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静かに、青い炎が滾る娘        スタッフ面談_20211115

今朝の個別面談は SUさんです。
彼女は入社して1年7ヶ月 になります。
SUさんは美術専門大学出身です。
基本的にものづくりがしたいと云うことで、当社に入社。
現在は現場の仕事が中心で、デザインデータの加工とマーキングの転写等
リアル2Dの画像処理ソフト・・・結構難解ですが、彼女は使いこなすのが早い。
自分への投資に熱心なSUさんです。
そんなSUさんと個別面談をしたいと思います。

笠:この時間はSUさんが 真に楽しく働ける環境を作るために話を聞かせてください。

笠:現状は真に楽しくやってますか?😊
10点満点でどんな感じですか?

SUさん:そうですねー、今は8点ぐらいです。
小型プレスを使ってマーキングの仕事をしたりしてます。 その仕事は単調な部分もあるけど、真剣に没頭すると面白くなってきます😊

笠:当社は他に色んな部所があるが、どんな仕事がしてみたいですか?

SUさん:やりたい仕事はシルクプリントです。学校で体験的にやったことがあるので・・・

笠:そうなんや!
シルクスクリーン印刷と云えば、僕の好きな作家が居ます。
トーマス・マックナイト→ロマンチックな風景を綺麗な色で独特の世界観が見て取れる。若い頃に画集を買ってよく眺めたものでした。

笠:ところで芸術の対義語って分かる?

SUさん:う〜〜〜〜ん、分かりません💦

笠:それは、技術です。 技術は同じものをいくらで複製すると云う意味。
一方、芸術は唯一無二、シルクの作品には作家のサインと共に3/100とか記入してある。それは100枚刷った内の3番めに刷り上げた作品だという意味。
そうすることで唯一無二の希少性を担保し価値を定めているのです。

商売に於いても価値は同じく希少性に拠るとこが大きい。
同じものが多く出廻ることを嫌う→著作権という権利を盾に価値をまもるでしょ!
また、差別化された希少性は偶然性でも生まれる。自然界で採れる貴石とか、ミロのビーナスとか・・・・
今どきはネットで何でも翌日には買えるという環境が整っている。そういった環境の中で商売するとなると、モノ自体では差別化出来ない。そうすると残るは誰から買うか?どの店から買うか?ということになる。いわゆモノではなく売り手側に価値を求められている。同じ買うなら自分の価値観が共感できるお店、ということになる。
企業の価値観=姿勢=ストーリー、考え方=理念が勝負となる。
造り手、供給側=売りて側である。
EX、ローマの歴史的建造物の作り手=石材・・・加工する人たち=石工と呼ばれる人に尋ねた。どうして石工をやってるんですか?と・・・そうすると石工のAさんは→お金を稼ぎ家族を養うためだと言い、Bさんは→技を磨き高名な職人になり出世するためだと言い、Cさんは立派な協会を作り、町の皆が幸せになるためだと云う。・・・→真に楽しく働くとはSUさんにとって3人の内どのタイプの人ですか?

SUさん:振り返ってみると、今のわたしはBでした。 本当に目指したいところは、Cさんの領域に行けたらいいな〜!と思います。

笠:それは素晴らしい。ぜひそこに邁進して欲しいですね!
応援したいと思います。(^-^)/

絆工房はSUさんの今後の活躍に期待してます😊

株式会社 絆工房
https://kizunakobo.jp/

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