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若輩者ですが…
若輩者には、「年が若い者」という意味と、「経験が浅く未熟な者」という意味があります。
この言葉を使う場面がよくあります。これは別に嫌々ではなく、本当にそうだと思っていますし、いつも謙虚な気持ちでいようという気持ちから使っている言葉でもあります。
先日、ある公的な場でご挨拶をしたときに「失礼ですが、簡単に今津先生の経歴を紹介して頂いてよろしいでしょうか?」と聞かれました。こんなことを聞かれたのは初めてでした。よほど、頼りなかったのか、男性で若造で大丈夫?という印象だったのでしょう。僕に園長経験があることを聞いて少しだけ安心した様子でした。
似たようなことが、数年前にもありました。「もう少し経験のある先生だとこっちとしては安心ですけど…」と。
ケチョンケチョンデス。
そりゃそうですよね。園長先生と言ったら、普通は“おばあちゃん”(※以後おねえさまと表現)といったイメージです。保育の業界ではね(笑)。ITと言ったら、“イケメン若手社長”のようなイメージが“おねえさま”にあたるわけです。
それは前例がないからです。(どこかにはあるのだろうけどね。)
昔、転勤するたびに「え?男?」と言われ続けたあの感じです。男性保育士がいなかった職場に男性が来ると必ず言われるけど、次に転勤してきたやつは言われない。
それは前例を作ったから。
僕が30代で園長をやった時に言われた不審感は、今同じく30代で園長をしているジュン君は、おそらく市役所からは何も言われていないはず。
それは前例を作ったから。
園長も主任も男性保育士。こんな保育の現場で目新しいことも今年は何も言われていないはず。
それは前例を作ったから。
誰かがちゃんと前例を作ってしまえば、あとは当たり前のようになっていきます。なんだかこんなのの繰り返しですけどね。それが僕に与えられた使命なんでしょう。ラッキーなやつです。あとは「あなたでよかった」と感じてもらえるように頑張るのみです。
あっ、もう一つの方法としては、めっちゃオーラを出しまくって頼りになりますよ感をかもしだすことかな。
これはきっと僕はやらないほうがいい。と勝手に決めつけているので、マイナスからめちゃプラスにするだけですね。
それにしても、先日40歳になりました。「若輩者ですが…」の年齢制限はあるのかなぁ。
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