マフラーを編んでみよう!
編み物初心者さんが最初に編むなら
やっぱりマフラーでしょうか。
昔も今も、バレンタインデーやクリスマスのプレゼントに
マフラーを編む乙女がいて、
大好きな人のためにマフラーを一生懸命編んでいる姿をみると
私まで幸せな気持ちになります。
みんな幸せになってほしいな。
ここでは、編み物最初の一歩として
マフラーの編み方を
写真や動画を入れながら書いていきます。
編み物を始めたい方の参考になったら嬉しいです。
編み図を確認する
まず、編み物の本やインターネットのサイトで見たマフラーの写真と編み図の中から「これを編みたい!」とデザインを決めます。
今回は初心者さん向けに、
縄編みのマフラーを編みます。
実際に編み物の本を使用して説明したかったのですが、
著作権の問題があるので
編み図はtaiyoukaの編み図を使用します。
「これを編もう!」と決まったら、編み図と情報をしっかり確認します。
・使用糸
・使用している針の太さ
・ゲージ
・完成サイズ
編み図を見ると、
・使用糸は並太の毛糸を使用
・使用している針は8号の棒針
・ゲージは10㎝の中に23目26段
となっています。
使用毛糸はメーカー・毛糸名が記載されていることが多いですが、
違うメーカーの毛糸を使いたい場合や
廃盤になっていてもうその毛糸が手に入らない場合は
毛糸の太さを参考に毛糸を選んでください。
使用する編み針の太さは
自分のゲージに合わせて変更してOK。
ゲージは面倒くさいと言わずに
きちんとスワッチを編んで
ゲージを取ってくださいね。
並太以外の太さの毛糸を使用する場合も
ゲージを取ればサイズをに合わせて編むことができます。
ゲージの必要性&取り方は
の2記事を確認してください。
次に模様の確認ですが、
このマフラーは
・表編み
・裏編み
・ねじり目
・縄編み(右上3目交差)
で編むことができます。
あっ、縄編みがあるので縄編み針も用意してください。
縄編み針は3本セットで販売されていて、
糸の太さで使い分けするので1セット購入しておくといいですね。
編み図を確認したところで
実際に製作にはいりましょう!
毛糸は何玉用意したらいい?
今回使用する毛糸は、
ハマナカの「ソノモノ アルパカウール並太」
毛糸を用意するときに何玉あったらいいかな~って考えることが多いと思います。
できるだけ無駄にしたくないって思うけど
足りなくなって追加で購入したらロットナンバーが違って微妙に色が違うということもあるので、少し多めに用意した方がいいですね。
マフラーの場合、2~3玉でできる物もありますが、
デザインによっては5玉ぐらい必要になるので
5~6玉用意しておくと安心です。
長めのマフラーやフリンジを付けることもできるし
残ったらニット帽を編んでもいいですし。
毛糸のラベルを確認すると
参考使用針 棒針6~8号
標準ゲージ 棒針21~22目 26~27段
となっています。
標準ゲージはメリヤス編みのゲージです。
毛糸のラベルにゲージが書いてるから
スワッチを編んでゲージとらなくてもいいや~って思わないでくださいね。
ラベルのゲージは、標準であり、あなたのゲージではありません。
人それぞれの手加減があり、
使用する編み針の太さによっても異なってきます。
6号針でスワッチを編んでみて、
編み地が「なんかキツイな~」って思うときは
7号針、8号針で編んでみましょう。
ゲージを取ったら・・・
スワッチを編みました。
※スワッチは水通ししてくださいね。
10㎝角の中に、何目何段ありますか?
ゲージ:23目26段で
サイズ:30㎝×150㎝のマフラーを編む場合は
10㎝で23目26段なので
23目×3=69目
26段×15=390段
となります。
でも、9目8段で1模様なので、
9目×7模様=63目
左右の縁として、右に1目、左に4目
合計68目
8段×48模様=384段
作り目から最初の縄編みをするまでに4段なので、
最後の縄編みの後も4段プラスして
384段+4段+4段=392段となりますが、
最後に伏せ目をして合計393段
このように模様編みの場合は
ゲージから目数と段数を出します。
衣類などきっちりサイズを合わせたい場合は
針の号数を変え、
模様が崩れないように
サイズ通りになるようにするのですが、
ここは初心者さんが楽しく編み物をするうえで目的なので
多少の誤差は手編みの良さということで
1目3段の差をOKとしています。
この考え方・計算の仕方を理解すると
自分で模様をアレンジすることができますよ。
編み始めよう!
作り目は指にかける作り目を68目つくります。
表編み
裏編み
ねじり編み
縄編み
上記の編み方でひたすら編み図通りに編んでいきます。
392段まで編めたら、伏目をします。
伏目
糸始末
伏目が終わり、次は糸始末。
この糸始末が嫌い!って人も多いですが、
完成まであと少し。
糸始末については、以前編み部noteで説明しているので
そちらをご覧ください。
糸始末が終わり、このままがいい!って人は
水通しをして完成にしてください。
でも、フリンジ付けたい!という方もいらっしゃると思うので
フリンジの説明もしますね。
フリンジの付け方
フリンジの長さ・本数はお好みで。
ただし、半分に折って付けるので
希望の長さ×2+αになります。
例えば10cmのフリンジにしたい場合は
10×2=20㎝+1㎝ぐらい=21㎝ぐらい
今回は2本を4目ごとに付けていきます。
※2本を半分にするので4本のフリンジになります。
完成
フリンジを全部付けて、水通しをして、乾いたら完成!
この記事を見ながら編んでみたけど
ここが分からない!ってことがあったら
ぜひご連絡ください。
修正&追記をしていきたいと思います。