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TRPG制作日記(327) どこか神秘的なキツネの妖怪

キツネの妖怪と言えば、九尾の狐。尻尾が九本あり、革命を煽り殷を滅ぼした妖怪を思い浮かべるでしょう。

もしかしたら、姫路城を思い浮かべる人もいるかもしれませんが。


現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを制作中です。今日も登場する妖怪を制作していきます。

今日は、玉藻前と長壁です。

アマテラスカード『

C064
カード名:玉藻前[たまものまえ]
攻撃力:125
効果:自分の戦闘前フェイズに相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、対象の妖怪を墓地に送りその妖怪の攻撃力をこの妖怪に加える。また、戦闘中に仲間の妖怪一体を対象に自由に発動できる。対象の妖怪を墓地に送り、戦闘終了までその妖怪の攻撃力をこの妖怪に加える。
解説:商の妲己は狐の精なり。人間を創造した神、女媧の命令で妲己となり中国の王朝を滅ぼすと、今度はインドで華陽夫人となりインドを混乱させて、最後に来日して玉藻前になり天皇を惑わし支配しようとした。しかし、安倍泰成に正体を見破られて逃亡、最後は那須野原で討伐され殺生石となる。男性を操る美しい女性の姿をしているが、正体は九尾の狐である。

C065
カード名:長壁[おさかべ]
攻撃力:140
効果:妖怪を破壊する効果が発動した時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、その効果を無効にして破壊する。
解釈:長壁は古城にすむ妖怪なり。姫路城の天守に住み、年に一度だけ城主と会い城の運命を告げる預言の妖怪。姫路城の前にあった刑部大社が名の由来とされて、コウモリを従えた老婆の姿で描かれることがある。正体は老狐という説があり、討伐に来た宮本武蔵を罠にはめて追い出そうとした説話は有名である。

』アマテラスカード

玉藻前は誘惑の妖怪なので、相手妖怪の力を味方にしたり、仲間の妖怪を自分の力にしたりします。

長壁には多くの説がありますが、鳥山石燕の画集では玉藻前と並んで記録されているので狐説を採用しました。

稲荷神社と長壁大社が混じったという説があります。

予言の妖怪、城の守り神なので、予め危険を避けるという特性から効果を無効にする効果を与えました。


今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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