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ラオス語の人称について

これも一年以上ずっと書きたいなって思ってたやつです
ある程度ラオス語でラオス人とコミュニケーション取れるようになった外国人が悩むポイントなのかなとも思う

何十人ものラオス人同士の会話を聞いてきて、色々な人に意見や使い方を聞いて考えただけのもので、別になんか文献読んだとか専門家に聞いたとかそういうのじゃないので必ずしもあってる保証はありませんあくまで個人の見解です
異論待ってます
あとは地域はビエンチャン、世代は10代〜20代中旬限定です
そして広げたら広がりまくるのでとりあえず今回は、同年代同士と話すときの、一人称&二人称に限定します

Iとyouしか使わない英語に比べれば、まあ日本語も相手や場合によっての使い分けがあるけど、ラオスはそれ以上にもっと、親しい度合いや同年代でも関係性によって使い分けるから面白い(ややこしい)

まず基本が コイ(ຂ້ອຍ 【khòy】)、ジャオ(ເຈົ້າ 【câo】)
教科書で載ってる基本のやつです
初対面でも何年来の中でも使える万能くん
とりあえずこれ使っとけば失礼に当たることもないし、なんか変に勘違いされることもない
真面目な性格の人とかだと、普通に仲良い人に対してもコイ、ジャオを使ってる
けど大体のラオス人の性格からして、コイ、ジャオを使う関係性=相手との距離があってあまり親しくないというイメージを持つことのほうがおおい印象です
だから恋人同士でコイ、ジャオを使ってる人はまずみたことないしそれはおかしいってラオス人みんな口を揃えて言ってるな


その次に万能なのが カオ(ເຂົາ【khǎw】)、プン(ເພິ່ນ【phən】)
ちなみにカオは三人称、プンは三人称の尊称です(ややこしくしてごめん)
コイ、ジャオよりもフレンドリーな感じで、ちょっと甘い感じ
だから男同士よりは女同士、男女間で使われる方が多い
もちろん男同士でも、ほんわかしてたりする感じの性格の人だったりすると使っててもあんまり変な感じはしないらしい
ただ、もしクソ真面目な男二人が使ってたらちょっとおかしい感じはするらしい
もちろん友だち同士でも使うけど、恋人同士はほとんどみんなカオ、プンで呼んでる
初対面で使ったらちょっとおかしいけど、それなりに人間関係が構築されてたら全然使えるし別に失礼にも当たらないので結構万能


あんまり良くない言葉とされてるのが クー(ກູ【kǔu】)、ムン(ມຶງ【mɯŋ】)
おれ、おまえみたいなキツい感じ(男女関係なく使います)
ほんとに仲良くないと使わないし初対面で使うとかはまあまずありえない、失礼になるので
だからほんとに気心知れてる人にしか使わないし、ラオス人でもちょっとキツいから使わないな〜ていう人もぜんぜんいる


あともうひとつおまけ 一人称、二人称ともに名前で呼び合うパターンもあります
これは溺愛カップルが使うみたいなイメージが多いらしく、普通に仲良いカップルでもほとんど使ってるのはみたことないかな
仲良しカップルでもみんなカオ、プンを使ってるイメージ

ちなみに、タイでは目上の人に話したり仲良い友だち同士とかと話すときでも割と普通に自分の名前を使うし相手を名前で呼ぶから、名前を呼び合う=ラブラブカップルみたいなイメージはいまだにわたしの中では構築されない


カオ、プンと似たようなノリの ハオ(ເຮົາ【háw】)トー(ໂຕ【tǒo】)ってのもあるけど、同世代間ではほとんど使ってるの聞いたことないな
だから割愛します(テキトー)


結論わたしは、困ればとりあえずコイ、ジャオを使っといて、付き合いも長くなり仲良くしたいと思ってる人にはカオ、プンを使っとけばいいんじゃないかなと考えてます


どうでもいいおまけ
わたしのばあい
職場では最年少だったのでずっと一人称はノーンだったし他の人たちはみんな先生なのでアチャーンて呼んでました楽勝

それ以外の同世代の友だちとは大体カオ、プンを使ってた
私が外国人だからかずっとコイ、ジャオを使ってくる友だちもいたけどなんとなく仲良くなれてない気がして嫌だったのでわたしは無理やりカオ、プンを使ってたうける
そうしていけば大体は向こうもカオ、プンを使ってくれるようになりますお試しあれ

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