【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2023年12月
明けましておめでとうございます🎍
今年は更なる飛躍の年としたいですね🌟
写真は私の地元・横浜で撮影した等身大ガンダムです🤖
活動報告1.『岩手やまんばプロジェクト』に参加
●日時:2023年12月2日(土)、3日(日)
●場所:平泉某宅、菅原木材
●内容:集材、製材など
●所感:
12月2日(土)と3日(日)は、『岩手やまんばプロジェクト』に初参加しました。
2日では平泉にある個人宅の裏山にあった杉材を、何本か人力で下の土場まで下ろす作業をみなさんで力を合わせて行いました💪(コロを使った文字通りの力技です🤣)
集めた材は川原さんが運転されたユニック車に積み込み、これらを今度は一関の『菅原木材』という製材屋さんに一旦下ろしこの日の作業は終了しました。
明くる日の3日は、持ってきた杉の丸太をこの菅原木材さんのところの製材機をお借りし、丸太の状態を見ながら板材と梁材とを作る作業を行いました。
作業員の人に教えていただきながら、初めて製材機を動かしました。川原さん(川原さんの本業は大工なのです)曰く、「生き節(穴が空いていない節)であれば強度にも問題はなく、柱や梁にも使えるんです。ところが大工や一般顧客は節がある材を見栄えが悪いと嫌がる人も多い。私自身は材は材として使ってあげることが大事だと思うので、敢えてそういう節のあるものを工夫して使えるようにしたい。自分が先駆けとなれば、後続も出てくると思うので。」とのことでした。
これらの製材した木材は、やまんばプロジェクトでリフォーム中の山小屋に使うとのこと。
地元の森林を、地元の人たちが、地元の建築に使う。西島さんや川原さんたちは、これまで当たり前だったかつての生業を、産業が分断化された現代で復活させようとされているのだろうと感じました。
「”衣・食・住”。これら全てを扱わなければいけないのが、大工の仕事だと私は思っています。」と川原さん。
この遠征で一関で自伐型林業のミッションで入られた地域おこし協力隊の方々とも交流することができました。
一関という地は個人的にもご縁に恵まれたところで、『京屋染物店』の皆さんや『工藤管理サービス』の工藤さんなど、多種多様なローカルプレイヤーが多いかと思います。
西島さんや川原さんらは他にも岩手で有機農業のネットワーク協議会も運営されております。
各市町村を超えて、岩手一体で農林業を盛り上げていけたらいいですね‼️
西島さん、川原さん、参加者の皆さん、この度はありがとうございました😊
活動報告2.『山仕事はじめの一歩(入門)講座』に参加
●日時:2023年12月10日(日)
●場所:遠野薪の駅
●内容:集材、間伐
●所感:
12月10日(日)は遠野薪の駅にて『山仕事はじめの一歩(入門)講座』に参加しました。
この日は「集材」をテーマに学びました。
これまでの間伐であちこちに転がった杉の丸太を、トビやトングを用いて一箇所にまとめる作業を行いました。
トビというのもなかなか奥が深い道具で、これ一本で「持ち上げる」「引きずる」「転がす」などなどができます。ただし、使い方は慣れが必要で、道具の扱い方と経験的な力学が分かっていないとなかなか難しい。。
けれども、動力機械がなくとも、道具と人力である程度の集材は可能なことが改めて分かりました。
きっと機械化が進む前の時代の先人たちは、現代では考えられないほどの重い物を動かしたり精妙な作業をしていたりしたことでしょう。
現代の方が科学もテクノロジーもずっと進んでいると我々は勘違いしがちですが、そういったものがなかった時代の人たちの方が、仕事をこなす中で体を養い、身を以て物理を、現象を、自然を、深いレベルで理解していたのではないかと思います。
西和賀町の瀬川さんが「身体性・感受性」について語られていたことを思い出しました。この前の講演で京屋染物店の蜂谷さんも、「自分の目を通して、命と向き合いたいと思い、狩猟としし踊りをやっています。」と仰っていました。
科学やテクノロジーの発展・進化の一方で、かつて存在していた豊かな身体文化はどんどん希薄になっていっているのではないかと言われています。
現代の利便性を認めつつも、それでも自分の身体で、自分の感覚を通じて、何かを経験することが大事なのだと思います。それが何より、生きる実感につながっていくと感じます。
閑話休題。お昼では、千葉和さんが朝から支度されていた温かい豚汁を振る舞ってくださいました。野外で食べる豚汁は格別ですね😋
千葉さん、森林再生研究会の皆さん、この度もありがとうございました!