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アートとデザインとイラストの違い

太陽です。アートとデザインとイラストは何が違うのでしょうか?どれも似ていて、でもちょっと違う感じもあります。ビシッと分けることができなくて曖昧ですよね。ここではその違いを簡単にご紹介します。

アート

1 芸術全般を指す言葉

2 現代アート(現代美術とも言います)などの純粋美術を指す言葉

の2つの意味で使われていることが多いです。1の芸術全般を指す言葉として使われるとき、デザインやイラストも含まれます。なので音楽や文学、演劇や映画も含んだ広い意味で芸術を指します。

2の純粋美術は、デザインやイラストを含みません。実用性から独立した、現代アートなどの芸術的価値のあるものを指します。平たく言うと、見て楽しむもの。です。

アートには、その場の言葉の使われ方によって、デザインとイラストを含む意味と含まない意味があるので、ややこしくなるんですね。。

デザイン

応用芸術とも言います。実用的なものを指します。例えば商品のパッケージ、雑誌のレイアウト、本の表紙、webなど平面のものだけでなく、扇風機の形 スマホの形、ボトルの形など立体のものなど、何かに使われるもので、何か意図を伝えたり、何かを飾ったりするためのものです。

また、例えばその商品のパッケージが具体的にどんな計画になるのかの案(プラン)をデザインと呼ぶこともあります。

実用的で、意図して何かに使うもの、その見栄えをデザインといいます。

イラスト

デザインの仲間で、実用的な絵を指します。例えば、活字の本に添えられた絵や、商品のパッケージに添えられた絵、雑誌の記事を説明するための絵など、何かに使われることを目的とした絵をイラストと言います。

写実的な絵でも、漫画のような絵でも、子供のような絵でも、CGで描かれた絵でも、それが商品のパッケージなどに使われるのであれば、それはイラストと呼びます。

写実的な絵でも、漫画のような絵でも、子供のような絵でも、CGの絵でも、何かに使われるのではないなら、アートになります。お部屋に飾るなどの絵ですね。

しかし、イラストの模写をイラストと呼んだり、イラストが好きで、飾る用の絵を描いてイラストと呼んでいる場合もあります。(これによってそれぞれの違いがわかりにくくなっているのかなと思います。)


さていかがでしたでしょうか、簡単にそれぞれの違いについて書きました。

ややこしい原因は、写実かどうか、漫画っぽい絵かどうかで分けるのではなく、その絵があるポジションで分けている点です。写実であっても商品になるならそれはイラストになりますし、漫画のような絵であっても、それが何かに使われるものではなく純粋美術として表現されているならアートになります。

「使うのがデザイン、見て楽しむのがアート。」ポジションにそれぞれを区別するポイントがあるということです。


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太陽/画家
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