TRPG制作日記(232) キャラクターシート(ルールブック第三章)
キャラクターシートとは即興演劇のための台本であり、そこにはプレイヤーが演じるキャタクターの情報が書かれています。
プレイが始まると、プレイヤーは二枚のキャタクターシートに書かれた情報から人物をイメージして、この人物ならどのような会話をするか、どのような行動をするのかを考えながらプレイします
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、既製キャラクターシートシステムを採用しており、完成したキャラクターシートをシナリオに付録する予定です。
この点で、マーダーミステリーに近いゲームです。
キャタクターシートの構造については、基本ルールで決められています。
■ルール7 キャタクターシートは二枚用意する。キャタクターシートⅠにはキャタクター設定、能力値、自己肯定感、プロフィール、デッキの五つの情報が含まれる。また、キャタクターシートⅡにはキャタクター背景、キャタクター目的、禁止事項の三つの情報が含まれる。キャタクターシートⅠは他のプレイヤーに見せることが可能だが、キャタクターシートⅡは他のプレイヤーに見せてはならない。禁止事項は守る。
■ルール8(キャタクターシートⅠ) キャタクター設定には外見、名前、年齢、性別、性格(アマテラスワールド)、宇宙都市の六つがある。外見のみが絵で他は文字である。また能力値には容姿、経済、運動、交渉、技術、ランクの六つがあり、すべて1から10までの数字である。自己肯定感は50からは始まりプレイ時に変動して、最小値は0で最大値は100である。プロフィールは250字以下の文章で記述され、デッキには六枚のアマテラスカードが登録される。
■ルール9(キャタクターシートⅡ) キャラクター背景には非公開情報などが800字以下の文章で記述されている。キャタクター目的は最大四つの項目があり、それぞれに点数が設定されている(四項目の合計値は100)。これらはプレイ開始後にキャタクターシートに書かれている指示に従い徐々に効果的に公開していく。また、禁止事項は守るべき項目だがゲームマスターの指示が優先される。絶対非公開情報はロールプレイの参考のために書かれており公開しない。
■ルール10(キャタクター創作) ゲームマスターの許可があれば、プレイヤーは自分が担当するカードプレイヤーを改造及び制作できる。このときにはプレイが開始される前にゲームマスターに制作したキャタクターシートを見せて使用許可を得なくてはならない。カードプレイヤーの改造及び制作を行うときには創作基本ルールを参考にすることが好ましい。
今日は、ルールブック第三章の、キャラクターシートの概要について制作します。
ルールブック第三章『
キャラクターシート
プレイが開始されると、プレイヤーは自分が担当するカードプレイヤーを演じながら彼等の行動を宣言により操作する。このときに、プレイヤーはゲームマスターとは異なりシナリオを読んでいないため、物語の結論も物語が展開する場の背景も知らない。プレイヤーはゲームマスターから与えられる描写と説明、そして自分が担当するカードプレイヤーのキャラクターシートに書かれた情報だけからプレイを行う。キャラクターシートは二枚存在していて、一枚は公開情報が、もう一枚は秘匿情報が書かれている。公開情報が書かれているキャラクターシートは、キャラクターシートⅠである。キャラクタシートⅠにはキャラクター設定、能力値、自己肯定感、プロフィール、デッキの五つの項目が存在している。これらの情報は他のプレイヤーに公開されるだけではなく、他のカードプレイヤーが既に知っている情報として扱われる。プレイ前の自己紹介の時に、キャラクターシートⅠの情報は共有される。
一方、秘匿情報はキャラクターシートⅡに書かれている。項目は三つであり、キャラクター背景、キャラクター目的、禁止事項である。秘匿情報だが、キャラクターシートⅡの内容はプレイ開始後に徐々に開示されていく内容である。プレイヤーはキャラクター背景を公開しながら、またキャラクター目的を目指しながらプレイする。禁止事項はプレイヤーが守るべき礼儀作法である。キャラクターシートⅡはキャラクターシートⅠとは異なり他のプレイヤーに渡したり見せたりしてはいけない。しかし、ゲームマスターから求められたときには見せてもよい。キャラクター設定や能力値、キャラクター目的は下位の項目が存在している。
以下が、キャラクターシートの概要である。
キャラクターシートⅠ
キャラクター設定(外見、名前、年齢、性別、性格(アマテラスワールド)、宇宙都市)
能力値(容姿、経済、運動、社交、技術、ランク)
自己肯定感
プロフィール(二五〇字以下)
デッキ(六枚)
キャラクターシートⅡ
キャラクター背景(八〇〇字以下)
キャラクター目的(四項目)
禁止事項
キャタクターシートはシナリオに付録しているが、プレイヤーが自分で制作することもできる。しかし、プレイヤーが制作したカードプレイヤーを使用する時にはゲームマスターに許可を貰わなくてはならない。能力値及びデッキは、カードプレイヤーがシナリオを攻略する時に役に立つが、能力値が低く、強力なカードを持っていないカードプレイヤーが活躍できないわけではない。『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、シナリオ攻略ではなくてロールプレイを目的とした即興演劇である。能力値の低さは、そのまま演じる時の個性となる。そして、TRPGとは物語を生み出すための遊びなので、能力値が高いほど楽しいわけではない。何か大きな欠点がある方が、ロールプレイの幅が広がり楽しく遊ぶことができる。
』ルールブック第三章
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。