ミッキー展に行ってきた

展覧会ってどこまでネタバレを避けるものなんだろう?
一応、作品画像は避けるようにしよう。

全体の構成

・旧作のコーナー
・現代美術のコーナー
・ディズニーアーティストのコーナー

旧作のコーナー

冒頭に蒸気船ウィリーから4枚の絵コンテのコピー。
今まで色んな展覧会で見てきたけど、この絵コンテは本当にすごい。ビッシリとタイプされたコメントに、生き生きとしたスケッチ。
何度見ても飽きない。

次は映画の中に出てきたシーンをパネルで再現した記念写真エリア
僕は1人で行ったからなかなか難しかったけど、2人組とかできてる人はめっちゃ写真撮ってた。

ファンタジアはパネルでの軽い説明と映像作品の展示。
どこかで「マルチプレーンカメラを模した映像」と表現されてた気がするが、全然違った!複数のスクリーンにファンタジアの映像を流して、絵に奥行きを出すような作品。
どちらかというと物理的に3D映像をやってるような感じ。
これはこれで、なかなか面白い体験ではあるんだけども、マイクロプレーンカメラがピントを合わせることで擬似的に奥行きを出してるのに対し、こっちは自分の目で物理的にピントを合わせないといけないので、まぁ目が疲れる!

現代美術のコーナー

今回のメインコーナー。
あまり芸術的なアンテナが高い方ではないので、題材がミッキーであろうとなかろうと、現代美術というものをどう楽しむべきものかが分かってないというのはある。
が、それにしたってよく分からなかった!

とある作品に対して「これスヌーピー?」と子供が言ってたのが耳に入り、今回の展示に感じた違和感が分かった。
ミッキーマウスというテーマである必要がないものが多い。

「有名なキャラクターをテーマにしている」なら分かる。
その中でも、わざわざ「ミッキーマウス」っていうキャラクターを使っている理由が分からないものが多かった。
もちろん、いくつかは「これはミッキーらしい!」と思う作品もあったし、ディズニーならではな作品もあった。

例えば、コーナー最初にあった「コミックに使われる擬音語を切り出したアート」なんかは、世界初のサウンドトラック式アニメーション映画の主人公であるミッキーならではだし、凄い良かった。
丸を3つだけを使ってる作品は、ミッキーのシンプルなシルエットが持つパワーが活かされている作品だった。

とはいえ、先の子供がスヌーピーと勘違いした作品やら、大勢としては「なんだこれ?」というものが多く、そっちの方が印象に残ってしまった。
前述の通り、楽しみ方が分かってないし、もしかしたら「アメリカでは」みたいな文化的なベースを必要とするものなのかもしれないとも思った。

ディズニーアーティストのコーナー

「おぉ!このエリアは凄い良いな!これだよこれ!」と思っていたら、いつのまにかディズニーアーティストのエリアになっていた。そりゃそうだ。

ここはアーティスト名は知らなくても、関わった作品はディズニー好きなら誰もが知ってる有名アニメーター達が描く、新しいミッキー達。
展示数は少ないが、とても素敵な作品ばかり。

まとめ

アート展なので、芸術が純粋に好きな人にはまた別の楽しみ方があるんだと思う。ただディズニーが好きな人は、僕のように若干違和感が残るかもしれないが、ディズニーアーティストの限定作品を見れるのは貴重な機会だし、行って損はなし!

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