TRPG制作日記(358) 天孫降臨、なぜ人間には寿命があるのか?
現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGに登場するカードを制作しています。
今日は、天孫降臨。
経津主神と武甕槌神により、葦原中国は平定されました。そして、とうとう天孫が降臨します。
アマテラスカード『
カード名:瓊瓊杵尊[ににぎのみこと]
攻撃力:125
効果:自分の戦闘前フェイズに発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、自分の場に存在しているすべての妖怪の攻撃力を30上げる。
解説:天照大神の子と高皇産霊尊の娘から生まれた神。天津彦彦火瓊瓊杵尊。葦原中国の君主となるために、天児屋命らと共に高千穂に降臨した。木花開耶姫と結婚して、火闌降命と彦火火出見尊の兄弟を生んだ。瓊瓊杵尊、彦火火出見尊、鸕鶿草葺不合尊は日向三代と言われて、鸕鶿草葺不合尊の息子が初代天皇である。
カード名:木花開耶姫[このはなのさくやひめ]
攻撃力:120
効果:この妖怪が破壊されて墓地に送られた時に発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、この妖怪を墓地から召喚して攻撃力を20上げる。
解説:瓊瓊杵尊と結婚した死と再生の女神。大山祇神の娘。瓊瓊杵尊が高千穂に降臨すると木花開耶姫と出会ったが、一日で彼女は妊娠したので、瓊瓊杵尊は自分の子であることを疑った。木花開耶姫は無戸屋に自分を閉じ込めて火を放ち、誓約して、火闌降命と彦火火出見尊が生まれたので瓊瓊杵尊の子を妊娠していたことが認められた。
カード名:磐長姫[いわながひめ]
攻撃力:120
効果:この妖怪は破壊されない。
解説:瓊瓊杵尊に拒絶された不死と永遠の女神。大山祇神は磐長姫と木花開耶姫の二人の娘を瓊瓊杵尊と結婚させようとしたが、妹の木花開耶姫は美しく、姉の磐長姫は醜かったので磐長姫だけを拒絶した。不変の女神である磐長姫を拒絶したことで、天皇と日本人の命は木の花のように儚い存在となった。
カード名:天児屋命[あまのこやねのみこと]
攻撃力:140
効果:自分の戦闘前フェイズに自分妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪は効果では破壊されない。また、仲間妖怪が破壊される時に破壊される妖怪を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、対象の妖怪の破壊を無効にする。3以下ならば、この妖怪を破壊する。
解説:天孫降臨で瓊瓊杵尊に従い降りた祭祀の神。中臣氏の祖先。素戔嗚尊の乱暴により天照大神は天岩戸に隠れたが、思兼神の深謀遠慮により解放された。天児屋命の役割は太玉命と共に、八咫鏡と八尺瓊勾玉をかけて祈祷することだった。天照大神が解放されると二度と隠れないように懇願して素戔嗚尊を追放した。瓊瓊杵尊に従い五伴諸神として葦原中国に降りてからは、彼の子孫は中臣氏、藤原氏となり日本の政治を担った。
カード名:太玉命[ふとだまのみこと]
攻撃力:120
効果:自分の戦闘前フェイズに自分妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪は効果では破壊されなくなる。また、自分妖怪による攻撃宣言時に発動できる。この妖怪を破壊して、攻撃対象の妖怪を破壊する。
解説:天孫降臨で瓊瓊杵尊に従い降りた祭祀の神。忌部氏の祖先。天照大神は思兼神の深謀遠慮により解放されたが、太玉命の役割は天児屋命と共に八咫鏡と八尺瓊勾玉をかけて祈祷することだった。瓊瓊杵尊(天皇の祖先)と天児屋命(藤原氏の祖先)と共に地上に降りたが、中臣鎌足が藤原鎌足になり藤原氏が勢力を伸ばすと、日本の祭祀を藤原氏が独占して忌部氏は衰退した。
カード名:天細女命[あめのうずめのみこと]
攻撃力:130
効果:この妖怪が場に存在している場合は自分妖怪の攻撃力は20上がる。また、ターン終了時に墓地の妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを振り4以上ならば、対象の妖怪を墓地から召喚する。また、一ターンに一度、この妖怪の攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを振り5以上ならば、攻撃対象の妖怪より攻撃力の低い相手の場に存在する妖怪をすべて破壊する。
解説:天孫降臨で瓊瓊杵尊に従い降りた芸能の女神。猿女君の祖先。天照大神が思兼神の深謀遠慮により解放される時に、天細女命は矛を構えて巧みに踊り、天照大神が天岩戸から顔を出す原因を作った。天孫降臨では猿田彦神と対峙すると、彼を案内役にして瓊瓊杵尊を日向国に導いた。天児屋命と太玉命の末裔とは対象に、天細女命の末裔は巫女として鎮魂祭や新嘗祭の舞を担った。
カード名:石凝姥命[いしこりどめのみこと]
攻撃力:110
効果:この妖怪の召喚成功時に発動できる。六面ダイスを一回振り2以上ならば、カード名を「八咫鏡」に、攻撃力を40にして以下の効果を得る。自分の戦闘前フェイズに草薙剣あるいは八尺瓊勾玉が自分の場に存在している場合に発動できる。手札から攻撃力100以上の妖怪一体を召喚する。また、この妖怪のカード名が八咫鏡の場合に、相手の妖怪が攻撃宣言した時に発動できる。六面ダイスを振り4以上ならば、攻撃宣言した相手妖怪を破壊する。
解説:天孫降臨で瓊瓊杵尊に従い降りた物作りの女神。鏡作部の祖先。天照大神が思兼神の深謀遠慮により解放される時に、八咫鏡を制作した。天細女命の舞に興味を惹かれて顔を出した天照大神は、八咫鏡に映る自分の顔を見て顔を白くした。このことから感情を強く掻き立てられることを面白いという。草薙剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉は後に三種の神器として皇位の標識となる。
カード名:豊玉神[とよたまのかみ]
攻撃力:110
効果:この妖怪の召喚成功時に発動できる。六面ダイスを一回振り2以上ならば、カード名を「八尺瓊勾玉」に、攻撃力を40にして以下の効果を得る。自分の戦闘前フェイズに草薙剣あるいは八咫鏡が自分の場に存在している場合に発動できる。手札から攻撃力100以上の妖怪一体を召喚する。また、この妖怪のカード名が八尺瓊勾玉で攻撃力100以上の妖怪が効果を発動した時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、発動された効果を無効にする。
解説:天孫降臨で瓊瓊杵尊に従い降りた物作りの神。玉造部の祖先。玉屋命、古事記では玉祖命として登場する複数の名前で呼ばれる神。天照大神が思兼神の深謀遠慮により解放される時に、八尺瓊勾玉を制作した。草薙剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉は後に三種の神器として天皇を象徴する。
』アマテラスカード
なお、瓊瓊杵尊と共に、
天児屋命[あまのこやねのみこと]140
太玉命[ふとだまのみこと]120
天細女命[あめのうずめのみこと]130
石凝姥命[いしこりどめのみこと]110
豊玉神[とよたまのかみ]110
の五柱の神も降臨しました。リーダーである天児屋命の子孫は藤原氏として瓊瓊杵尊の子孫である天皇に従います。
木花開耶姫は死と再生の女神なので、破壊されても強くなって何度でも甦ります。
永遠の女神、磐長姫はシンプルに、破壊されません。
今日は以上です。