオンラインバンキングを見てみました。
すると、ステータスが"completed"になって、359.10ドルとフィー(手数料)が引かれていました。
fee(手数料)の詳細です。
日本円で5万円の引き出し額が359.10ドルでレートが1ドル=139.85円。
これは手数料の220円を足して算出した数字です。
そして、ATM手数料が2.5ドル、"Processing fee(国際取引手数料)"が別に10.77ドル掛かっていました。
つまり、日本円で5万円引き出すのに手数料があわせて2077円(1ドル=140円換算)掛かってしまった訳です。
これではユニオンバンク時代のATM手数料、5ドル=700円に比べて割高に感じてしまいます。
ゆうちょ銀行のATMで試しに現金を引き出そうとしてみた
続いて郵便局のゆうちょ銀行のATMでUSバンクのATMカードを使い現金引き出しをしてみました。
結論から書くと、「ゆうちょで引き出すのは止めた方がいい」です。
ゆうちょ銀行のATMでPLUS(プラス)の取引を選択し5万円引き出そうとすると、なんと385ドルかかると表示されました。(別途220円のATM手数料も掛かります)
これには、USバンクのFEE(手数料)が含まれているのかもしれませんが、それでもセブン銀行よりレートが割高です。
また、PLUS(プラス)の他にもう2つ選択肢があったのですが、それはまたレートが異なる場合もあります。
現時点でPLUSの取引をしてみた限りでは、ゆうちょ銀行で現金を引き出すのは割りに合わないので、ゆうちょ銀行での現金引き出しはおすすめ出来ません。
【これが本命!!】USバンクのドル預金をお得に日本円で引き出す方法
米ドル口座から日本円に両替して国際送金するにはWISE(ワイズ)一択です。
何と言っても安くて速い。
WIseは米国内ではACHを使って格安で送金し、国際送金には日本国内の銀行間の取引を利用する独自のシステムを使用しているので安くて速い送金を実現しています。
Wise(ワイズ)は手数料が安く、為替レートが良い!
試しにUSバンクのATMカードを使ってセブン銀行で5万円引き出した場合と比較してみます。
セブン銀行で5万円引き出した場合のレートは1 ドル139.85円でしたが、wise(ワイズ)の場合は1ドル143.735円とかなり良いです。
また、ワイズの手数料は4.39ドルと、USバンクのATMカードを使った場合の合計手数料13.27ドルと比べて割安。
合計52892円と3000円以上お得に両替できる計算です。(セブン銀行の場合は49780円)
今度はWiseで2000ドル送金した場合の手数料を見てみましょう。
合計手数料が15.41ドルと、ATMで2000ドル引き出した場合の66.35ドルと比べてかなり安いです。
また、ATMカードを使った場合の手数料は約4%でしたが、wise(ワイズ)の手数料は0.77%とかなり割安。
また、為替レートも3ドル以上良かったのでワイズを使えばかなりお得。
Wise(ワイズ)は送金が速い!
WiseでACHを使い500ドルの国際送金を試してみたのですが、要した時間はたったの30分。
〇詳細はこちらの記事より。
※2番目の画像の料金は6月27日に国内銀行に着金した分なので若干、為替レートが違います。
Wiseにアカウントを作って国内の銀行に送金するには、身分証明書をスマホで撮影したり、3000円、ワイズのアカウントに入金したりと少し手間がかかりますが、その手間をかけるだけの価値があります。
この記事のまとめ
USバンクのATMカードを使ってコンビニで日本円を引き出すと手数料がけっこうかかる。
ゆうちょ銀行は為替レート的に不利。
Wiseを使えばお得にACHで入金できる。
Wiseでアカウントを作るには身分証明書が必要。
以上、「USバンクでお得にUSドル口座から日本円を入金する方法」でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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