カイオ・ソウザ(ブラジル)の跳馬/2018年世界選手権予選の跳躍
今回は、ブラジルの個人総合のエース、カイオ・ソウザです。
先日のパンアメリカン選手権の個人総合で優勝。
オールラウンダーとしての地位を確立しつつあります。
つり輪・跳馬・平行棒など、得意種目が多いマルチタレントとして、団体でもチームの中心となって活躍することと思います。
裁縫が得意だそうで、コロナパンデミックの際に、マスクを400枚自作して寄付したそうです。
さて、カイオが跳馬で跳んでいるのは、前回も紹介した側転とび3回ひねりの【ロペス】
前回も書いたように、跳馬の得意な選手は【ロペス】を跳ぶ選手が多いです。
そしてもうひとつの技が【ドラグレスク】とかいうカッコ良すぎる技名です。
【ドラグレスク】は、前々回に紹介した【ローチェ】に半ひねりを加えた技。跳馬に背を向けて着地する【ローチェ】に半ひねりを加えるので、跳馬側を向いて着地することになります。
ソウザはこの大会の種目別跳馬で決勝に進んでいます。
決勝では残念ながら【ドラグレスク】の着地に失敗してしまいました。
世界選手権の個人総合の最高順位は13位。東京オリンピックは強豪ひしめく中ですが、順位を上げられるでしょうか。
追記:ブラジルチームは団体決勝には残れませんでしたが、ソウザは個人総合と種目別跳馬で決勝に残りました。
初めてのオリンピックで2018年以来の跳馬決勝。2018年の世界選手権では、2本目の跳躍で失敗してしまったので、今回はその悔しさを晴らせるでしょうか。