ZEST
まずは、舞台ZESTにご来場いただいた皆様誠にありがとうございました。
ずっとブログを書けずにいました。
忙しいからじゃなく、ログ(記憶)にしてしまうのはまだ寂しかったからです。
しかし、もうログ(記憶)になりかけているので書こうと思います。
この素晴らしい舞台で、自分に合った役で、舞台に出ることを終われて嬉しいと思う反面、寂しいとも感じます。
舞台が大好きでした。
けれど、舞台が好きすぎて、理想の舞台環境を求めてしまい、それが辛かった。
まるで自分の聖域を侵されているような気持ちになったり、良いことばかりじゃない舞台環境に「なんでかなぁ」と悩みながら、舞台に関わってきました。
しかし、やっとこの舞台環境は幸せだと思える舞台が見つかりました。
それは、SEPTでZEST。
音楽のアーティストさんたちと舞台をすることで、理想の舞台環境がそこにありました。
やはり音楽を生み出す仕事の人たちは感性が違うなぁと。
なんて1音、1音、台詞の一言一句に魂をこめて叫ぶのだろうと。
杉浦タカオさんの台本だってそうです、一言一句、無駄な台詞なんてなくて。
素敵な世界でした。
綺麗な世界でした。
優しい世界でした。
イツキという役は、役だったのかもしれないし、自分自身だったのかもしれない。
俺を選んでくれてありがとう、イツキ。
舞台稽古中、何度も自分の過去と向き合わせさせられ、苦しくなるし、吐きそうになるし、なんでこんなこと思い出さなきゃいけないんだとムカついたり…
SEPTでアインちゃんが何度も何度も繰り返し自分の過去と向き合ったように、自分と向き合わせてくれたんだなぁと。
繰り返し、繰り返し、何公演もさせられるとね、自分をさらけ出すのも、もう怖くなくなったよ。
生きるのがちょっと楽になったよ。
ありがとう。
素敵な家族とも出会えたよ。家族は切っても切れない縁で、また巡り会えるはず。
ありがとう。
今後の舞台出演は再演作品のみの出演となります。これからも、よろしくお願いします。
本当に、本当に、ありがとう。
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