「自己効力感」の重要性
最近、人生100年時代の到来についての名著『LIFE SHIFT』を読み返しています。
長寿化に伴い、これまでの「教育→仕事→引退」という3ステージの生き方から、「マルチステージ化」していくという主張。
人生の中で柔軟に「変身」を重ねていくためには年齢に関係なく新しいスキルを身につけていく勇気や努力が必要となり、カギを握るのは「自己効力感(自分ならできる、という認識)」と「自己主体感(みずから取組む、という認識)」だと書かれています。
思い返せば、私が米国MBA留学で得られたかけがえのないもののひとつがこの「自己効力感」だった気がします。過酷な米国トップスクールのMBA受験プロセスを勝ち抜いたという自信、そして留学中もいろいろな試練にあえて飛び込みもがきながら乗り越えていった事実。
もともと私は自分に自信が持てない人間で、MBA留学したいという原動力も自分へのコンプレックスでした。
MBA生活の締めくくりに、当時のアメブロでこんなことを書いています。
「やらずに後悔よりやって後悔」をモットーに思い切って私費留学という選択をしたが、留学中はとにかくこれまでやったことのないこと、少しでも興味のあることを、時間とチャンスのある限りなんでもかんでも手を広げてやってみた。その結果、当初自分には無理ではないかと思われたことも、失敗を恐れずとにかく飛び込んで食らいつけばどうにかなるという、自信とも開き直りともとれる何かを得ることができた。
そしてMBAをきっかけに、三井物産を辞めて自分の腕でキャリアを、そして人生を切り開いていく、という決心をしました。当時の私にはこれは世捨て人にでもなるような一大決心でした。
しかし今ふりかえってもあの決断は間違っていなかったと思います。まして人生100年時代で70歳まで働き続けることになれば、自分のマーケットバリューを高め、会社に頼らないキャリアをデザインしていくことの重要性はいっそう高まると確信しています。
そこで。突然ですが。。
キャリア・コーチング始めます
今年の私の目標に「アウトプット能力を磨く」ことや「とにかくアクションを起こす」ことを掲げています。
このアクションの第一歩として、将来のキャリアデザインに不安を抱き悩みを抱える大学生、20代、30代の方々を相手にコーチングを始めようと考えています。
近々トライアルを発表します。ご期待下さい!!