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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2024年4月

こんにちは。新年度も始まりましたね。私は今期で地域おこし協力隊最後の年度となるので、頑張って参りたいと思います💪
写真は北上の「鬼の館」で撮った鬼ちゃんです👹

今年度から異動となりました

今年度より、今まで所属していた「NPO法人吉里吉里国」から、大槌町役場の産業振興課へ移籍いたしました。
今後は同じく協力隊の伊藤将太氏とともに、
農業を中心に取り組んで参ります。
具体的には、耕作放棄地再生や農村地区の活性化などをやっていく予定です。
また、森林関係の活動も引き続き取り組んでいきたいと考えております。
吉里吉里国には常駐ではなくなったものの、今年度から”正会員”として関わり、活動に参加できたらと考えております。
協力隊としての動き方は変更になりましたが、
これからも町内外問わず皆様にお世話になるかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします🙇‍♂️

色々な角度とポーズで伊藤氏に撮ってもらいました

活動報告1.農業~~

●日時:通年
●場所:沢山地区
●内容:土づくり、雑草取り、ハウス修繕など
●所感:
地主さんも協力していただきながら草むしりしたり、土づくりしたり、散らかっていた資材をまとめたりなどしていました。
何事も、地道にコツコツとやっていくことが大事ですね。
ハウス内の苗を育てるためのトンネルづくりをしていました!
均した地面に防草シートを敷き、アーチ状の支柱を差してトンネルをつくり、その下に苗を設置するだけの単純作業ですが、こんな簡単な作業でも私にとってはなかなか難しい😓 ビニールのサイズが合うように支柱の差し方を変えたり、小さいアーチも組み合わせたりなど、ちょっとした工夫で何とか完成👌やればできる子なのです🤣 
農業は露地で行うイメージが強かったのですが、特に寒い地域ですとハウスで育てるのが要なんですね。。やはり近代以降の科学技術によって、農業はものすごく発展したのだと理解しました。「自然に寄り添う」と言いつつも、科学技術や現代文明の恩恵を受けていることは忘れてはいけません。

地主さんも手伝ってくれました◎
初めて一人でトンネルをつくりました

活動報告2.『ウタリの会』@遠野エコネット

●日時:2024年4月6日(土)
●場所:オッホーの森
●内容:森のがっこう施設内見学、稲苗づくりなど
●所感:
4月6日(土)は遠野エコネット主催の『ウタリの会』に参加しました。
今回は私以外にも、大槌から来られた顔馴染みのある方々も参加されていました!
ウタリとはアイヌ語で”仲間”という意味で、子ども連れの方たちなどが緩やかに集まり、子どもたちを自然の中で遊ばせられるイベントとなっているようです。
今回は完成したての森のがっこうメイン施設『オッホーの森の家』を特別に内見させていただきました。この建物はエコネットでの森林整備で間伐したスギなどがふんだんに使われ、さらに家具にはニレやミズナラなどの広葉樹の無垢材で作られていました。早池峰山の麓の広大な森林の中に、このような素晴らしい施設を建てられたことに、ただただ感動します🥺
そのあとは、大人も子どもも入り交えてチームを組み、それぞれで田んぼに繁殖するクログワイの実をどれだけ拾えるか競争をしました。このクログワイというのが田んぼにとって厄介な害草だそうで、さまざまな手を使って除草しようとしても根絶できないのだとか。
少しでもクログワイをなくすため、10分間でみなさん夢中でクログワイを拾いました💪
拾ったクログワイは洗ったのち、下茹でしたり炒ったりして試食してみました。クワイと名付けられているだけあって、炒ると少しホクホクした食感でした♪近種は漢方にも使われていたりして、美容効果があるとかないとか。。?新たなヒット商品になると良いですね🤣
午後はトレイに土を敷き、その上に種籾を撒いてシートを被せる作業をしました。これを「保温折衷苗代」と呼ぶんですね🧐 この手法のおかげで、稲作は寒冷地域でもできるようになったのだとか。なるほど!

千葉和さん、菜々さん、この度もありがとうございました!

みんなでクログワイを拾いまくりました

活動報告3.いわて森林インストラクター会研修会、総会、講演会

●日時:2024年4月13日(土)
●場所:盛岡城址公園、アイーナ
●内容:研修会、総会、講演会
●所感:
4月13日(土)はいわて森林インストラクター会の研修会及び総会と講演会に参加しました。
去年度に森林インストラクターとして認定されたのを受けて、こちらの団体の事務局担当の浜津さんよりご連絡いただき、入会と共に会合へ出席しました。
午前中は研修会が行われ、メンバーの戸澤さんより盛岡城址公園を散策しながら、お城や周辺地域についてご説明いただきました。
実は、石垣の積み方に種類があり、こちらの盛岡城は「乱積み」と呼ばれる積み方が多く、それよりも後の時代に石工技術の向上によってできた「布積み」「算木積み」なども見られます。盛岡城はこれまで一度も壊れたことがない!と言われたりしますが、実は何度もこの石垣も倒壊しては修復されたため、新旧入り混じった石垣になったのだそうです。
また、公園には山林では見られない数々の珍しい庭木も観察できました🌳
午後の総会では森林インストラクターの皆さんの自己紹介があり、それぞれ多種多様な得意分野を持たれているようでした。主観ですが、学者肌の方が多い印象でした。
最後に、岩手大学の森林科学科森林経理計画学研究室准教授・當山 啓介先生の講演を聴講しました。
當山先生からは、各大学の演習林の歩みや取り組みなどなどを聞くことができました。講演後も質問が絶え間なく交わされ、非常に盛り上がりました。
会終了後はそのまま盛岡で懇親会が開かれ、先輩方の熱い応援のお言葉をたくさん賜りました✨
まだまだ森林・林業について勉強不足ですが、
頑張っていこうと思います💪

活動報告4.『森のチェーンソー講座』@いわて森林再生研究会

●日時:2024年4月14日(日)
●場所:乙部農業構造改善センター
●内容:チェーンソー講座のガイダンス
●所感:
4月14日(日)はNPO法人いわて森林再生研究会主催の『森のチェーンソー講座』に参加しました。
森林再生研究会の方々には、すでに遠野エコネットでの連続講座や森林・林業関係のイベント等でお世話になっており、この日は懇意にしていただいている三浦順さんが司会を務められていました^^
今年度から農業主体で活動していくものの、引き続き伐木作業も取り組んで行きたいと思い、参加を決めました。
全日程に参加できなくとも構わないとのことだったので、予定調整して無理なく盛岡の方へ行けたらと思います。今年度からよろしくお願いしますm( _)m

いつもお世話になっている三浦さんが司会でした!

活動報告5.『木と生きる 木の可能性を知る、6日間』

●日時:2024年4月16日(火)、18日(木)、19日(金)
●場所:東京ミッドタウン日比谷
●内容:森林・林業に関わる事業、トレンドなどの紹介
●所感:
〇オープニングトーク
<登壇者>
建築家 藤本壮介氏ほか
4月16日(火)は東京ミッドタウン日比谷にて開催された『木と生きる 木の可能性を知る、6日間』のオープニングトークに参加しました。
こちらは16日から21日まで行われる、日本の森林・林業を多様な側面から学べるシンポジウムだそうです。
16日では大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーなどで活躍される建築家・藤本壮介さんのオープニングトークを聴講しました。
(※会場建設に巨額の費用を投じ、能登半島地震の復興もまだたくさんの課題がある中で大阪・関西万博を断行することに私は大いに疑問を感じていますが、本稿ではひとまず留保したいと思います。)
藤本さんは自然と人工物との融合、あるいは対立によって、新たな価値を提示する建築を手掛けたいと語っておられました。原点には北海道の豊かな自然の中で生まれ育ち、そこから進学とともに東京へ移り住んだことの経験にあるとのこと。「雑木林も、雑多な東京の町並みも、共通する居心地の良さを感じました。」と述べられました。
大阪・関西万博の意義は、世界的に情勢が不安定の中、「多様性」と「つながり」の二つを両立させることだと藤本さんは思い至ったそうです。
そして、持続可能な社会の実現が今世紀の大きな課題となっているからこそ、会場を木造でつくることを決められたようです。
ただし、単に集成材(複数の木材を接着させたもの)を通常の建築技術で以てつくるのではなく、敢えて伝統的な、清水寺などの建築方式を採用して建設しているそうです。その理由は解体のし易さもありますが、世界に向けて、日本の木に対する感性と技術を発信したいという想いがあったからとのこのでした。
それでもなお藤本さんの中では、集成材ではなく一本物の無垢材を用いたい気持ちもあったそうですが、強度や精度の点で諦めざるを得なかったようです。
最後に、このシンポジウムでぜひ木の持つレンジの広さを味わってほしいと述べられました。
木には香り・クラフト・建築物・森林空間・環境・・・などなど、ミクロからマクロまで価値を創出できるポテンシャルがある、と。
〇木とウェルビーイング ~匂いを科学する~
「匂いのメカニズムと木がもたらす効能」
<登壇者>
東京大学大学院理学系研究科教授 竹内春樹氏ほか
・我々は五感の中で嗅覚を重要視していないきらいがあるが、嗅系に関わる遺伝子は約400個あり、膨大な匂いの違いを嗅ぎ分けられる。
・様々な実験で、無意識の嗅覚入力により我々の行動が影響を受けていることが分かった。
・嗅覚不能は長期的に見て死亡リスクがある。
・スギなどの芳香成分であるフィトンチッドは、人にとって良い効能を持つことが知られつつある。SUGINOKAという低温乾燥方式による国産杉パネルはフィトンチッド残存率が高く、新たな建築材として使われている。https://www.polus.co.jp/gooddesign/gd2020/gd02.html

〇森を守る ~企業が取り組む森づくりの挑戦~
「企業が広大な森を保有し維持する意義・活用方法」
三井不動産サステナビリティ推進本部サステナビリティ推進部 部長 山本有氏ほか
・大手各社が持つ社有林を、環境的価値・社会的価値に重きを置いた整備を進めている。
・三井物産はFSC認証やSGEC認証(日本独自)の取得も積極的に進めている。一万ha以上の規模で認証を取得しているのは民間では初。
・木材以外の商品として、枝葉材から抽出したエッセンスからアロマやハンドクリームなども開発している。
〇木と日本人 ~山と木と人の歴史、そして未来~
「全国の林業遺産と現在、今後の展望」
<登壇者>
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 柴崎茂光氏ほか
・意外にも現代に比べ江戸時代の方が森林は少なく、当時は林野利用と資源再生とのバランスで葛藤していた。
・近代以前は森林から得られた木材は「燃料」「建築材」「工業製品」として利用されてきた。現在はそれぞれ石油石炭・コンクリート・プラスチックに代替されてしまい、木材の需要が大幅に減少した。
・叶うのであれば「国立森林博物館」というような、大きな博物館が欲しい。林学に関する資料も保存・解明が必要。今後、エネルギー価格高騰により、木材利用に再帰しなくてはならなくなる可能性もある。そのためにも引き続き研究が重要。
〇木と建築 ~進化する中高層木造建築~
東京大学生産技術研究所・教授 腰原幹雄氏ほか
・これまで都市部の建築物は、狭いスペースの中で多層化・重層化が求められ、かつ耐震性と耐火性などを考慮したものでないといけないため、都市での木造建築は敬遠されてきた。
・ところが技術が進み、CLT(直交集成材)や”燃エンウッド”といった木材を特殊加工した構造材が開発され、現代の建築基準をクリアした50m超の木造建築がつくられつつある。
・日本は木の文化を持っていると言われているが、世界的に見ると遅れを取っており、海外では先んじて木材を活用した大規模建築を手掛けている。
・これらの木造建築は、鉄筋コンクリート造に比べ高くつく(施業側、消費者側からすれば木材=安いというバイアスがあるだろうが)。ただし、山元側から考えれば、安く買い叩かれれば林業が持続できない。いかに安くするかではなく、いかに付加価値を付けるかを考えるべき。
・もっと消費者側からの投げかけも必要。こういった木造建築が欲しい、こういった都市デザインが良いといった要望が、建築業界や法整備を変えるきっかけとなる。
・鉄筋にはコンクリートという"相棒"がいたように、木材にも良き相棒となり得る存在があれば、純正の木造建築ができるかもしれない。
〇森を守る ~企業が取り組む森づくりの挑戦~
「サントリーと東京チェンソーズが取組む育林および行政の視点」
<登壇者>
株式会社 東京チェンソーズ 
代表取締役 青木亮輔氏
サントリーホールディングスサステナビリティ経営推進本部 シニアアドバイザー 山田健氏ほか
・東京チェンソーズのミッションは『森林の価値最大化』で、具体的には、①木材の高付加価値化、②未使用材の活用を取り組んでいる。例えば、一本の木に対し、枝葉・幹・根っこまで全て使えるような事業を目指している。
・「森デリバリー」という様々なプロダクト開発・販売を行っている。例えば、無価値とされている枝材を仕分けし、水圧洗浄で皮むきしたものは、個性的な素材に変わる。手間とコストがかかると考えがちだが、手間がかかるからこそ山元の雇用をつくると捉えている。
・檜原村には日本で有数の木のおもちゃ美術館が設立され、親子連れが檜原村を多く訪れるようになった。こういった人たちが関係人口となり、長く交流を続けられるようになる。
・MOKKI NO MORIという会員制のアウトドアフィールドを設け、キャンプも楽しめる森林空間も提供している。
・今後はどの地域も過疎化が進む中、「流域生活圏」単位で山林と生活圏をつなげ、自分ごととして考えることが重要。そのため、都会で暮らす人々がその流域生活圏を守るために山林管理していく時代が来ると考えている。
・どんな企業もSDGsに無関心ではいられない。だからと言って社会貢献であればなんでも良いわけではなく、その会社の生命線となる分野に取り組むべき。サントリーは良質な天然水を、自社が利用する天然水の2倍もの規模を保全できる森林整備を手掛けている。
・森林の水源涵養機能を保持するためには、「森林からの蒸発散を適度に抑えること」「水を保持できるフカフカな土壌づくり」が肝要。そのためには、人工林を強度間伐し、下層植生を豊かにする必要がある。
・近年、増えすぎた鹿による摂食圧がとても大きく、森林整備の方針を根本的に見直さざるを得なくなった。鹿の嗜好性植物はおろか、不嗜好性植物まで食べ尽くすほど被害が大きい。さらに、下層植生に加え、落葉樹の落ち葉まで食べる鹿も観測されており、草がなくなれば鹿も減るなどという楽観視はできないことが示されている。
・保護柵である一定のエリアを囲い、柵内では嗜好性植物をなるべく保護・種の保存を行い(ノアの方舟のように)、柵外では不嗜好性植物を育てて、なるべく鹿を遠ざける取り組みをしている。また、広域での連携が必要。国を上げての対策が待たれる。
○シンポジウム全体を通しての所感
・各企業・団体の取り組みを知ることができた。特に、都市木造の市況など殆ど知らなかった分野の勉強にもなった。今後は新たな価値を持つ建築材として木材の需要が高まることを期待したい。
・一方で、大径木の無垢材にも出口を設けて欲しい。また大径木を育てるためにも、30〜50年スパンの短伐期施業ではなく、100年以上の長伐期施業が必要とされるはず。
・ひと昔前は割り箸ですら環境破壊と見做されたが、最近では間伐ないしは間伐材利用がSDGsであると好意的に見られるようになった。だからこそ、使用される木材が本当に持続的な森林づくりに利する材なのか、あるいは山元や伐採業者が分かるトレーサビリティの透明性が必要だと感じた(個人の主観だが、間伐材使用を喧伝されている木材が、真っ当な形で伐採されたものなのかどうか、かなり怪しい。)。そもそも木材利用=SDGsではないはず。各企業・団体の美辞麗句は、話半分に聞いていた方が良いのではないかとも感じた(捻くれててすみません🙏)。
・鳥獣被害の抑止が喫緊の課題だと改めて感じた。これからは間伐材利用だけでなく、ジビエ肉消費にもよりスポットライトが当たって欲しい。それに伴い、増えすぎた鹿・猪などを駆除するハンターたちへの更なるサポート拡充を国全体で進めて欲しい。野生生物との共生関係を考えるからこそ、一般市民への啓発活動も必要だと思う。


木をたくさん使った展示もありました🌳

活動報告6.『遠野 森のがっこう』オープニングイベント

●日時:2024年4月20日(土)
●場所:オッホーの森
●内容:『オッホーの森の家』の開所式、内見
●所感:
4月20日(土)は『遠野 森のがっこう』のオープニングイベントに参加しました。
やや風は強かったものの、天気にも恵まれてたくさんの方々が来られていました‼️
新しくできた『オッホーの森の家』にて開所式が行われました。代表の千葉和さんよりご挨拶があり、「”がっこう”と言いつつも先生はいません。強いていうなら、日々新しい発見をもたらしてくれるこの豊かな”自然”が先生です。」と語られました。
私は今回も薪割りブースを担当しました。
子供も大人も、夢中になって斧を振り下ろしていました🪓 
最後はやっぱりデクノボーブラザーズの生演奏🎵
またしてもコーラスとしてお呼ばれされました😂
(フレディ・マキワリー🧔‍♂️のアカペラもやりました)
これから、この学び場からたくさん新しいことができると思うと、とてもワクワクしますね!多田市長も言われていた通り、「第三の居場所」ではなくこれがスタンダードな教育になるべきだと、私も思います。
自然を通して、身体を使って、生きるための知と力を養うことが、この森のがっこうでできるのだと思います。
和さん・ナナさん、スタッフの皆さん、参加された皆さん、この度もどうもありがとうございました😄 岩手大のるいくんも、ことわくんも手伝ってくれてありがと〜

今回もマキワラーとして薪割り担当しました🌳

活動報告7.炭焼き見学

●日時:2024年4月24日(水)
●場所:楽炭
●内容:白炭の火入れ作業
●所感:
4月24日(水)は北上の炭焼き屋さんである『楽炭』を見学に参りました。
まずは腹ごしらえにと、鬼の館にある『神楽屋』というお蕎麦屋さんで蕎麦を食べました👺
地元のこだわりの素材を使ったお店で、馬場農園さんのお野菜もこちらに納められているのですね!
午後から楽炭の千田さんをお訪ねし、『ナチュラルファーム』の鈴木さんも交えて、この白炭工房での火入れを行いました。
千田さんは粗野な感じに見えますが🤣、地域や炭焼きや一次産業を盛り上げようといつも尽力されており、とても漢気ある方です。私にとって、ローカルプレイヤーとしての在り方を示して下さるお一人です。
すでに2回ものインド遠征を果たされ、地元の方からもコーディネーターの方からも良い反響があったそうです。
千田さんの話によると、インドでは自然保護の観点から木が伐れないものの、竹は使っても良いらしく、竹炭生産の支援を行なっておられます。その炭は農地の土壌改良に使われるそうです。
また炭は燃料や土壌改良だけでなく、水質改善などなどにも使えるのだとか。試しに地元の汚染度の高い井戸に混ぜて、現地の人たちが口にしたところ、とても美味しい水になっているのだとか!インドや発展途上国では水質の悪さが原因で乳幼児の死亡率が高いことが知られていますが、そういった社会課題の解決にもつながるのではないでしょうか!?
これはもはや○ロジェクトX的な壮大なストーリーになりそうですね⭐️
千田さん、この度も誠にありがとうございましたm(_ _)m
これからも色々と学ばせていただきます‼️

この小さなともしびからどんな炭になるのか。。。

活動報告8.「馬との暮らし型ワークショップ〜馬と出会い、馬と歩む」

●日時:2024年4月28日(日)
●場所:三陸駒舎
●内容:馬の接し方、騎馬、乗馬など
●所感:
4月28日(日)は釜石で活動される『三陸駒舎』にて行われた 「馬との暮らし型ワークショップ〜馬と出会い、馬と歩む」に参加しました。三陸駒舎を訪れるのはこれが初めてです。
馬はただ賢いというだけでなく、感受性も高い生き物だそうです。人が緊張していたり苛立っていたり焦っていたりすると、馬と接したときの反応は良いものではなく、逆にリラックスして接することで、そのプラスの気持ちに感応して指示を聞いて動いてくれるものなのだと。
実際にわれわれ参加者も馬を並走して散歩させたり、乗馬したりして馬と上手くコミュニケーション取れるかトライしてみました。
うまくいくと、ぐいぐいリードを引っ張らなくても(寧ろ無理強いしない方が良いらしいです)、自分が行きたい方向を馬に伝えてあげれば、一緒に歩みを合わせてくれました✨ 言葉も通じないはずなのに、なんとなく感応し合えてることに感動しました🥺 けれども、なみあし→はやあし→かけあし、とぐんぐんテンポを上げようと思っても、リードがままならないためかいまいち加速し切れず😅 「リーダーの動きや声のメリハリが大事なのと、あと馬によって反応の仕方も違うので、色々試したりするのも必要です。」とのことでした。
それでも、ぼくらが扱っていたお馬さんはとても穏やかで一切危ないこともされませんでした。お馬さん、癒されます🐴
黍原さん曰く、馬との関係性の築き方は、人との関係性の築き方と非常に相似していると説明されていました。それはつまり、人間関係で悩みのある人は、こういった馬との交流の仕方で、関係性の築き方を学ぶことにつながるみたいです。
そのため黍原さんたちは、様々な困難を抱える子どもたちの居場所・学び場としてホースセラピーをやられているのだそうです。
黍原さんたちのように、ローカルに根付く活動と福祉がリンクする事業が、もっと増えていったらいいなぁと改めて感じました。
書きたいことはまだまだたくさんあるのですが、馬に触れたことのない人はぜひ訪れてみると良いと思います!今日は貴重な経験ができました⭐️

とても穏やかなお馬さんでした🐎

活動報告9.「春の里山観察会」に向けた下見、打ち合わせ@縁日

●日時:2024年4月30日(火)
●場所:縁日
●内容:観察会に向けたフィールドの下見、当日の流れについて打ち合わせ
●所感:
4月30日(火)は『森結』の石塚さんとともに一関の『縁日』へお邪魔して、「春の里山観察会」に向けた打ち合わせとフィールドの下見をしました。
この観察会は、私から蜂谷専務へ「釜石に石塚さんという、岩手県環境アドバイザーの資格を持たれている方がいるので、石塚さんをお招きして縁日の里山で観察会を行いませんか?」と提案したのがきっかけでした。急な提案であったにも関わらず蜂谷さんは快く承諾して下さり、来週の5月11日(土)に開催する運びとなりました。
また、この会をきっかけとして、新たなご縁を結ぶことができ光栄に思います。お二人ともに、森林や里山という自然環境が持つ多面的な価値を創出し、持続的・創造的な生活を一般の人に広げたいという気概があると見受けられます。
石塚さんと私とでルートを確認しながら、様々な草木を見つけてはその種類と特徴をあれこれ教えていただきました。観察会は1時間ほどを予定しており、そんなに時間を潰せるかしら。。と思っていたものの、1時間では収まりきらないくらい石塚講師のトークは止まりませんでした笑 当日は、もしかすると食べられる山菜も取れるかもしれません😋
最後に、ちょうど展示中であった「おかもちといただきます」展を見学して参りました。
可愛らしいガッキー(餓鬼)のイラストで彩られ、先人たちの飢餓を乗り切るための数々の知恵と技法、そして現代の獣害と、自然と共生するために大切なことなどが描かれていました。この展覧会はファンの方で人気なようですが、自然環境や文化に関心のある方にもぜひ来ていただきたいです。ゴールデンウィーク中は開催されているようです。

蜂谷さん、石塚さん、お忙しい中ご対応くださりありがとうございました!
そして5月11日(土)に開催される「春の里山観察会」はまだまだ参加者募集中です♪
ぜひとも多くの方にお越しいただけたらと思います。詳しくは下記のリンクよりお申し込みください↓↓↓


蜂谷さんも石塚さんも、
岩手を代表する素晴らしいローカルプレイヤーです🌟

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