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トマス・ゴンザレス(チリ)の跳馬/2019年世界選手権予選の跳躍

大会2週間前に急遽東京オリンピックへの出場が決まったチリのトマス・ゴンザレス選手。
今年35歳の大ベテランで、オリンピックはロンドン・リオに続き3大会目。

リオ五輪後に引退するとも言われていましたが、延期された東京大会まで続けています。
チリの選手と言えばこの選手しか出てこないほど有名で、選手でありながらチリ体操協会の会長も兼任しています。

今回から、跳馬の新しい跳び方を紹介します。
ゴンザレスは跳馬で【ユルチェンコとび】という跳び方をします。
例によって「ユルチェンコ」とは選手の名前なのですが、男子の技では珍しく、女子選手の名前が付けられたものを男子にも流用させている技です。

40年前に活躍したソ連のナタリア・ユルチェンコ選手の名前が付けられています。
その跳び方は、「ロンダートから後転とび」という跳び方で、この跳び方の技はすべて技グループⅢに属します。

ユルチェンコ

ゴンザレスはこれに2回ひねりを加えた【ユルチェンコとび2回ひねり】を実施します。
Eスコアも高く出ています。素晴らしいです。

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彼もまた、祖国では偉大な選手であり、「トマス・ゴンザレス・スポーツセンター」を自らオープン。
チリの体操競技の発展、ひいてはスポーツ振興に大きな影響を与えています。

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