TRPG制作日記(336) 鍛冶の神様と不吉の神様
妖怪とは神が零落した姿である、とはよく聞きますが、確かに明らかに神と思われる妖怪は多いです。
現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの妖怪を制作しています。
今日は、青坊主と赤舌です。
アマテラスカード『
C048
カード名:青坊主[あおぼうず]
攻撃力:115
効果:自分の戦闘前フェイズに自分妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り2以上ならば、対象の妖怪の攻撃力を30上げる。また、自分妖怪の攻撃宣言時に手札から捨てて発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、戦闘終了時まで、戦闘中の自分妖怪の攻撃力を100上げる。
解説:草庵で暮らす一つ目の僧侶の妖怪。天目一箇神とは、日本書紀に登場する製鉄、鍛冶の神である。製鉄は片目で鉄の色を見て温度を調べ、また片目を失明することが多いため隻眼は鍛冶の象徴とされている。日本各地に一つ目坊、一つ目小僧などの一つ目の僧侶妖怪の伝承がある。
C049
カード名:赤舌[あかした]
攻撃力:115
効果:この妖怪の召喚時に発動する。六面ダイスを一回振り4以上ならば、この妖怪が場にいる間は相手妖怪は効果を発動できない。3以下ならば、場の自分妖怪はすべて墓地に送られる。
解説:鬼神を使役する、太歳の正門を守護する赤舌神の妖怪。赤舌日とは、羅刹神が支配する日で不吉とされている。鳥山石燕は赤舌を毛深い顔に爪のあり、水門を守る妖怪として描いている。赤は垢として水や穢れを現しており、舌は「舌は是れ災いの門」というように門を現している。赤舌の口が開いている間は、吉事に恵まれない。
C011
カード名:垢嘗[あかなめ]
攻撃力:105
効果:攻撃力が上昇する効果が発動した時に何度でも発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、攻撃力が上昇した妖怪を破壊する。ターン終了時に、この妖怪を場から墓地に送ることで発動できる。手札、墓地から赤舌を召喚する。
解説:風呂を掃除する浄化の妖怪。垢には心の穢れや煩悩などの意味があり、心に穢れや煩悩などが溜まると風呂場は汚くなり垢嘗が現れるので、常に心を綺麗に風呂場は美しく保っていなくてはならない。浄化の妖怪だが、人間の穢れから生まれたので穢れを食べると言われている。全身が赤で舌が長く、足に鋭い爪がある。
』アマテラスカード
一つ目小僧、一つ目坊は疫病と関係があるという説がありますが、一つ目であること、そして赤舌と並んで登録されていることから鍛冶の神と関連付けることにしました。
青坊主は鍛冶の神なので、武器を作り仲間の攻撃力を上げる。
赤舌は不吉の神なので、相手の効果を失敗させる。ただし、赤舌日になっている場合だけです。
赤舌と垢嘗は描写が似ているので、関連付けました。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?