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LGBTは認められるが、異性装者は傷つき続ける問題について。

昨今のLGBT問題。

レズビアン、ゲイ、バイ、トランスジェンダーの方はどんどん世界中で認められ、LGBTという言葉を知らない人は少なくなりつつある。
俺は日頃から男装で日常を過ごしている。

『LGBTなの?』ってよく聞かれる。

LGBTではなく、LGBTQのQが1番近い。

ちなみに、この場合のQは
クエスチョンではなく、クィアのほうだ。


補足:

  • L(レズビアン):同性愛の女性

  • G(ゲイ):同性愛の男性

  • B(バイセクシュアル):両性(男性・女性)愛の人

  • T(トランスジェンダー):心と体の性が一致しない人

  • Q(クィア):セクシュアルマイノリティの総称でもあり、男女の二元論に縛られない人


さらに言えば、俺は、

アンドロジナスだ。



補足:

男女両性の特徴をもつの意。「アンドロギュノス」ともいう。性の差異を超えて自由に考え行動しようという考え方。

そんな俺を少しジェンダーレスを齧った人は、『あ!ジェンダーの人だ!』と、気軽に呼んでくる。

困る。


ジェンダーの種類は何種類あると思ってるんだ、タイだけでも18種類あるんだぞ。

秋葉原で男装エスコートをしてたころや、歌舞伎町で男装ホストをしてたころは、傷付くことが少なかったように感じる。

それは、同じような人が多く理解がある街だったからだ。

しかし、実家の店がある、東京恵比寿。店長をやっている店、東京六本木。

特に現在住居を置いている、大阪岸和田。

この3つは、理解が無いように思えた。

男装で、スーツ姿で働いてる俺に対して、『結婚はしないの?』と、尋ねてくる人がいる。

こう尋ねられたら、『良い人がいればね』と答えます。

『はやく、結婚しなよ』と、言ってくる人がいる。

こう言われたら、『結婚した人にとっては結婚が1番幸せなんだから、この人は俺にも幸せになってほしいと思ってくれていることがありがたい。』と思う。


『きっと貴方には良い男性がいるよ』こういわれたら、『でしょうね。』と、答える。魅力的だからね。


それらの言葉は、彼や彼女にとっては当たり前の会話であって、なんの悪気もない会話だ。
それに対して俺も、ムカついてもいない。




それよりも傷付くのは、

『結婚したらしたで、絶対女として生きることに落ち着くよ』という言葉だ。

めちゃくちゃ傷ついた。

今の男でも女でも無い存在である、アンドロジナスな自分の存在全てを否定された気持ちになる。

『結果、男の人と結婚すれば考え方変わるよ』

変わるとは?

変えてきて、変えてきて、
今の俺が1番好きなんだ。


『良い人に出逢ったら女に戻れるって』
戻るとは?女であることに、女に見られることに、嫌気がさしたから男装をしてるんだ。



そんな言葉を同じように、
LGBTの人に言えるだろうか。



異性装者は、ただの異性装者なんだろうか。


性転換手術をしたり、男性ホルモンを打って、戸籍を男性に変えない限りそのような扱いをするんだろうか。

ならいっそ性転換手術を受けてやろうか。
いや、この綺麗な女性の身体である自分が好きだ。男性になりたいわけじゃない。



じゃあ、どうすればいい。


異性装者は、どうすればいい。


補足:この件に関して憤りを感じているわけでも、尊厳を踏みにじられて謝罪を求めてるわけでもない!!!

『こう言われたら困っている、どうしたらいいかわからない』と嘆いているだけのブログです。

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