TRPG制作日記(125) アマテラスカード
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは数人が集まって即興の物語を演出する遊びです。参加者はゲームマスターとプレイヤーに別れて、ゲームマスターはシナリオを読み進行を行い、プレイヤーはキャラクターシートを読んで登場人物を演じます。
時代は二十二世紀、人々は宇宙都市で暮らして数多く存在する仮想世界を利用しています。そして、舞台はその仮想世界の一つであるアマテラスワールドです。
アマテラスワールドは神仏と妖怪たちが暮らす世界です。そこではアマテラスカードゲームという遊びが行われています。
現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのルールブックを制作しています。
このルールブックは、以下のような構成を計画しています。
1はじめに
2世界観
第一部
3カードプレイヤー
4行為判定と衝撃
5アマテラスカード
6対戦
7自己肯定感
第二部
8ゲームマスター
9セッション
10シナリオ制作
11神仏と妖怪
12アマテラスワールド
13秘された記録
昨日は基本ゲームシステムである、第四章の「行為判定と衝撃」について書きました。『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは探索と対戦に別れており、行為判定と衝撃はゲームシステムに関係します。
今日は、対戦に関係する第五章の「アマテラスカード」について書きます。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの世界では、高校生たちは仮想世界アマテラスワールドでカードプレイヤーとなり、アマテラスカードゲームのランク10を目指しています。
アマテラスカードゲームはTCG(トレーディングカードゲーム)です。
TCGは複数のカードでデッキを組んで、そして組まれたデッキをカードプレイヤーたちが持ち寄り対戦します。
このデッキを構成するカードをアマテラスカードと呼びます。
アマテラスカードは妖怪が描かれたカードで、イラストの他に三つの情報を持ちます。
1カード名
2攻撃力
3効果
以前、アマテラスカードの試作を制作したので、その写真を以下に掲載しておきます。
上部に「九尾の狐」というカード名が、左下に攻撃力の150が、そして中央から下に効果テキストがあります。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』の原案である小説では、このアマテラスカードを50枚でデッキを組みますが、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGでは6枚でデッキを組みます。
つまり、六匹の妖怪が旅の友になります。
アマテラスカードは大きく三種類に分かれています。
一つ目は【古典妖怪】と呼ばれる妖怪たちです。
もともと既存妖怪という名称にしていましたが、風流がなさすぎるので変更しました。
この古典妖怪は玉藻前やぬらりひょんなどの古典に登場する妖怪たちです。また天照大神や八岐大蛇などの神仏も古典妖怪に含まれます。
古典妖怪たちはアマテラスカードの土台となる妖怪たちです。
書籍に登場する、つまり現実に登場する神仏や妖怪たちを揃えようと計画しています。
二つ目は【派生妖怪】です。
派生妖怪は古典妖怪の家族です。たとえば、【元気な河童】という妖怪は河童という古典妖怪と同じ種族の派生妖怪です。
派生妖怪は「形容詞など+古典妖怪」というカード名になります。古典妖怪の名前が含まれたら派生妖怪です。
派生妖怪は古典妖怪のカード名を含むすべての妖怪たちで、派生妖怪たちをまとめて【種族】と呼びます。
【元気な河童】は河童族のカードです。
そして、河童族はまとめて「河童」妖怪と呼びます。「古典妖怪」妖怪という記述で種族を指定します。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』による、二条陽子の二枚目の切り札である「狐火の姫」は狐火族で姫族です。
種族はカード名に含まれている単語のみにより決定します。
そのため、【玉藻前】と【九尾の狐】は同じ妖怪ですが、アマテラスカードでは異なる妖怪であるだけではなく異なる種族です。また、玉藻前は狐の妖怪ですが狐火族でもありません。
アマテラスカードには古典妖怪と派生妖怪の他に、試作妖怪という妖怪たちが存在します。
これは特定のシナリオにのみ存在するカードか、あるいはプレイヤーが独自に考え出したカードです。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのキャンペーンシナリオでは、自分でオリジナルのキャラクターを創作します。
そのときに、切り札としてそのキャラクターだけの専用切り札を制作することができます。
試作妖怪の制作の方法は、カード名と攻撃力を決めて、効果のサンプルから選んで効果を選んで制作できるようにしたいと思います。
オリジナルのイラストを制作することもありです。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。