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TRPG制作日記(298) 攻撃力と能力値(ルールブック第五章)2

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGルールブックの、アマテラスカードに関する章を制作しています。

アマテラスカードは、以下のようなカード名、攻撃力、効果を持つ妖怪が封じ込められた対戦用のカードです。


アマテラスカード「九尾の狐」


今日は、攻撃力に関係した項目を制作しました。

ルールブック第五章『

攻撃力と能力値

 攻撃力とは、元々の攻撃力である。対戦プレイにおいて、カードプレイヤーが妖怪を召喚すると、妖怪は元々の攻撃力を持つ妖怪として召喚される。攻撃力はゼロ以上で、マイナスの攻撃力は存在しない。攻撃力は主に対戦における戦闘で参照される。対戦では戦闘で相手妖怪を破壊できるが、相手妖怪を破壊する時には攻撃を受ける相手妖怪よりも攻撃する自分妖怪の攻撃力が上回ることが必要である。戦闘においては、攻撃力の高い妖怪は自分よりも攻撃力の低い妖怪を一方的に破壊して墓地に送ることができる。攻撃力が低い妖怪が自分よりも高い妖怪に攻撃すると、戦闘で、相手に損傷を与えることなく自分だけが破壊されて墓地に行く。攻撃力が同じ場合は双方が破壊されて、双方の攻撃力がゼロである場合は双方とも戦闘で破壊されない。アマテラスカードゲームの戦闘では、攻撃宣言に制限がないため何度でも妖怪は何度でも相手に攻撃できる。そのため、場で最も攻撃力が高い妖怪が存在している方が、戦闘で相手妖怪を全滅させて相手カードプレイヤーに攻撃することができる。すなわち、ゲームに勝利する。攻撃力はカード名と同じように効果により変化する。
 原則として、攻撃力が高い妖怪は強力な効果を持っている。普通、攻撃力100以上の妖怪は上級妖怪と呼ばれていて、カードプレイヤーのお気に入り妖怪、切り札として活躍することが多い。攻撃力に上限はないが、普通、攻撃力150が最強格で、攻撃力150を超えるような妖怪は特殊な妖怪である。一方、攻撃力95以下の妖怪は下級妖怪と呼ばれており、攻撃力50以上の妖怪は戦闘を、攻撃力50以下の妖怪は効果で補助するのが普通である。攻撃力が低い妖怪は戦闘で活躍することは難しいが、戦闘では活躍できない分、強力な補助の効果を持っている。例えば、窮奇は手札にある時に、自分妖怪が攻撃される場合に六面ダイスを一回振り、その結果が4以上であれば戦闘終了まで攻撃力を30上げる効果がある。また、木魅(男の子)は召喚されると相手妖怪の攻撃力をすべて20下げる。対戦では、切り札の攻撃力では負けていても、他の仲間妖怪の助けを借りることで相手の攻撃力を上回り破壊することが可能である。場に木魅(男の子)がいて手札に窮奇がある場合には、自分妖怪の攻撃力が相手より50も負けていても相打ちで破壊することができる。
 カードプレイヤーは成長してランクを上げるに従い、平安時代、室町時代、江戸時代と次の階層に移動する。初心者用の場所である平安時代では、カードプレイヤーの初期デッキは攻撃力100以上の切り札が一枚、攻撃力100から50が二枚、攻撃力50以下の妖怪が三枚を目安にすると良いだろう。室町時代からは自由に強いデッキを組み、純粋に強いカードプレイヤーを制作すると良いかもしれない。ただ、すべての妖怪を攻撃力100以上にするのは適切ではないかもしれない。窮奇や網剪のように、手札にあることで攻撃力を30も上げる効果がある妖怪をデッキに加えておけば、対戦を有利に運ぶことができるからだ。もし相手の手札に窮奇と網剪がいて、こちらには補助の効果を持つ妖怪が一体もいなかった場合には、効果で攻撃力を上げた相手の切り札にこちらの切り札が一方的に破壊される可能性がある。アマテラスカードゲームでは多様性が重要で、攻撃力の高い妖怪ばかりのデッキが必ずしも強いわけではない。むしろ、攻撃力50以下の妖怪達が対戦の紹介を握っている。
 通常プレイにおいては、カードプレイヤーは自由に妖怪を召喚できる。この場合に召喚した妖怪を挑戦の行為判定に参加させることは可能である。プレイヤーの宣言により召喚された妖怪、カードプレイヤーの自分妖怪を行為判定に参加させる場合には、攻撃力の一の位を切り捨てて十分の一にした値を参照される能力値として扱うことができる。カードプレイヤーの能力値の最大値は10で、アマテラスカードから召喚された妖怪は攻撃力100を超えることもあるので、妖怪を召喚して行為判定に参加させることができる場合には参加させると成功しやすくなるだろう。また、召喚された妖怪のみが行為判定に参加できる場合もあるかもしれない。とても素早い小型の妖怪を捕まえる場合に、召喚した窮奇のみが行為判定に参加できる場合がある。窮奇の攻撃力は20で、そのため参照される能力値は2として扱われるが、このような場合には目標値も7か8が設定されることが普通である。そのため、攻撃力が低い妖怪が必ずしも行為判定で役に立たないわけではなく状況に依存する。通常プレイにおいては、妖怪の設定が重要で多様な妖怪がいれば多様な挑戦が可能になる。

』ルールブック第五章

今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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