知性は母親からしか遺伝しないと聞いて安心した
こんにちわ。転妻専業主婦の双耳です。
いささか衝撃的なニュースが目に飛び込んできて動揺を隠せません。
最近の初耳学で取り上げらていたことがきっかけで知ったわけですが、
「知性は母親からしか遺伝しない」ってマジですか?
人間の内面は遺伝する
まず自分が母親から知性を受け継いでいることにも驚きだが、喜ばしいのは自分が子供に遺伝できるのは知性だけだということだ。
どうも知性をつかさどる部分は母親の血を受け継いで、感情や本能を司る部分は父親の血をひくそうだ。
つまり!
私自身の「クソ引っ込み思案コミュ障オタク気質人生食傷気味」な性格が子供に一滴の血も流れないと思うと大変喜ばしい。
自分の子供が自分みたいな性格だったら嫌だと思っていたが、父親たる自分の夫に性格が似るとしたら愛しくてたまらないだろう。
これはもう異性間恋愛の真実を語ったようなもんだ。
女はとにかく自分の知性と教養とを磨いて、子供を産むなら性格のいい男の子種をもらえっちゅうことだ。
自分は勉強サボって頭のいい男と結婚して稼ぎを頼ってラクしよーなんて考えるとバカな子供しか生まれない可能性があるのだ。こわいぞ。
父親の性格
しかし自分の「クソ引っ込み思案コミュ障オタ(以下省略)」な性格がまさか父親からの遺伝だとは思わなかった。
遡ること思春期にはすでにこうした芽生えがあったわけで、たしかに社会経験の薄い人間の性格にしては至極暗いから明らかに遺伝の要素が強い。
思い返せば父親は「何度か死のうと思ったことがある」と言っていた。
そんなことを娘に言うくらいだから、うんまあ、それなりに察する。
母親の知性
母親は私がまだ幼少だった40歳あたりで精神を病んで病院送りになってしまってから51歳で死ぬまで会うことは無く、本人の知性など知るすべはない。
葬式で遺体を目にした時も、心の第一声は
「誰これ。」
そして火葬場で焼かれて骨になってようやく
「ああ、そういえばガリガリで骨皮筋子だったな」
と思い出したくらいには母親の記憶がない。遺影を見てもいまいちピンと来ない。家庭の中に「母親」というポジションが抜け落ちていたからテレビドラマを見たりすると違和感たんまり。「母親」っていったいなんぞ?
しかし自分の知性が母親ゆずりであるなら、母親もBラン大学程度は出るアタマをしていた計算になる。
10年以上も家族と離れて一人病室で何を思いながら過ごしていたのか、そんな時空に思わずめまいがする。
性格のいい夫と出会えてよかった
結局これにつきる。
顔はどちらに似ても中の下あたりだろうけど、性格が夫に似るなら多くの友人に囲まれてもう誰にでも愛される子に育つだろう。
今まで子供はほしくないと思っていたが夫のような子がもう一人誕生するなら、私も子宮だけなら世の中に役立つかもしれん。
すでに妄想の我が子がいとしい。
しかしメンクリにご厄介になっているようなうらめしい情緒は私の代でおしまいになるようで安心した。
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