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30%の不安
先日、島田紳助さんのYouTube登場が話題になっていました。
彼の言葉とされるもので、私がとても好きなフレーズがあります。
30%の不安。
夢のためにはこれ、必要やねん。
不安がなかったら努力せんもんなぁ。
自分を追い込みながら腕一本で頂点を駆け抜けた彼の言葉は心に刺さります。
私も将来のキャリアについては30%くらいの不安を抱えながら仕事をしています。
終身雇用で守られた総合商社を飛び出し、いつクビになるかもしれない生き馬の目を抜く外資系投資銀行に飛び込んだ頃の不安は90%くらいでした。過剰なストレスで人格が変わりそうになるときもありましたし、毎日3時間睡眠くらいでオフィスと家を往復する日々は体にもかなりの負担がかかりました。若かったからできたのかもしれません。
しかしそういった極限状態を乗り越えたからこそ、その努力が自信につながり、目の前の仕事を一つ一つこなしながら不安レベルは少しずつ下がっていきました。
そして投資銀行の仕事にもある程度慣れた頃に今の会社からお声がかかり、金融界のレジェンドの下で3社目を経験しながらなんとなく世の中での自分のレベルというものが客観的に見え、いまのところ不安レベルは30%に落ち着いています。
30%というのはちょうどいい緊張感です。一つ一つのタスクに真剣に全力で向き合い、しかし心や体を壊すほどのプレッシャーではなく、プライベートも十分確保できるくらいです。
新しい環境にチャレンジすると、また不安レベルは高まるでしょうね。
50%の不安→努力→自信→30%の不安→環境変化で50%の不安→努力
の繰り返しで成長していくのが良いのかもしれません。