
TRPG制作日記(447) 妖怪Ⅵ
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、妖怪を召喚して事件を解決したり対戦したりする対話型ゲームです
現在、登場する妖怪の調整を行っています。
C079
カード名:船幽霊[ふなゆうれい]
攻撃力:100
効果:この妖怪は相手の効果では破壊されない。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、相手の場に存在するすべての妖怪の攻撃力を50下げて0になれば墓地に送り、もう一度同じ効果を発動する。(この効果は最大3回まで繰り返し発動できる)。この効果は相手の場に攻撃力が50以下の妖怪が存在する場合は発動できない。
解説:西国または北国にても、海上の風はげしく浪たかきときは、波の上に人のかたちのものおほくあらはれ、底なき柄杓にて水を汲事あり。水難事故で死んだ者が怨霊になり海を彷徨う船の妖怪。船と亡者の姿で現れて、「柄杓をくれ」と要求して、柄杓を与えると船に海水を入れて沈めようとする。しかし、底のない柄杓を与えると海水を汲めないので諦めて消えると言われている。【相手の船に水を入れて船を沈める】【船に乗せる】
C080
カード名:川赤子[かわあかご]
攻撃力:30
効果:相手妖怪による攻撃宣言時に手札から墓地に捨てて発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言した相手妖怪を墓地に送る。また、この妖怪が墓地に存在している場合に相手妖怪による攻撃宣言時に墓地から発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、攻撃宣言した相手妖怪を墓地に送る。
解説:山川のもずくのうちに、赤子のかたちしたるものあり。これを川赤子といふなるよし。川太郎、川童の類ならんか。河童の仲間と思われる水の妖怪。沼や池で赤子が泣く声がして、赤子を助けようとすると沼や池に落ちる。声だけの妖怪で姿を見ることはないと言われている。【姿を見られない】【海や沼、池に落とす】
C081
カード名:古山茶の霊[ふるつばきのれい]
攻撃力:100
効果:この妖怪は効果では破壊されず、この妖怪が自分の場に存在している場合に相手の場に存在しているすべての妖怪は攻撃力が20下がる。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ相手妖怪一体を対象に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、対象の妖怪を蜂にする。蜂になった妖怪は効果が無効にされて、攻撃力は20になる。また、自分の戦闘フェイズ開始時に発動する。蜂を破壊して、破壊に成功した場合はこの妖怪の攻撃力を30上げる。また、この妖怪は効果処理をする場合に元々の攻撃力が120の妖怪としても扱う。
解説:ふる山茶の精怪しき形と化して、人をたぶらかす事ありとぞ。年を経た椿に精霊が宿った木の妖怪。昔、二人の商人が歩いていると、美しい女性が来て、片方の商人と楽しげに話を始めた。しらばくすると、女性は片方の商人に息を吹きかけて蜂にして、女性と蜂は椿の中に消えた。椿の花を調べると、蜂が死んでいた。【変化(女性に化ける)】【相手を蜂にする】
C082
カード名:加牟波理入道[がんばりにゅうどう]
攻撃力:115
効果:この妖怪は効果では破壊されず、相手妖怪の効果では攻撃力が変化しない。また、自分の戦闘前フェイズに一度だけ発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、手札から妖怪一体をカード名を「紫姑神」に、攻撃力を150にして召喚する。また、この妖怪が自分の場に存在している場合は、相手は攻撃宣言時に効果を発動できない。また、相手妖怪による攻撃宣言時に発動する。六面ダイスを一回振り3以上ならば、攻撃宣言を無効にして攻撃宣言した妖怪を破壊する。
解説:大晦日の夜、厠にゆきて、がんばり入道郭公(ほととぎす)、と唱ふれば、妖怪を見ざるよし、世俗のしる所也。呪いを唱えることで人間を守る厠の妖怪。中国では厠神を郭登と言い、郭登は遊天飛騎大殺将軍として人に禍福を与えると言われている。厠神には紫姑神も居て、昔は男女一対の人形を厠に置く習慣があった。【紫姑神を召喚する(紫姑神は交渉+2、戦闘+5の特殊能力がある)】【戦闘+3】
C083
カード名:雨降小僧[あめふりこぞう]
攻撃力:20
効果:自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、自分と相手の場を雨にする。雨の状態にある場に存在する妖怪は攻撃力が20上がり効果を発動できない。この妖怪が自分の場に存在している場合は、玉藻前あるいは狐族の妖怪は雨の状態でも効果の発動が可能である。また、この妖怪は日和坊が場に存在している場合に破壊される。
解説:雨のかみを雨師といふ。雨ふり小僧といへるものは、めしつかはるる侍童にや。雨師に仕える雨の妖怪。頭に和傘を被り、片手に提灯を提げた姿で描かれる。昔、狐が雨降小僧に、「魚を供えます。娘の嫁入りをするので雨を降らせてください」と頼んだ。雨降小僧が提灯を振ると、雨が降り出したと言われている。【雨を降らせる】
C084
カード名:日和坊[ひよりぼう]
攻撃力:20
効果:自分の戦闘フェイズ開始時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、雨の状態にある自分あるいは相手の場を晴れにする。また、この妖怪が自分の場に存在している場合に、相手の場に存在する妖怪は攻撃力が20下がり、簑火を除く相手の場に存在する火族の妖怪は効果を発動できない。
解説:常州の深山にあるよし。雨天の節は影見えず。日和なれば形あらわるると云。晴れの日にのみ現れる山の妖怪。日和坊は悪事を働くことはなく、村人は日和坊を見て天気を判断したと言われている。また、紙で「てるてる法師」を制作するのは、日和坊を祭ることで晴れを祈るためである。【晴れにする】
C085
カード名:青女房[あおにょうぼう]
攻撃力:80
効果:この妖怪は効果では破壊されない。また、元々の攻撃力が120以上の自分妖怪が戦闘あるいは効果で破壊される時に発動できる。六面ダイスを一回振り3以上ならば、破壊を無効にする。また、自分の場に妖怪が存在しない場合に、相手妖怪による攻撃宣言時に手札あるいは墓地から発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、この妖怪を攻撃力を50上げて召喚する。
解説:荒れたる古御所には青女房とて女官のかたちせし妖怪、ぼうぼうまゆに鉄漿くろぐろとつけて、立まふ人をうかがふとかや。荒れた古い御所に現れる女の妖怪。歯を黒く染めて青い着物を着て、化粧台の鏡を覗き込む姿で描かれる。本来、青女房という言葉は天皇や貴族に仕える若い女官を指している。【交渉+3】
C086
カード名:毛倡妓[けじょろう]
攻撃力:80
効果:相手妖怪による攻撃宣言時に発動できる。六面ダイスを一回振り4以上ならば、攻撃対象をこの妖怪に変更する。その後で攻撃宣言を無効にして、攻撃宣言した相手妖怪を相手の手札に戻す。
解説:ある風流士うかれ女のもとにかよひけるが、高楼のれんじの前にて女の髪うちみだしたるうしろ影をみてその人かと前をみれば、額も表も一チめんに髪おひて、目はなもさらにみえざりけり。髪の長い遊女の姿をした女の妖怪。昔、男が遊郭で知り合いの女を見つけて見ると、顔が髪で覆われている毛女郎だったと言われている。【交渉+2】【他の女性に化ける】
C087
カード名:骨女[ほねおんな]
攻撃力:70
効果:この妖怪は攻撃力が100以上の相手妖怪の攻撃対象に選択されない。また、この妖怪が攻撃力が100以上の相手妖怪に攻撃宣言した時に発動できる。六面ダイスを一回振り5以上ならば、攻撃対象の妖怪を破壊して、攻撃宣言を無効にして、この妖怪の攻撃力を120にする。
解説:これは御伽ぼうこに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪燈神話にうちに牡丹燈記とてあり。若死にした恋人の魂が骸骨に宿った女の妖怪。昔、男の前に亡くなった恋人が生前の姿で現れた。男は札を貼り恋人が家に入れないようにしたが、隣人の裏切りにより男は骨女に殺された。【戦闘+3】
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。