【子育て】子どもに真に伝わる3つの土台作り

太陽のトニー

2020年8月24日 08:49

前回の記事で子どもへの伝え方について『子育てベスト100』のアウトプットをしました。

子どもに伝わりやすい5つのスキルがありましたね。

しかし、正直なところ、テクニックよりも土台作りをしっかりしていなければ真に伝わらないでしょう。

今回はトニー流　子どもに伝わるための土台づくりの話をしたいと思います。

子どもに真に伝わる3つの土台作り

①心の矢印相手に向ける
②振り子の法則を理解する
③聴く態度は鏡のよう

①心の矢印を相手に向ける

心の矢印とは、自分の気持ちがどちらに向いているかという事。

考えてみてください。

今、自分が言った言葉は果たして相手のためになっているだろうか？

自分の気持ちを優先した言葉になっていれば自分に矢印が向いています。

真に相手のためになっていれば矢印は相手に向いています。

例えば、朝、保育園の登園時間にギリギリで「早くしなさい！」と言う。
この言葉は誰のための言葉でしょう？早くして良いことがあるのは誰でしょう？

「早く！」と言っている自分ですね。
もちろん、早く行けば登園時間に間に合って、子どもも遊ぶ時間がたくさんできて良いことはあります。

ですが、早くしたがっているのはやはり自分だけで、子どもは後先など考えません。「今」やりたいことに夢中になっています。

子どもにとって、保育園に遅れて行こうが親が会社に遅れようが全く気にしません。

保育園に遅れて恥ずかしい思い、会社に遅れて困るのは自分なのです。

相手に矢印を向けるのであれば、「早くしなさい」という状況を作らないように時間配分等をしていく必要がありますし、言葉も変わってきます。

例えば、

「今日保育園で何して遊ぶ？」
「〇〇ちゃんもう来ているかな？」
「今日も□□で遊ぶのかな？」など、

これらは子どもに楽しみな事を伝えて行く気にしていく言葉がけです。心の矢印が自分ではなく、子どもに向いているのがわかりますか？

相手を思いやった言葉、相手が行きたくなるような言葉を使うこと。それこそ心の矢印が相手に向いていると言えます。

相手を思いやった言葉は相手もそれを感じて聴き入れてくれる確率は高くなります。

少し深呼吸をして、相手に心の矢印を向けて言葉を伝えると、相手も反発する事なく耳を傾けてくれことでしょう。

②振り子の法則を理解する

振り子というのは、紐の先に重りが付いていて、揺らすと左右均等に重りが振れます。

話すと聴くの原理は、この振り子のようになっています。

どういうことかというと、

相手の話を聴いた分だけ、自分の話も聴いてくれるということです。

メソッド1.2でもあったように、子どもと対話したり、子どもの話に耳を傾ける
ことはとても大切です。

どれだけ真剣に、じっくりと話を聴いてくれているかで、こちらの話を聞き入れる器の大きさが決まってきます。

ただし、気をつけなければならないのは、どれだけ対話や話をじっくり聴いていても、「早くしなさい！」「これしなさい！」「喧嘩しない！」など、こちらからの一方的な声がけ（指示）ばかりしていると、聞く器の総量が少なく、もしくはゼロになってしまう場合がありますので気をつけましょう。

③聴く態度は鏡のよう

子どもは様々なものを真似ることで学習し、覚えていきます。
親は1番身近にいる学習モデルです。
親の姿勢・態度など本当によく見ており、真似をします。

それはもう鏡のように同じになってきます。

もちろん親のみではなく、自分の周りの環境に大きく影響されていきますので、100％親のみ。と言うことはありません。(例えばテレビやその他メディア、友達、保育園の先生、親戚、お店の店員、近所の人などからも少なからず影響を受けます)

子どもの話を聴く時、よそ見をしながら聴いていれば子どもはよそ見をして聴く姿を学習します。
適当に聞き流していれば子どもも適当に聞き流すようになります。

子どもにどんなふうに聴いて欲しいかな？それは自分自身もそうしているかな？と

自分の話を聴く姿勢を見直してみましょう。

まとめ

子どもに真に伝わるためには、
・自分中心の言葉を使わず、相手を思いやった言葉を使うこと。
・子どもの話をじっくり聴いた分だけこちらの話も聴こうとする。
・子どもの話をしっかりと聴く姿勢を意識していく。

過去の参考

あなたの子育てを心から応援しています！最後まで読んでいただきありがとうございました！