今年も暑い多治見 withコロナの時代の熱中症対策
多治見さかえ法律事務所のある岐阜県多治見市。
おととい(6月5日)の最高気温は、34.2度。全国一の暑さとなりました。
東海地方は各地で30度を超える真夏日となり、岐阜県多治見市では全国で最も暑い、最高気温34.2度を観測しました。(6月5日 東海テレビNEWS)
2018年に4回40度を超えた街 岐阜県多治見市
多治見市は、2018年に4回40度を超えています。
2018年は、駅前の温度計が40度以上を表示する日が相次ぎ、33度が涼しく感じられるほどでした。
気象庁の多治見のアメダスの観測データによると、過去の多治見の日最高気温の高い方から順に並べていくと、
40.9度 (2007/8/16)
40.8度 (2007/8/17)
40.7度 (2018/7/23)
40.7度 (2018/7/18)
40.4度 (2018/8/6)
40.2度 (2018/8/2)
39.9度 (2018/8/3)
となります。
気象庁 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) 多治見(岐阜県)
2007年の40.9度は、当時の暑さ日本一ということになり、岐阜県多治見市は暑い街として全国的に知られるようになりました。
多治見さかえ法律事務所は、そんな暑い街にあります。
感染症対策と熱中症対策をどう両立させるのか
暑い街・多治見でマスクをして過ごす。
これは、大変ハードな試練となりそうです。
暑い夏の新型コロナウイルス感染症対策はどうあるべきなのでしょうか。
厚生労働省は、5月29日に、「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントを発表しています。
新型コロナウイルス感染症についての十分な予防を行いつつ、熱中症の予防も心掛けるためのポイントをまとめています。
これによると、マスクについては、屋外で人と少なくとも2m以上の十分な距離が確保できる場合には、マスクを外してもよいとします。
夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。このため、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。
また、マスクを着用している場合にはこまめに水分補給をし、適宜マスクを外して休憩をする必要があるとしています。
マスクを着用している場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けるようにしましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩することも必要です。
さらに、冷房時でも十分な換気を確保しなければならないため、室内温度が高くなることから、エアコンの温度設定をこまめに調整する必要があるとしています。
新型コロナウイルス感染症を予防するためには、冷房時でも換気扇や窓開放によって換気を確保する必要があります。この場合、室内温度が高くなるので、熱中症予防のためにエアコンの温度設定をこまめに調整しましょう。
問題は、都会はもちろん、地方の人通りの多い場所では、屋外で人と少なくとも2m以上の十分な距離を確保するのは難しいのではないでしょうか。
さきほどの、「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントでは、従来からの熱中症予防行動の徹底も呼びかけています。
外出時は天気予報や「暑さ指数(WBGT)」を参考に、暑い日や時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。
今年の夏は、新型コロナウイルス感染症対策だけでなく、熱中症対策としても、ステイホームやリモートワークといった行動変容が必要になってくるのかもしれません。
学校現場では 勉強の遅れを取り戻す必要も
なお、多治見市では、市長が次のようなメッセージを発しています。
新型コロナウイルス感染症に関する多治見市長からの緊急メッセージ【令和2年5月26日17時更新】
教育委員会と各学校は、児童生徒と保護者の協力のもとに「元気に学習310作戦」を開始します。
「3」は休校していた期間3カ月。「10」は来年3月までの10カ月。3カ月の学習の遅れを令和2年度中の10カ月で取り戻します。
みなさんで力を合わせて頑張りましょう。
2年前は多治見市の公立小中学校のエアコン普及率は0%と惨憺たる状態でした。
しかしながら、昨年6月までに、エアコンの設置が完了しています。
エアコンが設置されたことで、市長の謳う「元気に学習310作戦」も十分実現できそうですね。
感染症対策も熱中症対策を十分に行いながら、勉強の遅れを取り戻していく。
暑い街の様々な場所で、withコロナの時代をどう切り抜けていくか、試行錯誤が始まりそうです。