見出し画像

TRPG制作日記(391) 鬼火(叢原火、釣瓶火、ふらり火、姥が火)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは妖怪を召喚して対戦したり事件を解決したりする対話型ゲームです。

今日は、登場する妖怪の調整を行います。

テーマは鬼火。京都に現れた火の玉です。


C018
カード名:叢原火[そうげんび]
攻撃力:45
効果:自分の妖怪である「火車」が攻撃宣言した時に手札から発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、攻撃宣言した「火車」の攻撃力は戦闘終了まで倍になる。この効果を発動すると、自分の場に存在する「火車」の効果は無効になる。また、この妖怪が戦闘で破壊された時に発動する。戦闘相手の妖怪の効果を無効にする。
解説:洛外西院の南、壬生寺のほとりにあり。俗これを朱雀の宗源火といふ。盗みを働いた僧侶が仏罰により鬼火になった火の妖怪。炎に苦悶する僧侶の顔が浮かび、京都を彷徨っていたと言われている。鬼火とは誰もいない場所に浮かぶ火であり、妖怪と共に現れる陰火とは区別される。【照明(激しく燃えて周辺を照らす)】【偵察(空を飛び村人や妖怪などを探す)】【戦闘+2】


C019
カード名:釣瓶火[つるべび]
攻撃力:30
効果:自分の戦闘前フェイズに、自分の場に「火車」がいる場合に相手妖怪一体を対象に手札から発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪を効果を無効にして攻撃力を半分にする。この効果を発動すると、自分の場に存在する「火車」の効果は無効になる。また、この妖怪が戦闘で破壊された時に発動する。戦闘相手の妖怪の攻撃力を100下げて0になると破壊する。
解説:木の枝から垂れ下がる火の妖怪。木の精霊が青い鬼火として現れた妖怪で、炎に人や動物の顔が浮かぶこともある。雨の降る夜に多く現れるが、これは釣瓶火の炎は陽火ではなくて陰火であり、陰火は木など物を燃やすことはできないが、水を与えると激しく燃える性質があるからである。釣瓶火は釣瓶落しの一種だという説がある。【照明(激しく燃えて周辺を照らす)】【戦闘+2】【不意打ち+4(森の中で相手を襲う)】


C020
カード名:ふらり火[ふらりび]
攻撃力:35
効果:自分戦闘前フェイズに、自分の場に「火車」がいる場合に相手妖怪一体を対象に手札から発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪を破壊して相手選手一人を選択して退場させる。この効果を発動すると、自分の場に存在する「火車」の効果は無効になる。また、この妖怪が戦闘で破壊されたら発動する。攻撃力が100以下の妖怪を選択して破壊する。
解説:炎に鳥が浮かんでいる火の妖怪。鳥が炎をまとっているように見えるが、実際には炎の妖怪で釣瓶火のように鳥が浮かび上がっているだけである。ふらり火は陰火で、陽火とは物を燃やすことができる現実の火であり、陰火とは物を燃やすことができない霊的な火と言われている。【照明(激しく燃えて周辺を照らす)】【偵察(空を飛び村人や妖怪などを探す)】【戦闘+2】


C021
カード名:姥が火[うばがひ]
攻撃力:70
効果:自分の「火車」が破壊される時に手札から発動できる。この妖怪を墓地に送り破壊を無効にする。また、自分の場に「火車」が存在する場合に、攻撃力50以下の妖怪が効果を発動した時に手札から発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、発動した効果を無効にする。この効果を発動すると、自分の場に存在している「火車」の効果は無効になる。また、この妖怪が戦闘で破壊されたら発動する。相手の場に存在する攻撃力が50以下の妖怪の効果をすべて無効にする。
解説:河内国にありといふ。河内の枚岡神社に現れる、三〇センチメートル程度の空を飛ぶ炎に老婆の顔が浮かんだ火の妖怪。神社の油を盗んでいた老婆が、死後に鬼火となったと言われている。また、子供を誘拐して売っていた老婆が、罰により鬼火になったという伝承もある。【照明(激しく燃えて周辺を照らす)】【偵察(空を飛び村人や妖怪などを探す)】【戦闘+2】


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG

叢原火と姥が火は罪と関係していて、釣瓶火とふらり火は植物と動物に関係しています。

もともと、火車のサポートカードのように設定していましたが、鬼火単独でも何かしら効果を発動できるように調整しました。

妖怪辞典などでは、これらの四体は鬼火としてまとめられているようです。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?