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Zoomの“1対1なら時間無制限”がついに終了

コロナ禍ですっかり市民権を得た、オンライン会議ツールの“Zoom”ですが、2022年5月2日から、無料アカウントが主催(ホスト)する打ち合わせの制限時間が、参加人数に関わらず、一律40分になってしまいました。無料のままでの乗り換え候補としては、現時点ではGoogle Meetが有力そう。また、Zoomで有料アカウントに切り替える際のチェックポイントもまとめてみました。

1対1が多い人にはお得だったZoomの無料アカウント

打ち合わせに参加するだけなら特に変わりなし

Zoomは便利なオンライン会議ツールです。打ち合わせには招待されて参加するだけなら、自分は無料アカウントのままでも、時間制限の対象にはなりません。
今回変更になったのは、主催者(ホスト)アカウント側が無料アカウントだった場合です。大きな組織で働く人よりも、個人事業主などに大きな影響がありそうです。

3人以上での打ち合わせには、もともと40分の時間制限

これまでも、打ち合わせの主催者(ホスト)が無料アカウントだった場合、3人以上が参加する打ち合わせには、時間制限がありました。開始後、40分が経過すると、Zoomが自動的に切断されてしまいます。そこで打ち合わせを終えることにするか(無駄に長い打ち合わせが減るのは良いですね!)、参加者全員がもう一度つなぎ直すという手間が必要です。

一方、2人(1対1)での打ち合わせの場合は、主催者(ホスト)が無料アカウントだったとしても、これまでは時間制限がありませんでした。一応、30時間で切断されるという設定ではありましたが、事実上、無制限のようなものです。
そのため、1対1の打ち合わせの方が多いという人(オンライン面談に使う専門職など)の中には、たとえお仕事での利用でも、無料アカウントのまま使い続けていた方が少なくないと思われます。

これからは2人(1対1)でも40分まで

ところが、5/2から、この時間制限対象が変更になり、2人(1対1)だけでの打ち合わせでも40分経過すると、自動的に切断されるようになりました。4/29に運営公式サポートページに掲載されてすぐの実施ですから、ちょっと驚きましたが、無料提供の大盤振る舞いをいつまでも続けられないのは、営利企業ですから仕方ありません。

他のオンライン会議ツールの状況は

他にもあるオンライン会議ツール

Zoom以外のオンライン会議ツールとして、Google Meet(ミート)、Microsoft Teams(チームズ)、Cisco Webex(ウェブエックス)がよく使われています。それぞれに一長一短はありますが、以前と比べると、各ツールの機能差はかなり縮まっています。Zoomに慣れている人が移行する時の負担感も、各ツールほぼ同等と言って良いでしょう。

無料で使える範囲はいまどうなっている

コロナ禍で、“無料開放”という名のお試し利用範囲がぐっと広がった時期もありましたが、本日時点では、主催者(ホスト)が無料アカウントの場合、使える時間の上限は以下の通りです。

この比較を見ると、これまでZoomの無料アカウントで主催者(ホスト)を続けてきた方は、素直にGoogle Meetに移るのが一番良さそうです。
Meetは、主催するにも参加するにも、Googleアカウントがあればすぐに使い始められます。
たとえばGmailを使っている人なら、ブラウザ画面の左上にあるMeetのアイコンを押すだけです。

Gmail画面の左上にMeetアイコンが表示されているはず

Zoomで有料アカウントを契約すべきか

打ち合わせを主催しないなら無料のままでも大丈夫

繰り返しになりますが、打ち合わせを主催しない(ホストにならない)のであれば、Zoomの有料アカウント契約の必要はありません。

士業やコンサルタント、コーチなどの専門職はこれを機に有料契約を

これまでオンライン面談(1対1)に、無料のZoomを便利に使ってきた専門職のみなさんは、Zoomのままで有料契約に切り替えるべきでしょう。
大組織の一員ではなく、個人事業主が使うのであれば、他のツールと比べ、まだまだZoomに一日の長ありと思われます。
せっかくクライアントがZoomに慣れてくれたのに、また新しくGoogle Meetの使い方を教えるという手間も無視できません。
有料アカウントにすると、時間制限の撤廃以外に、打ち合わせの様子の録画をクラウド(Zoom社側のサーバ)に保存することができるようになります。自分のPCのディスク容量や性能に余裕が無い場合には、便利です。

現在提供されている割引を適用したアップグレード価格の例

2022年5月15日までという短い期間ではありますが、移行措置として、最初の6ヶ月を50%オフに、または最初の1年を40%オフにするというアップグレード時の割引が提供されています。
毎月一回以上、オンライン面談が見込まれるのであれば、打ち合わせのための場所の確保や移動の時間、交通費負担と比較しても、月額税込み1,800円(40%オフなら1,100円)くらいの費用計上は、十分に元が取れるのではないでしょうか。

非営利団体はTechSoupへの登録で契約費用が半額に

“特定非営利活動法人(NPO法人)、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人、一般社団法人(非営利徹底型)、および公立図書館”を対象にした、ソフトウェアプログラムライセンスの割引購入の仕組みがあります。
Zoomの場合、50%オフでの利用が可能になります。(利用申請時に、別途手数料が必要)
詳しくは、TechSoup Japanのウェブサイトをご覧ください。

おまけ:
オンライン会議にいまオススメのウェブカメラはAnker PowerConf C200
この価格でこの内容はさすがAnkerという感じです。わたくしも、デジタル一眼(α6400)をウェブカメラとして使っており、その予備機として導入したつもりが、取り扱いの簡単さに、ついこちらで済ませてしまうこともしばしば。色合いも結構自然です。

最後に一言(・∀・)


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