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何故デザイン事務所からSmartHRに転職したのか。今、何を目指しているのか。
はじめに
初めまして。
SmartHRのサービスデザインユニットでチーフを勤めている
tajimaruといいます。
得意分野はエディトリアルデザイン、
不得意分野はウェブデザインです。
今回は自己紹介を兼ねて「なぜSmartHRに転職したのか」「今、何を目指しているのか」を書いてみようと思います。
なぜSmartHRに転職したのか
11年勤めたデザイン事務所からの転職活動
私は当時、デザイン事務所で働いていました。11年勤務と割とながく勤め、自身としても十分に力をつけた自信もあり、新しいことをしたくなっていました。独立と転職で迷っていましたが「デザインに関わりつつも、全く違うところで全く違うスキルを学びたい!」という気持ちが強く、転職を選んだことを覚えています。
しかし、もっぱら紙ものをやってきた私は同じような業種しか知らず、転職先が思い付かないので転職エージェントを頼ることにしました。
転職エージェントには下記の条件を伝えました。
デザインを大事にしている会社
ウェブデザインがあるところ(自分はウェブデザインできないのに)
事業会社(受託しか入ったことがなかったので)
風通しが良い(年齢や派閥などの壁でギスっているのは嫌)
今思うと、とにかくやったことがないこと・体験したことがないことが多い方に行きたいという意思が強かったのでしょう。ウェブデザインはほぼやったことがなかったですが「まぁなんとかなるかな」くらいにしか考えず楽観的だった気がします。
SmartHRなんて全然知らない
転職エージェントにSmartHRを紹介されたときは、正直言って全然知りませんでした。「なんやろこれ?SaaSって何?なんかカタカナ多いな〜」くらいの認識…。検索してみるも、読むものがわんさか出てくる!
HP・note・mag・PDF・blog・研究室などなど…。ますます良くわからなくなっていきました。
ただ、その時読んだバリューに凄く共感したのを覚えています。
今は少しバリューが変わりましたが、当時のバリューである「早い方がかっこいい」「人が欲しいものを作ろう」が凄く刺さりました。自身がデザインをする上で大事にしていたことだったので、ここでなら感覚を共有できるかな〜と想像することが出来たんです。早速エージェントに頼んでカジュアル面談を組んでもらったのでした。
今、何を目指しているのか
SmartHRに入ってみて正直どう思ったか
SmartHRに入社して、働いてみて正直どう思っているか。もう2年も経ってしまったので思い出しつつ、今の気持ちも混ぜ込んだものになりますが、良い感想と悪い感想と苦労したことの3つがあります。
良い感想
会社の雰囲気がめっちゃ面白い!Slackでボケてる時なんて最高!
良い人多すぎ!言葉にちゃんと気をつけつつ建設的!
裁量があってデザイン承認が早すぎ。納得行かない修正もない
悪い感想
カタカナ多すぎ!情報量多すぎ!
デザイン組織としてはまだ未成熟で成長機会がシステム化しきってない
企業の成長スピードについていくには推進力や協調性がないと難しい
苦労したこと
受託と比べて課題の抽象度が高い。企業のために何をやるのか・何故やるのか・どうやるのか・誰とやるのか・何を成功とするのかなどがわからない状態から始まることがある
受託時代より「チームというものを自分達で形にしていく」という姿勢が必要なこと。こういう制度や仕組み、習慣が欲しいなと思ったら自分で動くこと。話してみること。
結構正直に話してしまいました。大丈夫だったかな。(ドキドキ)
今何が面白いと感じているか
現在、私はSmartHRのサービスデザインユニットのチーフをしているわけですが、やはりメンバーのころよりは圧倒的にデザイン・ディレクション業務は減りました。
ユニットの方針やキャリアを考える傍ら、新たに立ち上がるPJに入らせていただいて、今まで以上にユニットとして力を発揮できるところはないかを模索するのがメインの業務です。
そんな中、私が一番面白いと感じる業務は「企業に貢献できつつデザインで遊べる場所を新たに作る」ことです。ユニットメンバーに遊び場を提供できて、それがしかも企業へ大きく貢献できている。そんな場所を作ることです。(そしてできれば私も混ざって遊びたい)
楽しんで働けて、事業貢献出来て、自分もメンバーも成長できればこれ以上はないですよね。
中々簡単に行くことではないですし、未だに上手く実現しきったことはないかもしれませんが、日々そんな場所を作るべくあれやこれやと考えています。
デザインをしないのは楽しくない?
たまに聞かれるのが「デザインやAD業務が少なくなって面白くなくないですか?」という質問です。
これはきっと人によるのでしょう。少なくとも私はデザインという分野でなくとも「やったことがない仕事」は学びがたくさんあり、面白く魅力的に感じます。
今までに培ったスキルを活かせていないとも思いません。
私がこれまでのデザイナー人生で培ったスキルの中で「デザインスキル」とは、ごく一部分です。
11年もデザイン事務所で前線でデザインしていたので、デザインスキルにも自信はありますが、それ以外にも、推進力・ファシリテーション・プレゼン力・編集力・チームビルディングなどなど様々なスキルを培ってきました。今も、新しい物事に挑戦することで、デザインスキルではない新しいスキルが磨かれるのを日々感じます。
ただし、私が他のマーケやセールスの方たちより秀でているのは間違いなく「デザインができること」なので根幹としてデザインがあることは大事です。手を動かすことも大事です。常に現場の意識も必要ですし、それはそれで楽しいですから。
これから何を目指しているのか
キャリアプランというやつです。実は、自分のことには楽観的なので「なるようになるだろう」とあまり深く考えていません。ですが、興味があることはあります。それは、「もう少し広い目線から組織とデザインを繋げていったり、もっと広い範囲でみんなが活躍できる場所を作っていきたい」ということです。
様々なことを言い訳に物事を諦めたくないのです。時間を言い訳に品質を諦めたくないし、企業貢献を言い訳に楽しさを諦めたくないし、売り上げを言い訳にかっこよさを諦めたくない。PJを言い訳にトキメキを諦めたくない。仕事量を言い訳に現場を諦めたくない。などなど…
そのためには自分が一人で奮闘するのではなく、そんな環境をみんなに与えて楽しんでもらう方が上手くいくと思っています。
もちろん、大人なので諦めざるを得ない時はびっくりするぐらい諦めが良かったりもするのですが…笑
以上が私ことtajimaruの自己紹介になります。