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【初めてのデッサン】 デッサンをするために必要な画材リスト
太陽です。これからデッサンをする方へ、揃えるべき画材をご紹介します。画像はデッサンを8年ほど続けている私が、実際に使っている道具です。
これらの道具でデッサンを始めることができます。絵の上達にお役立てください。
デッサン道具リスト
【鉛筆、ねりゴム、消しゴム、ペン型消しゴム、羽ぼうき、カッターナイフ、鉛筆ホルダー、測り棒、目玉クリップ、フィキサチフ、画板、画用紙、モチーフ】
下記で詳しく見ていきます。↓
描く道具
鉛筆 6H〜6B
鉛筆は6H、5H、4H、3H、2H、H、HB、B、2B、3B、4B、5B、6Bが便利です。
ブランドは私はユニを使っています。(他にもステッドラーなどがあります。デザイン系はステッドラーを使う方が多いです)
6Hが硬く(薄い)、6Bが柔らかい(濃い)鉛筆です。6H〜Hまでは1本ずつ、2B〜6Bまでは2〜3本ずつ持っています。柔らかい鉛筆は、鉛筆の先が丸くなりやすいので何本か用意しておくと、その都度削らなくていいので便利です。
硬さの違う鉛筆を使い分けることで、モチーフの素材感を描き分けることができます。
ねりゴム
消すときに使う粘土のような消しゴムです。練って使います。伸ばして練って柔らかくして、修正したいところに押し付けて消します。練ると粘着力が増すので練って使ってくださいね。
平べったくして広い範囲を消したり、細くして細かいところを消したりして使います。固形の消しゴムと違ってかすが出なくて、画用紙を痛めにくいです。デッサンは描いたり消したりを繰り返して絵を描くのでこの紙を痛めにくいねりゴムを使います。
ねりゴムは買った時は真っ白ですが、使っていくうちに黒くなって行きます。また黒くなるほど吸着力が下がっていきます。
この吸着力が下がった練りゴムはあまり消せない反面、少しだけ消したいときには便利です。うまく活用しつつ、適度に新しいものに取り替えてくださいね。
新しく買ったら、2つに分けて使うといいですよ。一個丸ごと使うのは多いのと、よく消す用と少し消す用で使い分けるなどができます。
消しゴム
固形の消しゴムはしっかりキレイに消すときに使います。私はMONOを使っています。
使うタイミングは、デッサンが完成した後に、紙の余白に付いた鉛筆汚れを消したりします。ねりゴムよりもよく消えますが、紙を痛めやすいので注意です
ペン型の消しゴム
シャープペンシルのようにカチカチと押して出して使う消しゴムです。出しすぎると折れるので注意です。これは、細かいところでキレイに消したいところに使います。
例えばガラスのコップやスプーン、ワインボトルのピカッと光った感じを表現したい時に便利です。このように質感を出すのに使ったり、細かく修正したいときに使います。
カッターナイフ
鉛筆を削るのに使います。デッサンの鉛筆は、文字を書く用と違って、先を尖らせて使います。
そうすることで、鉛筆を寝かせて広範囲を描いたり、鉛筆を立てて細かく描いたりと使い勝手が良くなります。なのでカッターナイフで一本一本削ります。
上の写真のように、削る範囲が広く先っぽは1〜1.5センチくらい出します。削る範囲は先っぽも含めて、だいたい3センチくらいです。
柔らかい鉛筆(B以上)ほど折れやすいので優しく削ってくださいね。私も何本もボキッと折れて失敗しながらうまくなりました。
削るときは、周りから削るよりも、「先っぽをまず尖らす→周りを削る」とやりやすいです。周りを削るときは、ボコボコガタガタにせず滑らかにする方が、寝かせて描くときに便利ですし、見た目もキレイです。
鉛筆ホルダー
短くなった鉛筆の軸を長くして補助する軸です。描くときも削るときも便利ですよ。私は2本持っています。
羽ぼうき
紙についた鉛筆の粉を払ったり、固形の消しゴムのカスを払ったりするのに使います。柔らかい鉛筆で描くと、画用紙にのりきらなかった粉が周囲に飛んだりします。それらを払って画面をキレイにするときなどに使います。
測り棒(スポークなど)
モチーフの比率を図るときに使います。画材屋さんに行くと測り棒という名前で売っています。25〜30センチくらいの細くてまっすぐな棒であればなんでもいいです。
私は自転車のタイヤについているスポークを測り棒にしています。菜箸を使う人も見かけたことがありますが、菜箸は先が細くなっているので少し見づらいかなと思います。自転車のスポークはオススメです。細くて硬くてまっすぐなので使いやすいです。
目玉クリップ
画板(カルトン)に画用紙を挟むのに使います。目玉クリップでなくても、大きめのクリップならなんでも大丈夫です。
フィキサチフ(画溶液)
完成したデッサンを保護できます。出来上がったデッサンは、消えやすいので、このフィキサチフ(画溶液)を完成したデッサンにスプレーしてコーティングします。鉛筆が消えなくなり、周囲を鉛筆の粉で汚さずに済みます。
使うときは良く振ってから。私は大きめのゴミ袋の中に画用紙を入れて、その中でスプレーしたり、屋外で吹きかけています。そして乾かして保管しています。
一度スプレーすると上から描けないので、完成したデッサンに吹きかけてくださいね。まだ描いている途中なら、画板の中に挟んでおいておくのが良いです。(途中のデッサンは時間がたつと薄くなるので早めに完成させてください)
画板(カルトン)
画用紙の下敷きに使います。一枚ものより、二枚で中に紙が挟めるタイプの画板が便利です。サイズは、4つ切り画用紙が収まるものを用意してください。
静物デッサン(ティッシュ箱やタオル、フライパンなどのモノ系)ならこのサイズで十分です。その後、石膏デッサンをするときは、大きなサイズの画板を使ってください。
画用紙(四つ切り、八つ切り)またはケント紙
画用紙は初めは八つ切りの小さいサイズで一点モチーフ(立方体、球体など)を描き、2点モチーフ(タオルと縄、ガラスのコップと紙など異素材のもの同士を描く)になると四つ切りを使います。
画用紙(ざらっとした紙)かケント紙(ツルツルした紙)かはお好みです。
・あなたがデザイン系の方ならケント紙(線がくっきりわかりやすい)
・美術系なら画用紙(境界線がボケやすい)がオススメです。
モチーフ例
1点モチーフ
立方体 球体 円すい ティッシュ箱 ワインボトル 金属のボウル ガラスのコップ フライパン おたま ペットボトル コピー用紙 毛糸玉
2点モチーフ
コンクリートブロックと紙テープ レンガブロックと発泡スチロール タオルと縄 木の棒と紙箱 ビニールテープと器 色紙とガラスベース バスケットボールとぬいぐるみ 石と布 ホースとボール スリッパと紙袋
初めてのデッサン、ドキドキしますよね。これらの道具を揃えていざ描いてみてください。
最初は大変ですし、時間もかかりますが、だんだんこれはどう描こうかな。これはこんな形をしていたんだな! と描く楽しさや発見する面白さを感じていただけると思います。そしてあなたの絵が上達していきます。
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