TRPG制作日記(133) アマテラスワールド
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは妖怪が暮らす和風世界のキャラクターを演じる即興演劇です。プレイヤーは宇宙都市で暮らす高校生となり、このTRPGの舞台となるアマテラスワールドでアマテラスカードゲームという競技を行います。
アマテラスワールドは七福神と管理者たちにより運営されており、平安時代、室町時代、江戸時代、大正時代と四つの階層に分かれています。プレイヤーはカードプレイヤーとなって、アマテラスカードゲームのランク10を目指します。
現在、このTRPGのルールブックを制作中です。ルールブックには『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGで遊ぶための基本的な情報が書かれており、その構成は以下を計画しています。
1はじめに
2世界観
第一部
3カードプレイヤー
4行為判定と衝撃
5アマテラスカード
6対戦
7自己肯定感
第二部
8ゲームマスター
9セッション
10シナリオ制作
11神仏と妖怪
12アマテラスワールド
13秘された記録
昨日はアマテラスワールドの住人たちのデータが書かれる十一章についての計画を書きました。
今日は舞台となるアマテラスワールドについて書こうと思います。
TRPGの舞台であるアマテラスワールドはアマテラスカードゲームを行うための仮想世界であり、プレイヤーの成績に基づいて入場可能な階層構造になっています。
この成績はカードプレイヤーの能力値のランクに該当します。
この十二章は十一章と同じく、シナリオ制作のためのデータが書かれておりそれぞれの階層の簡単な地理が説明されています。
また、その階層で使用できるカードも説明する予定です。
第一の階層は平安時代です。
もっとも下の階層であり、あらゆるカードプレイヤーが平安時代でアマテラスカードゲームを行うことができます。
また、初心者屋敷があり、カードプレイヤーの初心者のための施設が充実しています。
第二の階層は室町時代です。
この時代は平安時代と江戸時代をつなぐ中間的な階層であり、アマテラスカードゲームに慣れてきたプレイヤーたちがちょっと高度なカードプレイを楽しむための場所です。
江戸時代に比べると地理が充実しており、日本中に様々な神仏や妖怪たちが暮らしています。
この階層には弁財天がおり、彼女の豪華客船で毎年夏になると催しが開かれています。
第三の階層は江戸時代です。
アマテラスワールドの中心となる場所であり、この階層でカードプレイヤーたちはランク10を目指します。
江戸時代ではあらゆるカードを使用できます。
ランク10を目指すわけではなく、ただコミュニケーションツールとしてアマテラスカードゲームを楽しんでいるカードプレイヤーたちは、ここでのんびりとカードを集めたり対戦したりします。
東北地方に恵比寿がおり、彼に挑戦して勝つことは多くのカードプレイヤーの目標の一つです。
最後の階層は大正時代です。
洋風の建物が多い大正時代は、ランク10かランク10への挑戦者のみが入場を許されています。
また、アマテラスカードゲームは国際大会が開催されていますが、その大会は大正時代で行われます。
神仏と妖怪の章、そしてアマテラスワールドの章の二つの章はシナリオ作成のために必要となる情報です。
そのため、このアマテラスワールドには、ただ地名だけではなくて、その階層の文化などについても書こうと思います。
最終的には、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのルールブックは充実したものを完成させたいと思っていますが、初版は十章から十三章までの四つの章は控えめな完成度になると思います。
特に神仏と妖怪の章、そしてアマテラスワールドの章は現実的な問題として平安時代を中心に執筆する予定です。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは長期的な制作を予定しており、室町時代や江戸時代、そして大正時代はサプリメントという形で別の書籍として出版しようと思っています。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは、初心者向けに、ほとんどマーダーミステリーのように遊べることを目指しています。
そのため、正規シナリオを充実させるつもりです。
少なくとも最初の二年間くらいは、第一の階層である平安時代のシナリオしか制作できないでしょうし、アマテラスカードも平安時代で使用できるカードしか充実させることはできないでしょう。
そのため、平安時代以外のデータはあまり意味がなく、ゲームとしての質を上げるためには平安時代に集中した方が良いと考えています。
『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGルールブックの初版は、おそらく平安時代編という副題を付けても良いようなルールブックになるでしょう。
試作ルールブックを制作していた過程で、一年以内にアマテラスカードを100枚以上設計するのは難しいと感じたので、質を担保するために少なくとも古典妖怪に関しては100枚程度しか作らない予定です。
アマテラスワールドの章の文章量は、平安時代八割、そして残りの二割で室町時代から大正時代を書こうと計画しています。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。