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TRPG制作日記(257) キャタクター背景(ルールブック第三章)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、プレイヤーが物語のキャラクターを演じて楽しむゲームです。演じられるキャラクターの情報は、キャタクターシートⅠとキャタクターシートⅡに書かれています。

キャタクターシートⅠのプロフィールと、キャタクターシートⅡのキャタクター背景は対になる情報です。

プロフィールにはプレイ開始前に共有しておく情報が、キャタクター背景にはプレイ中に徐々に公開していく情報が書かれています。


以下が、ルールブックにおけるキャタクター背景の記述の一部です。


ルールブック第三章『

キャタクター背景

 キャタクター背景とはカードプレイヤーが秘密にしている個人情報である。キャタクターシートⅠに書かれている情報、キャタクター設定、能力値、自己肯定感、プロフィールとデッキがプレイ開始前に他のプレイヤーに公開されているだけではなくて、他のカードプレイヤーも把握していることが前提となっているのとは対照的に、キャタクターシートⅡの情報は他のプレイヤーに公開せず、また同時に他のカードプレイヤーも知らないことが前提となっている。プレイ開始時点で、基本的には、プロフィールの内容を把握しているのはそのカードプレイヤーを担当するプレイヤーとゲームマスターのみである。キャタクターシートⅡの内容は非公開情報と呼ばれており、この点でキャタクターシートⅠのプロフィールとは異なる。キャタクター背景に書かれている情報は、基本的には、カードプレイヤーとそれを演じるプレイヤーしか知らないことが一般的だが、特定の数名のカードプレイヤーだけが情報を共有していることもある。しかし、この場合もプレイ前に打ち合わせをすることはない。キャタクターシートⅡに書かれている内容は、自己紹介で公開しないだけではなくて、キャタクターシートⅡ自体を他のプレイヤーに見せたり触らせたりすることはない。
 非公開情報だが、それはプレイ開始前の段階においてであり、プレイが開始されるとキャタクター背景とキャタクター目的、禁止事項に書かれている指示を尊重して、徐々に内容を公開していくことは許される。例えば、キャタクター背景に「人物Aのことが好きだが思いを隠している」と書かれていて、キャタクター目的に「花を渡して人物Aに思いを告白する」と書かれている場合は、キャタクター背景に「人物Aのことが好きだが思いを隠している」と書かれていても、プレイ中に、人物Aに告白することで人物Aが好きなことを公開してしまうことは許される。以上のように、キャタクター目的から公開しなくてはならない場合ではなくても、プレイの流れから、自然に情報を公開していくのがキャタクター背景の内容である。また、キャタクター背景にも特殊能力と持ち物が書かれている場合があるが、これもプレイ中に公開できる。強力なアマテラスカードを密かに隠し持っているが、強敵と対戦するときにデッキに入れることは可能である。キャタクター背景には他のカードプレイヤーの秘密が書かれている場合もあるが、それを暴露することも許される。
 徐々に公開可能な情報とは異なり、キャタクター背景にはプレイ開始前だけではなくてプレイ中にも公開することが禁止されている情報がある。このように、プレイで絶対に公開しない情報は絶対非公開情報と呼ばれていて、「『彼女の正体は妖怪である(絶対非公開情報)』」のように『』で括られて、その情報が絶対非公開情報であることが明記されている。絶対非公開情報はロールプレイのためだけに利用する情報であり、プレイ中に他のカードプレイヤーから訊ねられても曖昧に誤魔化すことが好ましい。もちろん、プレイ終了時点で互いのキャタクターシートⅡを見せ合うときに、この絶対非公開情報は他のプレイヤーに知られることになるだろう。しかし、物語の登場人物であるカードプレイヤーは絶対非公開情報の内容を知ることはない。多くのシナリオが続くキャンペーンにおいても絶対非公開情報は秘密のままであり続ける。絶対非公開情報はロールプレイで参考にするためだけに存在しており、シナリオ目的やキャタクター目的を達成するために使用されることはない。

』ルールブック第三章

今日は以上です。読んでいただきありがとうございました。

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