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TRPG制作日記(434) 古庫裏婆、白粉婆、蛇骨婆(老婆の妖怪)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです。

現在、登場する妖怪を制作しています。

C117
カード名:古庫裏婆[こくりばば]
攻撃力:70
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、元々の攻撃力を110にして以下の効果を発動する。相手あるいは自分の墓地に存在している妖怪一体を手札に戻して、手札に戻した妖怪の効果を得る。
解説:僧の妻を梵嫂といえるよし、輟耕録に見えたり。山寺に住み、檀家が備える米やお金を盗み、死者の皮を剥ぎ食らう老婆の妖怪。七代以前の住職の妻で、以前は美しかったが住職の死後、盗みと死者を食べ続けたことで醜い姿になった。三途の河の奪衣婆より恐ろしいと言われている。【盗む】【死者を食べる】


C118
カード名:白粉婆[おしろいばば]
攻撃力:70
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、元々の攻撃力を110にして以下の効果を得る。この妖怪が自分の場に存在している場合に、絡新婦、玉藻前、紅葉狩あるいは攻撃力が120以下の自分妖怪の攻撃力を20上げて、効果では破壊されなくなる。
解説:紅おしろいの神を脂粉仙娘と云。おしろいばばは此神の侍女なるべし。白粉の神に仕える老婆の妖怪。雪の季節に傘を被り、片手に酒を持ち、杖をついて歩いている。紅と白粉は女性を美しくするための道具。おそろしきもの、しはすの月夜女のけはひとむかしよりいへり。【紅と白粉で美しくする(交渉が+2される)】


C119
カード名:蛇骨婆[じゃこつばば]
攻撃力:80
効果:この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、元々の攻撃力を110にして以下の効果を発動する。攻撃力120以下の相手妖怪を選択して破壊する。3以下ならば、この妖怪のカード名を「青蛇赤蛇」に、元々の攻撃力を95にして以下の効果を得る。この妖怪は戦闘で破壊されない。
解説:もろこし巫咸国は女丑の北にあり。右の手に青蛇をとり、左の手に赤蛇をとる人すめるとぞ。巫咸国の住人で、右手に青蛇を、左手に赤蛇を巻いた老婆の妖怪。また、蛇塚の蛇五右衛門の妻が誤って蛇骨婆と呼ばれるようになったとも言われている。青蛇と赤蛇で夫が封じられた蛇塚を守っている。【特定の場所を守る】【戦闘+3】

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG

老婆の妖怪なので、攻撃力110の山姥と関連性を持たせました。

C006
カード名:山姥[やまうば]
攻撃力:110
効果:自分の戦闘前フェイズに相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を破壊する。また、この妖怪が相手妖怪を戦闘で破壊した時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪の攻撃力を20上げる。
解説:山に棲む老婆の妖怪。ぼろの着物を着た老婆の姿で描かれる。人を襲って食い殺す山姥もいれば、人里に降りてきて富や福を授けてくれる山姥もいる。これは山姥が山の神として奉られてきた証明である。逃げる旅人を追いかけたり、死体から薬や金、食物が生まれたりするなど、日本書紀の伊弉冉尊と似た伝承が伝えられている。【治療(傷ついた村人や妖怪を治療する)】【戦闘+3】

東洋の魔女と言われる、山姥、黒塚、苧うにの山姥系の妖怪は、すべて攻撃力が110に揃えてあります。

また、相手を呪い殺す共通効果、戦闘で相手を破壊すると食べて攻撃力が無限に上がり続ける共通効果をあります。


これらの主役の山姥系と比較して、鬼婆系の古庫裏婆、白粉婆、蛇骨婆はサポート的な妖怪にしました。

古庫裏婆は、墓地から妖怪の能力を奪います。

白粉婆は攻撃力が120以下の妖怪に、効果破壊耐性を与えます。化粧で美しくするので、攻撃力も上がります(化粧なので、絡新婦、玉藻前、紅葉狩の女性妖怪も強化されます)。

蛇骨婆は山姥のように効果で相手を破壊します。ただし、攻撃宣言時なので一ターンに繰り返し使用できます。もちろん、制限なしの山姥とは異なり攻撃力が125以上の妖怪は破壊できません。
木魅を発動されるだけで、攻撃力110以上の相手切り札には無力です。


また、これらの妖怪は、戦闘で相手を破壊した時に攻撃力が山姥と並ぶ効果があります。


もともと、山姥は相手を破壊したら攻撃力が強化されるだけの妖怪としてデザインしていましたが、切り札らしく、また代表的な妖怪として愛されるように起動効果による破壊というシンプルさを与えました。

ダイスを振って、相手を破壊。

相手を破棄し続けたら強くなる。

初心者向けです。


一方、鬼婆系は、少し上級者向けです。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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