あの夏の汚え花火の想い出
この時期になると、全国各所で花火大会が催されます。夏ですね!どーもタジーです。久々の更新になりました。
コロナ禍を経て、私が学生時代を過ごした第二の故郷相模湖でも、今年4年ぶりに花火大会が開催されました。
懐かしい人にも会いたくなって8/1、これまた4年ぶりに相模湖に行って来ました。
ダントツに近い距離で花火が炸裂する振動を全身で受け止めつつ私が思い出していたのは、数年前に見た熱海の花火大会でした。
『熱海の花火大会を特等席で見る方法』があるかもしれない
唐突な事を「熱海から来た男」は突然わたしに言いました。
曰く、オーシャンスパFuua(フーア)の露天風呂なら肩まで浸かってゆっくりゆったり、熱海の花火大会を一望できるというのです。
このクソ暑い時期に、人混みに揉まれて花火を見たいとは甲子園球児の毛の先ほども思いませんが、特別席で群衆を見下ろしながら見学できるならば話は別。しかも湯船に浸かりながらなんて、ほとんど天国ではありませんか?
選民思考が満たす歪んだ悦楽がその瞬間私の心を支配し、私はFuuaに赴きました。
そして...
私はそこで、なぜそんな最高の特別席に「空き」があるのかを、思い知ることになったのです。
それは、
裸!裸!裸!
湯温に負けて、湯船のふちに腰かけたおっさん共の連なる裸ァァァァァ!!!
花火よりも近く!
全裸のおっさんを一望できる最高の環境!!!
最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ!!!
(号泣)。
打ち上がる花火を観ようとする度にどうしてもおっさんの裸が目に入り、炸裂する眩い光は夜の海からおっさんの裸体を見事に切り抜くのです。
あの日見た花火の名前を僕はまだ知らないけれど、その感情だけは2度と忘れないでしょう。
そんな私の、ひと夏の想い出の話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?