TRPG制作日記(118) ルールブック3
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは参加者がゲームマスターとプレイヤーに別れて、ゲームマスターが物語を語りプレイヤーがその物語の登場人物を演じる遊戯です。進行役であるゲームマスターはルールブックとシナリオを読み、プレイヤーはキャタクターシートを読んで互いに協力しながら即席の物語を作り上げます。
このゲームで遊ぶためには静かな場所と六面ダイスの他に、ルールブックとシナリオ、そしてキャラクターシートが必要です。
特に、ルールブックは『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGで遊ぶためのルールやデータが含まれており、そしてそれだけではなくシナリオやキャラクターシートの読み方も書かれています。
昨日は、このルールブックの目次や、そして21項目の基本ルールについて書きました。
今日は引き続き、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのルールブックについて書きたいと思います。
9月に『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG試作ルールブックを制作しました。試作ルールブック全体の構成は、以下になっています。
『
1はじめに
2世界観
第一部
3カードプレイヤー
4行為判定と衝撃
5アマテラスカード
6対戦
7自己肯定感
第二部
8ゲームマスター
9セッション
10シナリオ制作
11神仏と妖怪
12日本地図
13秘された記録
シナリオ『八岐大蛇の静かな森で』
』
試作ルールブックは「第一章 はじめに」からはじまります。
「はじめに」は、以下の構成になっています
(1)『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGについて
(2)ゲーム概要
(3)基本ルール
(4)アマテラスカードゲーム
(5)カードプレイヤーと案内役
(6)セッションの流れ
(7)プレイに必要な道具
(8)この本の使い方
昨日は(2)のゲーム概要が抜けていましたが、確認したら試作ルールブックには8項目ありました。
ただ、正規版ルールブックでは(1)「『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGについて」と(2)「ゲーム概要」は、一つにまとめるかもしれません。
(1)と(2)で『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGといTRPGがそのようなゲームであるのかを説明した後で、ルールブックは基本ルールの説明に入ります。
そして、基本ルールの次は、(4)「アマテラスカードゲーム」の項目を入れることにしました。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはTCG体験型TRPGです。
もしずっとこの制作日記を読んでいてくれた方がいれば、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGにおいて、アマテラスカードゲームの立ち位置をどのようにするのかが揺れていたのを覚えているかもしれません。
基本ルールでも書かれていますが、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは探索と対戦の二つのプレイに別れています。
探索では能力値を参照した、行為判定を経ながら物語を作ります。
いっぽう、対戦はアマテラスカードゲームを利用した普通のボードゲームで本当に六面ダイスとカードで遊ぶゲームです。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのキャラクターシートは二枚あり、キャラクターシートⅠは以下のようになっています。
このキャラクターシートⅠを見ていただけら分かると思いますが、そもそもTCG体験型TRPGという名目ですが、試作ルールブックの段階ではTCG部分に関しては重視していませんでした。
キャラクターシートⅠは、
キャラクター設定
能力値
自己肯定感
プロフィール
デッキ
の五つの項目がありますが、【デッキ】は小さくするようにデザインしていただきましたし、いくつかの試作シナリオでは対戦そのものが存在しないシナリオも多く考えていました。
ただ、対戦がある方が楽しめる人が多いのではという意図で、TCG体験型TRPGにしたという意図が大きいです。
試作ルールブックにおいては、基本ルールの項目の後にすぐにアマテラスカードゲームの説明が入ります。
これは、そうはいうものの、対策においても対戦を意識した探索を行う必要がありますし、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGが他のTRPGと大きく異なるところがTCG体験型であることだからです。
これまでTCG部分に関しては雑に扱ってきましたが、この『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGにあるアマテラスカードゲームはそれなりに工夫を凝らして考えてきました。
ただ、TRPGの面白さは、ゲームマスターとプレイヤーが共に協力して物語を作ることなので、露骨にボードゲームであるアマテラスカードゲーム部分は目立たなくしてきただけです。
第一章において、基本ルールの後でアマテラスカードゲームを入れることは採用する予定です。
試作ルールブックの段階よりも、正規版ではカードゲームを強く押し出すつもりです。
また、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGがどのようなTRPGであるのかはアマテラスカードゲームを見ていただくのが一番だと思っていますし、またアマテラスカードゲームに触れるのが遅くなれば遅くなるほど、このTRPGに関して間違った印象を与えがちなのがヒアリングによって明らかになったので。
今日も試作ルールブックの一部を掲載しようと思います。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。