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密かにおじいさんみたいな趣味を持っている私
はじめに
初めまして。SmartHRのサービスデザインユニットのチーフのtajimaruと申します。
私のことを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
今回は全然仕事と関係ない、私が話したいだけの趣味について語ります。
何故書こうと思ったのか
実は私は人に言ったことがない密かな趣味があります。
ただし、それは秘密にしなければならないような趣味ということではなく、説明するに足らないような他愛もない趣味ということです。
わざわざ人に言って聞かせるまでもない趣味なので、今まで誰にも話したことがありません。
今回、その趣味について書こうと思ったのは、「趣味」というもののハードルを最底辺まで低くし、「そんなものが果たして趣味と言えるのか?」というようなものも「趣味」として楽しんでくれる人が増えたら良いな、と思ったからです。
密かな趣味とは
その密かな趣味とは「時間がゆっくり経過するのを感じること」です。
どういうことなのか。
例えば、飛行機が雲と雲の間をゆっくりと飛んでいるのを見つめたり、カーテンが風で揺らぎ、差し込む光が形を変えるのを見つめることなど、今のこの時間が形を変えて、ゆっくり流れてる様を実感することを意味しています。これが存外楽しい。
コツは、ゆっくりと変化していて、それでいて二度と同じカタチにならないものを見ることです。昼寝前にyogiboの上でやれば100点満点です。とても満ち足りた気分のまま昼寝に突入できます。
その趣味、何が良いの?
この趣味は良い点と、悪い点があります。おまけで、多少こじつけですがデザイン的にも良い点があります。
良い点
良い点は、いつでも出来て、お金もかからず、とても精神状態が良くなります。特にこれと言って何かをしたわけでもないのに「とても幸せな1日だった」と噛み締めることができます。それに、意外と頭の中もスッキリして、様々なことが整理できます。
悪い点
悪い点は、まったく人と繋がれないことです。全然人間関係が広がらないので、他の趣味もちゃんと持つように注意しましょう。
デザイン的に良い点
デザイン的に良い点、それは、自然現象から発生する綺麗な形を勉強することができることです。
時間で形を変える自然物は、その形に至るまでの理由や力学があり、美しく説得力のある形です。
私は、ロゴやグラフィックを作成するとき、線や形に説得力が備わっているかを見ます。ここでいう説得力とは、形の理屈(力学や質感の特徴)のようなものも指します。
例えば、薄いゴム製のものを想定するなら「こちら側がこういう曲線をしたら、あちら側はこういう曲線になるはず」といった物に紐付く理由のある形が存在します。
それは紙の上でも、画面の上でも形を描く時は意識するべきことです。
どこか形が気持ち悪いと感じるならば、それは現実ではあまり存在しない説得力の弱い形になっているからです。
それは趣味なの?
最初から趣味だと自覚してきたわけではありません。明確に趣味だと認識するようになったのは2年くらい前からです。
20代では、音楽をやってみたり、1人海外旅行してみたり、クラブに行ってみたり、フットサルをやってみたり、様々な趣味にチャレンジしてみました。
今もゲームや旅行など一般的な趣味はありますが、そのどれでも得られない幸福感があることが「時間がゆっくり経過するのを感じること」だったので、「あ、これは自分の趣味なんだ」と認識するようになりました。
最後に
特段、誰と共有するわけでもない小さな趣味。自覚することで何もなかった日ではなく、趣味を満喫した日になります。
私生活のハードルは、とても低くして過ごすのが幸せに生きるコツだな〜なんて思う日々です。
うーん、やっぱりおじいさんみたいですね笑。