
TRPG制作日記(306) 古典妖怪3
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、プレイヤーが妖怪を召喚して対戦するカードプレイヤーを演じて楽しむ即興演劇です。
現在、このTRPGのルールブックを制作しています。
今日から登場する妖怪のデータを制作していきたいと思います。今日制作するのは、基本となる四体の妖怪です。
以前、役に立つ妖怪と役に立たない妖怪の二種類を用意する、という趣旨の計画を立てていましたが変更します。
役に立たない、デッキにいてもらったら困る妖怪を一体も制作しないようにする予定です。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGの妖怪には、攻撃力が高い妖怪と低い妖怪で大きく以下の三種類に別れます。

以前は攻撃力50以下は役に立たない妖怪として設定する予定でしたが、むしろ強力な補助の妖怪に設定し直すことにしました。
以下、最新の木魅、窮奇、網剪のデータです。
古典妖怪『
C001
カード名:木魅(男の子)[こだまおとこのこ]
攻撃力:20
効果:この妖怪が場にいる時、相手妖怪の攻撃力は20上げる。
解説:百年の樹には神ありて形を現すという。木魅といえば樹齢を重ねた老木に宿る老人老婆の妖怪が有名だが、この男の子の妖怪はまだ若いようだ。歌を歌うことで妖怪と人間を元気にする能力がある。樹木の精霊らしからぬ幼い子供であり、彼が恐れられる真の木霊になるには時間が必要なようだ。
C002
カード名:木魅(女の子)[こだまおんなのこ]
攻撃力:20
効果:この妖怪が場にいる時、自分妖怪の攻撃力は20下げる。
解説:百年の樹には神ありて形を現すという。女の子の姿で現れる木魅で、冒険がちな男の子の木魅の引き留め役である。歌を歌うことで妖怪と人間の心を静めて、争いを止める能力を持っている。樹木の精霊としてはまだまだ子供で能力は限られているが、いずれ真の木魅として成長するだろう。
C013
カード名:窮奇[かまいたち]
攻撃力:20
効果:自分妖怪が攻撃を受けた時に手札から発動する。六面ダイスを振り5以上なら攻撃を受けた妖怪の攻撃力を30上げる。
解説:両手が鎌になったイタチの姿をしている風の妖怪。悪戯が好きな妖怪で、一匹が風で転ばせて二匹目が鎌で切り、三匹目が薬を塗り治療するという。非常に素早いので、窮奇に悪戯された人は自分が切られたことに気付かず、後で傷を見て驚くらしい。基本的には穏やかだが凶暴な種族もいるらしい。
C014
カード名:網剪[あみきり]
攻撃力:20
効果:自分妖怪が攻撃する時に手札から発動する。六面ダイスを振り5以上なら攻撃する妖怪の攻撃力を30上げる。
解説:人間の髪を切る妖怪髪切りの仲間だといわれるが詳細は不明。サソリのような鋏と鳥のような頭をした妖怪である。漁師の縄を切ったり蚊帳を切ったりと誰にも気付かれないように悪戯をする。髪切りという妖怪は窮奇に似ていて、髪切りに髪を切られた者は自分が切られたことに気付かないらしい。
』古典妖怪
容易に計算できますが、木魅が場に二体いて、相手が攻撃してきたときに窮奇の効果を発動できれば攻撃力70がひっくり返ります。
相手のデッキに木魅、窮奇、網剪がいて、こちらのデッキに以上の四妖怪がいないと切り札同士の戦いで不利になります。
また、探索においても以上の四妖怪は活躍するでしょう。仲間が落ち込んでいるときに、木魅(男の子)が活躍するかもしれません。
今後は、デッキが上級妖怪1体から2体、下級妖怪攻撃役が1体から2体、下級妖怪補助役が3体から4体が理想になるように妖怪をデザインしていきたいと計画しています。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。