基本ルール(2021年9月)
2021年9月に制作した『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG試作ルールブックにおける基本ルールを掲載します。
以下のルールは今後改良していく予定です。参考までに。
■ルール1 参加者は2人以上であり、参加者の一人は【ゲームマスター】を担当して他の参加者は【プレイヤー】を担当しなくてはならない。
■ルール2 ゲームマスターは【シナリオ】を準備して内容を把握する。そして、プレイに必要な小道具を準備すると共に、他のプレイヤーに集合時間と場所を伝えて彼らに必要な小道具や筆記用具を準備させる。
■ルール3 邪魔の入らない静かな場所を確保して集まり、ゲームマスターが【概要と目的、そして注意事項】を参加者全員に説明する。それからカードプレイヤーの担当を決めて全員に【キャラクターシート】のセットを配布する。プレイヤーは二枚のキャラクターシートを読み内容を把握する。ゲームマスターとプレイヤーは、シナリオの注意事項に従わなくてはならない。
■ルール4 プレイヤーが演じるキャラクターシートに記された登場人物を【カードプレイヤー】と呼ぶ。また、ゲームマスターが演じて他のカードプレイヤーを補佐するためのカードプレイヤーを【案内役】と呼ぶ。
■ルール5 カードプレイヤーと案内役の情報が書かれたキャラクターシートは【キャラクターシートⅠ】と【キャラクターシートⅡ】の二枚が存在する。キャラクターシートⅡの内容はプレイ前に公開してはならない。
■ルール6 プレイヤー全員がキャラクターシートを把握したら、プレイヤーは自分が演じるカードプレイヤーの【自己紹介】をしなくてはならない。自己紹介のときに公開できるのは【キャラクターシートⅠ】の内容のみである。カードプレイヤー全員の自己紹介が終わると、最後に案内役の自己紹介を行う。
■ルール7 全員の自己紹介が終わると、ゲームマスターはプレイ開始を宣言する。プレイが開始されると、はじめにゲームマスターは【プロローグ】を読みあげる。それから状況についての説明と描写を行い【通常プレイ】を開始する。
■ルール8 ゲームマスターは状況を説明して、プレイヤーに語りかけて彼らを選択させたり行動させたりしなくてはならない。プレイヤーはゲームマスターが物語る内容に耳を澄ませて状況を想像して、それから自分が演じているカードプレイヤーの気持ちになり選択したり行動したりする。プレイヤーが自分が担当するカードプレイヤーを演じて台詞を言ったり行動したりすることを【ロールプレイ】と言う。
■ルール9 プレイは会話と六面ダイスを振ることにより進行する。この会話と六面ダイスによるシナリオ攻略を通常プレイという。カードプレイヤーが行動するときに、その行動が失敗する可能性がある場合に限り、ゲームマスターはプレイヤーに六面ダイスを振らせて結果に従い成功か失敗かを判定することができる(【行為判定】)。行為判定を行う場合にはゲームマスターは行為判定の成功が確定する達成値と参照する能力値をあらかじめプレイヤーに伝えなくてはならない(たとえば、能力値の社交の値と六面ダイスを二回振った結果の合計値が11以上なら成功など)。行為判定は【交渉】、【購買】、【挑戦】の三つに分けることができる。
■ルール10 カードプレイヤーには【自己肯定感】が設定されている。自己肯定感は案内役の指示に従い【心理検査】(六面ダイスを数回振る)を受けて変動する。自己肯定感がゼロになった場合は、カードプレイヤーは【鬱状態】に陥り、以降はプレイヤーは鬱状態が回復するまで鬱状態のカードプレイヤーを演じなくてはならない。鬱状態になると能力値の経済、運動、社交の値がゼロになる。また自己肯定感はゼロ以下にはならず、鬱状態はプレイ中には回復しない。
■ルール11 案内役が特定のプレイヤーにたいして「ロールプレイをしてください」と宣言すると、プレイヤーは自分が演じるカードプレイヤーのロールプレイ(演技)をしなくてはならない。このときに、他のプレイヤーはロールプレイを行っているプレイヤーを冷やかしてはならない。
■ルール12 キャラクターシートにプレイヤー目的が設定されている場合は、プレイヤーはその目的を達成するために努力しなくてはならない。また、禁止事項が設定されている場合は禁止事項を守らなくてはならない。
■ルール13 原則としてゲームマスターとプレイヤーはキャラクターシートの指示には従わなくてはならない。また、非公開情報はキャラクターシートの指示に従い、プレイ中に自由に開示できる。
■ルール14 アマテラスカードによる対戦を【アマテラスカードゲーム】と言う。プレイヤーは案内役が「対戦を開始します」と宣言したら、通常プレイを中断してアマテラスカードゲームのルールに従い【対戦】を開始しなくてはならない。ゲームマスターは独自の判断でアマテラスカードゲームのルールを変えることはできず、案内役を通してしか対戦に干渉できない。案内役が「対戦を終了します」と宣言したら対戦を終了して通常プレイに戻る。対戦中もロールプレイは行う。アマテラスカードゲームのような通常プレイ以外のプレイを【特殊プレイ】と言う。
■ルール15 プレイ中はゲームマスターの指示に従わなくてはならない。また、ゲームマスターはシナリオとキャラクターシートを尊重しなければならないが、それ以上にプレイヤーが楽しむことを重視しなくてはならない。
■ルール16 案内役が「プレイを終了します」と宣言すると、どのような状況であれプレイは終了する。プレイが終了すると、ロールプレイは解除されて案内役とカードプレイヤーを演じる必要はなくなる。
■ルール17 シナリオ攻略が終了するかゲームマスターの判断によりプレイが終了された場合は、達成されたキャラクター目的の点数を自己肯定感に加えて成績とする(【成績集計】)。これ以降はキャラクターシートの非公開情報の公開が許される(ゲームマスターの判断で成績集計を行わないこともできる)。成績集計が終わると結果を発表して、雑談の後に解散する。
■ルール18 ゲームマスターが許したときにはプレイヤーは自分が担当するプレイヤーキャラクターを改造したり自作したりすることが許される。【改造】とは既存のキャラクターシートの名前やキャラクター設定、デッキの一部などを部分的に変えることだが、シナリオ攻略が不可能になるか、あるいはプレイが成り立たなくなるほど容易になる場合を除いて奨励される。
■ルール19 シナリオとルールブックが異なる指示を出している場合は、ゲームマスターの指示に従いシナリオを優先する。シナリオとキャラクターシートの内容に矛盾が起きたときにはゲームマスターの判断で解決する。
■ルール20 ゲームマスターの指示をプレイヤーは尊重しなくてはならない。
■ルール21 差別及び暴力行為を肯定してはならない。
以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?