【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2024年3月
今年度もいよいよ終わりとなりました!お世話になった皆さん、ありがとうございました!
写真は大槌で初めてとなる太極拳教室を行ったときの写真です👍
活動報告1.『山仕事はじめの一歩(入門)講座』
●日時:2024年3月10日(日)
●場所:遠野薪の駅
●内容:追いづる伐り
●所感:
今回は追いづる伐りについて学びました。
スギなどと違い、マツや広葉樹は偏心木が多いため、通常のような伐り方だと裂け上がるリスクが高いと考えられます。追いづる伐りはそのような場面で有効な伐り方です。
今回はアカマツを伐りましたが、(私にしては)そこそこ上手く伐倒することができました✨ ちなみに「マツは燃やすとススが出やすい」と言われることも多いですが、実際はヨーロッパなんかでは専らマツの薪が使われていますし、乾燥さえ十分に行えばよく燃える薪材として有用です(逆を言えば感乾燥が甘いとどんな樹種でも燃やすとススが出やすくなります)。
今回で全ての講座が修了となり、10回の講座に参加できた私は千葉和さんから賞状を賜りました💮
終わったあとにしばらく和さんとお話しする機会がありました。和さんも還暦を迎えられたとのことですが、ますます色々なことにチャレンジされており、とても励みになります。今後も森のがっこうや森フェス、moritoプロジェクトなどなど盛りだくさんですが(森だけに🤣)、今後もご活躍を応援しております!
今年度の講座ではお世話になりました。ありがとうございました!
活動報告2.『杢創舎』への見学
●日時:2024年3月28日(木)
●場所:有限会社杢創舎
●内容:澤口社長へのヒアリング、施設内見学
●所感:
3月28日(木)は遠野エコネットの千葉さんと、講座でご一緒している河原木さんとともに、盛岡にある『杢創舎』という工務店さんの見学に参りました。
こちらの工務店は、地元の無垢材×伝統的木組み×超高断熱性能を兼ね揃えた家をつくる会社だそうです。
ただ施工するだけでなく、丸太の調達から、会社が保有する製材機でオーダーメイドに製材できるため、コストを抑えるとともに間取りも仕上げも細部も自由注文できるという、とんでもなくすごい工務店です‼️
さらに家づくりだけでなく、家具職人さんもいるため、無垢材を使った家具などの発注も可能とのこと。
今の時代は残念ながら、木材の需要があまりない中、それに代わる木材・森林の活用が必要とされていますが、やはり建築材は建築材として用いられるのが一番だと思います。
また、大工の専門学校でノミ・カンナの使い方を学んだとしても、学校を出た後に入るハウスメーカーのほとんどは、そういった先人たちの技術が活かされないのが現状とのこと。
そういった中でこの会社は、最新技術や現代の生活に合わせた様式は取り入れつつ、昔からの大工としての技術と矜持を大切にされていると感じました。
こういった会社こそ、日本はもっと大事にしなきゃダメです本当に😤
千葉さん、この度も見学にお誘いいただきありがとうございました‼️ 山と里と人とを結ぶ活動、これからもがんばって行きたいと思います💪
業務外活動.『縁日』での打ち合わせ
●日時:2024年3月16日(土)
●場所:縁日
●内容:自然観察会に関する打ち合わせ
●所感:
3月16日(土)は、一関の京屋染物店さんが運営される『縁日』に参りました。
専務の蜂谷淳平さんと打ち合わせを行い、
この春に店舗近くの里山で、
自然観察会を開催できないかお話しておりました。
観察会の内容を具体化していく中で、蜂谷さんの狩猟や、鹿踊や、縁日や、里山へ込めた熱い想いを聴くことができました。
私もその熱に当てられ、こういうことができるんじゃないか?こういうことができたら楽しいんじゃないか?と色々なお話を夢中になって喋りました。
ランチもコーヒーもご馳走してくださったあとは、実際に里山の現場を蜂谷さんに先導していただきました。
こちらの里山は諸事情で一度皆伐されてしまったそうです。それでもなお、笹も若木も元気に生い茂っており、自然の回復力を思い知らされました。
またこの里山には、クマもイノシシもしょっちゅう出没するそうで、糞や寝床の跡も確認されました。「でも彼らも山の恵みだものね。」と笑う蜂谷さん。
店舗に戻ったあとも話は盛り上がってしまい、帰るのが名残惜しいほどでした( ;∀;)
今後、私はどういう形で縁日と関わることができるか分かりませんが、私を信頼し任せてくださる蜂谷さんたち京屋染物店に、改めて感謝申し上げます。
京屋染物店の長きに渡る歴史の系譜に、ほんの1ページかもしれないけれど、自分がそこに綴られているんだと思うと、これ以上名誉なこともありません。(大仰ですいません・・・)
蜂谷さん、この度もありがとうございました。非常に有意義な時間となりました。
今後ともよろしくお願い致します!