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マトベイ・ペトロフ(アルバニア)のあん馬/2020年欧州選手権種目別決勝の演技

アルバニアから唯一の出場、あん馬のスペシャリスト、マトベイ・ペトロフ選手。
2013年の世界選手権で種目別あん馬決勝に残った経験があります。
しかし、その当時はアルバニアではなく、ロシアの代表として出場していました。

リオ五輪で代表を逃してから、競技からは完全に離れ、コーチとして活動していました。
しかし、自由な時間ができて再び体を動かしたら、まだいける!と思い、競技を再開したそうです。
その時コーチとして働いていた体育館のディレクターがアルバニア人だったことが、アルバニアに渡ったきっかけになったという事です。

今回はペトロフのあん馬から、《メリーゴーラウンド》と呼ばれる技を紹介します。
あん馬の《メリーゴーラウンド》と呼ばれる技は「一把手上上向き全転向」という技で、正式には【ショーン】という名前がついています。

両ポメル上で旋回をしている状態から始まり、どちらか片方の手を軸手として軸手を中心にくるっと360度回って元の両ポメル上旋回に戻る技です。

見てみましょう。

ショーン

この技は見た目のインパクトがあってカッコいい技ですよね。
この技を実施すると、わっと観客が盛り上がるのが好きです。
観客が…盛り上がるのが…。

ペトロフは大技の【ブスナリ】を入れた演技を実施します。
アルバニア国籍になってから、ワールドカップやヨーロッパ選手権でもあん馬1本で金メダルを獲得してるペトロフの演技をどうぞ。

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ペトロフの世界大会出場歴は、2013年と2019年、そして2021年の東京オリンピックとなります。

1度目から2度目の出場まで実に6年の間が空いています。
ここまで間が空いた選手も珍しく、しかも一度は引退しているというから驚きです。
そんな選手なも東京オリンピックで夢を掴むチャンスを与えられました。
持てる力を精一杯出してベストを尽くせると良いですね。


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