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【舞台芸術のツボ】魔法にかけられる時間が日常をちょっと変える。 関西弁とパフォーマンスで笑顔にする大道芸人ジーニーさん

5歳のときから舞台芸術をこよなく愛する19歳、なかおたいようです。舞台芸術にはまるきっかけとなった出来事や、楽しむツボをお伝えしていきます。

長年通いつづけることで見えてきた「舞台芸術のツボ」

こんにちは。たいようです(@butaigeijyutu)。ぼくは、5歳のときからずっと大道芸や落語などの舞台芸術が大好き。忘れられない思い出を通して、舞台芸術を楽しむ「ツボ」を少しずつみなさんにお伝えできればと思います!

今日紹介するのは、大道芸人ジーニーさん!

大阪、関西を拠点に活躍する大道芸人ジーニーさんは、「水も滴るいいアイドル」(自称)。キュートな笑顔でみんなから愛されるキャラクター。みんなが知っている歌謡曲に合わせてバルーンアート、ジャグリング、マジックなど多彩なパフォーマンスで楽しませてくれます。

楽しい関西弁トークとパフォーマンスでまわりをどんどん引き込むジーニーさん

ジーニーさんとの出会いは、2013年福岡県の福津イオンにてパフォーマーの方々(大道芸人やマジシャン)が大集合するイベントがあった時のこと。

「ドン・ジーニー」というタイトルの大道芸を動画で見てジーニーさんのことを知っていたぼくは、イオンにジーニーさんがいるのを知って、どこのポイントにいるのか探しまわった。そして、会えた時の喜び!

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ドキドキしながら「今日は『ドン•ジーニー』をしますか?」と聞くと、「今日は『人間は嫌い』なんて言わないよ」と粋な返しにときめく。
(※ブラックな笑いを誘う『ドン・ジーニー』の中のせりふ)

いよいよ、ジーニーさんの芸がはじまる!
やわらかな関西弁ではじまるショウ。辺りを見渡すと、瞬く間にたくさんの観客がジーニーさんを囲んでいた。

近藤真彦の「ギンギンラギンにさりげなく」の曲と「ジーニー‼︎」 の合いの手が入ると会場が盛り上がった。
一青窈の「ハナミズキ」をジーニーさんの歌声BGMでローラーバランス。

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※写真は2017ふくやま大道芸のもの

キューピーちゃんをグラスに入れる芸は観客みなで見守る。
あっという間にみんながジーニーさんの世界に引き込まれていく。

ジーニーさんのテーブルクロス引きも、とても鮮やかに決まってかっこいい。
Twitterでは毎日一本ずつテーブルの上のグラスを増やし、見事に100本のグラスのテーブルクロス引きを成功。魅せられた。

「好き」は予想外の「できる」につながると知った日

「好き」の力は大きい。初めてジーニーさんのパフォーマンスを見た2013年福津イオンのショーから、ぼくはまねをするように。

ジーニーさんが楽しそうに3つの玉を片手で回し、その上にひよこの人形を回していたから、ぼくもやってみたくなったのだ。

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ヒーリングボールを2つまわす練習をはじめて、学校から帰って練習することが楽しみになった。
夢中になってぼくが練習していると、妹が「私も貸して貸して」と球を横取りしてくる。でもそううまくはいかない。
「兄ちゃん、簡単そうに見えるけど、やってみると難しいね」と妹。

毎日ずっと続けていたら、2つの球から3つの球を手の中で回す事ができる様になって、3つの球の上に水晶玉をまわすことができるようになった。

ジーニーさんがきっかけで始めた3つ球のジャグリング練習。
母は、「リハビリになるね」とニコニコ。でもまさか出来るとは思っていなかったようで、あるとき3つ球を回すことができて「できたー!」と叫んだとき、母はびっくりして飛んできた。
「好き」は想像を遥かに超えた力を発揮させることを実感した。

覚えていてくれるから、「好き」は続く

ジーニーさんは、お客さんのこともよく覚えていてくれる。2015年にふくやま大道芸祭で再会できた時には「大きくなったなー!イオン以来やな」と言ってくれた。2013年のイオンで会ったのを覚えていてくれた。

毎年ふくやま大道芸でジーニーさんに会えることが、楽しみになっていった。2017年には、帰りがけに「気ーつけて帰ってな」「『好き』を続けてよー」と手を振ってくれたのがとてもうれしかった。

2021年のふくやま大道芸うらグランプリ配信では、MCに楠田さんとジーニーさん。「ふくやま大道芸での思い出」というテーマでぼくが送った葉書が読まれた時、ジーニーさんがぼくの名前を聞いて「この子、知ってる。こうして手紙を送ってくれるのかぁ」と感慨深げに言ってくれた。こんなふうに芸人さんたちと長い付き合いができるのも、大道芸の魅力だと思う。だからこうして「好き」を続けられている。

ジーニーさんに聞いてみた

ジーニーさんに、「大道芸で伝えたいことは何ですか?」と質問すると、こんな答えが返ってきた。

大道芸はエンタメ。普段の生活でしんどい事があっても、《観ている30分間は何も考えずに重い荷物をおろしてジーニーを楽しむだけのポップな休憩を作れるようにしよう》と思っていました。ジーニーはショーをするときの気持ちの持ち方で細部の作り方が変わってくるので、頑張ります。

ジーニーさんのパフォーマンスは非日常の夢のような時間で、これからもがんばろうと思える。すてきな時間をつくってくれる大道芸人さんだ。ジーニーさんのような大道芸人さんがいるから、日常がちょっとだけ変わる。

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#舞台芸術のツボ #大道芸 #フェスティバル  

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