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TRPG制作日記(495) TRPGに必要な要素
現在開発中の現代稲生物怪録TRPGは、妖怪を召喚しながら屋敷からの脱出を目指す対話型ゲームです。プレイヤーは登場人物を演じながら脱出のために銀の鍵を探します。
ある朝、四人の高校生が目を覚ますと洋館の正面広間にいた。広間にはスリコギ手と名乗る着物姿の娘がいて、二日後の朝六時までに銀の鍵を手に入れることができなかった場合は全員を妖怪館に永遠に閉じ込められると伝えた。銀の鍵は洋館にいる妖怪が盗んだ可能性が高いようだ。また、銀の鍵を手に入れるために、補佐として妖怪が封じられたカードをそれぞれの高校生に渡していると教えてくれた。確認すると、確かに六枚ずつカードが配られている。さあ、高校生達は無事に銀の鍵を手に入れて妖怪たちの暮らす洋館から脱出することができるのだろうか?
TRPGはゲームマスターがシナリオを読み、シナリオに基づいて進行を行い、プレイヤーがキャラクターを演じる対話型ゲームです。
ゲームマスター シナリオを読む 進行を行う
プレイヤー キャラクターシートを読む キャラクターを演じる
多くのゲームと同じように、TRPGはプレイヤー(消費者)の選択が物語の結果に影響を与えます。これが小説や演劇とは異なる部分です。
プレイヤーは出来事をコントロースしているという感覚が必要で、それによりゲームは疑似体験になります。
また、RPG、ロールプレイングゲームとは、プレイヤーがキャラクターを演じることを目的として、キャラクターを体験することが重要な楽しみになるので演じて楽しいキャタクターである必要があります。
シナリオは移動の集まりです。
AからBへ行き、BからCあるいはDのどちらに行くかを選択して、Dを選択した場合はDへ行き、また次の目的地に向かいます。
現代稲生物怪録TRPGでは、最初は洋館の正面に居ます。
ここから、館内の部屋を移動していきます。
二時間程度のプレイ時間だと仮定して、そして妖怪の人数を6体だとしたら場所の数は多くて10カ所程度が限界でしょう。
正面広間に巨大な髭腕、
部屋Aに大地震と大風
部屋Bに脇差し飛
部屋Cに白き物
とすると、裁定でも四つの部屋が必要にあります。この四カ所を主人公達は移動していきます。
移動には動機と報酬が必要になります。動機と報酬がなければ、プレイヤーは自分がどこに移動したいのか判断できません。
現代稲生物怪録TRPGは脱出を目的とするゲームで、脱出のためには銀の鍵が必要です。
そして、妖怪の誰かが銀の鍵を持っている可能性があるので、主人公達は銀の鍵を見つけるために情報を集めます。
そのため、動機と報酬は犯人を見つけるための情報となります。
プレイヤーは主人公達を演じながら、協力して、犯人を捜します。
そのため、登場人物と物語には、プレイヤーが犯人を、銀の鍵を探したくなるような内容が積極的に必要になります。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。