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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2023年9月

変な天気が続きますね。
写真は私が『宮古ハーバーラジオ』で収録を行ったときのものです♪

活動報告1.山仕事(はじめの一歩)講座に参加

●日時:9月10日(日)
●場所:遠野薪の駅周辺
●内容:山仕事(はじめの一歩)講座
●所感:
今回は、ロープワークや滑車の使い方を中心に学び、人力で安全に伐倒するための技術を練習しました。
具体的には、動滑車(高校物理でやりましたねー)を応用させた、3倍力で切れ込みを入れた木を引っ張って倒す、というものでした。
チェンソーでつくる追い口・受け口だけでも伐倒できないこともないのですが、正確でないと狙いの方向とはずれることもあるため、より安全に伐倒するにはロープで牽引して倒す方が確実なのだと思います。
私が経験していた現場ではウインチというエンジンの動力で牽引するものを使用していましたが、今回学んだ動滑車を用いれば、人力でもある程度の立木なら倒せるので、ウインチがない場合や現場へ持参できない場合は特に有用ですね◎
ただし、動滑車を用いるとその分ロープの長さも要するため、どのような方法が適しているかは状況と持ちうる道具に依るということも分かりました。
ロープワークは忘れないようにまた繰り返し練習が必要ですね💪 この度もありがとうございました♪

ロープの扱い方について学びました。


活動報告2.青年部射撃交流会・わな製作講習会に参加

●日時:9月17日(日)
●場所:矢巾総合射撃場
●内容:くくりわなの製作・設置の仕方に関する講習
●所感:
岩手県猟友会青年部主催の、『青年部射撃交流会・わな製作講習会』に参加しました。
わな猟の免許を取ったにもかかわらず未だ一頭も捕まえていないペーパーハンターのワタシですが、一度はこういった猟友会の講習会に顔を出してみたいと思い、前乗りで矢巾にある射撃場へ行きました。
猟銃をズドンズドンされているハンターさんたちを横目に、私はわなの製作について指導いただきました。
なるほど、試験でも勉強したし、一度MOMIJIの人たちと一緒にわなを仕掛けた経験はあるものの、部品から組み立てたことはなかったので勉強になりました。「作り方さえ覚えれば、自前でもできますからね。」とのこと。
偶然にも、一関の『縁日』によく来られている方にもお会いし、談笑。京屋染物店の蜂谷さんもハンターでもありますし、こういった横のつながりもありがたく感じます。
また、私個人としても、森林・林業に従事しているとしても単に樹木だけ注目しておけば良いのでなく、もっと包括的に、森林の生態系を深く知らなければいけないのだろうと思います。
ハンターさんたちの努力のおかげもあってか、今は少しだけ鹿が減っているそうですが、おそらくまた急増するでしょうし、この温暖化の影響でイノシシたちもどんどん北上していくのではないでしょうか。自然からの恵みとともに、脅威にも晒されるその第一線で、頑張る人をこれからも応援し続けたいです。
会の最後は、鹿肉・猪肉・熊肉のBBQを堪能しました🍖

私もくくりわなを製作しました!

活動報告3.採材検討会及び大槌・気仙川流域の林業労働災害防止講話

●日時:9月25日(月)
●場所:国有林@釜石市橋野、大槌町中央公民館
●内容:採材に関する講習会、労働災害防止セミナー
●所感:
釜石市の橋野にある国有林で開催された、『採材検討会及び大槌・気仙川流域の林業労働災害防止講話』に参加しました。
国有林へは初めて入りましたが、やはり奥山の方では大径木の広葉樹が多く広がっている印象を受けました。
三陸中部森林管理署という、国有林を管轄する部署が主催となり、林業関係者へ現地概要や採材検討を行いました。
かなり専門的な内容ではありましたが、最新の木材市場なども知ることができたため勉強になりました。
午後は大槌町中央公民館にて、林業労働災害防止講話が行われました。
何度もお聞きした内容ではありましたが、やはりここでも伐倒する際の受け口の会合線をきちんと合わせることなど、伐り方を誤らないようにすることを注意喚起されました。
国有林での伐採などを本格的に実施していく可能性は今のところありませんが、こういった林業界の内情を深く知ることは大事だと感じました。
とにかく、胴元がきちんと稼ぐことができるように、自分も知恵を絞り手足を動かしていきたいと思います。

各業者さんで原木の見積を行う様子。

甲子わくわく農園での講座に参加

●日時:9月16日(土)
●場所:甲子わくわく農園
●内容:各種農薬とその使用方法についてのセミナー
●所感:
釜石の協力隊である谷さんと小松さんが主催する農園に行き、農薬とその使用方法などについて学びました。
様々な副作用をもたらす懸念もあるため、家庭菜園ではあまり使わないに越したことはないものの、どうしても害虫が発生する・したときのケースに対して、どのような農薬を適切に使うかを小松さんよりレクチャーいただきました。
オルトラン粒剤などは広範囲の害虫に使えるものの、今時期のように成長中のダイコンやハクサイには使ってはいけないのだそう(成分が収穫物に残留してしまうため)。
種まきや苗の植え付けのときに使用するものだそうです。
その他、BT剤という蝶や蛾の幼虫が食すとお腹を壊させる菌を製剤化したものもあるそうです。
こちらは、人間が食しても胃や腸が酸性の我々は問題がなく、アオムシのような体内がアルカリ性の幼虫にだけ効くそうです(ということは、これら以外の虫には効かない可能性もあり)。
こちらは収穫直前まで使用可能だそうです。
農薬をなるべく使いたくない人たちにとっても、こういった知見は興味深いし、役に立ちそうですね👍
午後は釜石で開催された「オーガニックフェスタinいわて」にふらっと立ち寄りました。
県内の有機農家さんや雑貨屋さんなどなどが出店されており、さまざまな方と交流する機会を得られました。今回のイベント参加でも、新たなご縁ができそうでワクワクしています🌟
今回は出店こそ見送ってしまいましたが、我らが大槌協力隊の伊藤将太くんも「いわてReファームプロジェクト」という有機農業を基幹事業として取り組み、絶賛開墾中です💪 岩手全体で、有機農業を盛り上げていきたいですね🙌

農薬使用上の注意についてお話されるお園さん


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